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Intermezzo~間奏曲~

 年の瀬ですね。12月は、クリスマス、お正月に向かって、華やかな飾り。で、そんな中、”冬至”が滑り込んできて、冬至当日の過ごし方がニュースなどで流れてきたりしますね。
ゆず湯にかぼちゃ…もしかしたら、地方によっても様々な風習があるかもしれません。

で、なんとなく私が育った家の食を、思い出したりすることがあります。
子供の頃は、誕生日に何を食べたい?と聞かれたら、鶏の唐揚げを大皿に盛って食べたい!とリクエストしていました。
テーブルの真ん中に、ど~んと唐揚げやサラダなどが一つのお皿にあって、それをみんなで分け合うのは、何だか楽しい気分です。
母は、鶏肉も大皿に盛るのもあまり好きではなさそうでしたが(苦笑)、大皿リクエストは、たまには応えてくれました。

ところで、冬至のみならず年中見かけるかぼちゃ、皆さんの家ではどんな種類を煮物にされていましたか?
うちでは、黒皮南京(小菊南京とも言いますが)でした。
今はスーパーへ行くと、西洋かぼちゃが主流なのですが、私が子供の頃は、黒皮南京が沢山並んでいたように思います。
名前の通り、皮が西洋かぼちゃより黒々としていて、形も深い筋が入っているので、小ぶりですが、ちょっとごつごつした感じもあります。
味付けも、お出汁に醬油・みりん、と、煮物の定番といった味付けなのですが、口に運ぶと、さっぱりとした甘さなのです。

子供の頃、お店のお弁当に入っていた西洋かぼちゃの煮物を初めて食べた時、何だか独特の匂いがあって、”この臭さはなに⁈”とびっくりしたことがありました。
もちろん、今では私も普通に西洋かぼちゃを食べていて、芋々しい?感じは、お出汁がなくても、薄い味付けで十分、という感じでおいしく頂いています。

つい最近、久しぶりに黒皮南京を買って(やはりかぼちゃの中で存在感薄かった…)、煮物にしました。母が作っていた通りかはちょっと記憶が怪しいのですが、出来上がりは、やはりさっぱりとした甘さ。濃い味が好きな方には物足りないかもしれないけれど、煮物にありがちなもっさりした感じはないので、お勧めしますよ。

2023年もあと少しで終えますが、今回は、音楽以外の思い出を、書いてみました。
また、次回以降、音楽に纏わる話にお付き合い下さい。




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