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「前向き」の強要

前向きになるのは
素晴らしいことだ。

でも、

人に言われたからといって、

「前向きにならなければいけない」
という空気感は、
おかしい。

なぜなら、
当事者が
前向きになれなかった時、
自分を責めてしまうから。

そうなってしまったら
本末転倒だ。

とはいえ、
前向きに
なってもらった方がいい。

ただ、
それには
順序があるし、
時間も必要。

前向きは、
周りが「急がせる」ものではない。


よくあるのが、

「前向きになった方がいいよ」
と、アドバイスして
↓  ↓
すぐ後に、
「元気になって良かったね!」

という構図。

この中には、
どう見ても
アドバイスした人の
満足で終わっているものが
ある気がする。
 

まだ当事者は、
前向きになろう
と思うほど
元気でもないのに、

無理矢理
気分を持ち上げさせる
「前向きの強要」により、
笑顔にさせる。


この場合、
その時は
元気になったとしても、
すぐにまた
気分が下がってしまう事もある。

なぜなら、
「本物の元気」
ではないから。

→前向きになって欲しいと
寄り添うのなら、
今、目の前の人に

前向きになった時、
「どのようなメリットが生まれるか」
という事を「さりげなく」教え、
そっと導くべきだ。

そして、その内容は
具体的な方がいい。


アドバイスして
前向きに
なってもらおうと
考えるのは、

すごく素晴らしいことで、
優しい人にしか出来ない。

しかし、

当事者の気持ちが
アドバイスに
ついていけないなら、

優しさを貰うどころか、
負担にしかならない。

「前向きになるかどうか」、
「前向きになるペース・タイミング」は、
当事者自身が
決めることである。





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