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【詩】CMYKRGB
Keiさんの「白と黒」からインスピレーションを得て書かせていただきました。
C 曰く 今日も爽やかで参っちゃうなーオレ
M 曰く 桜も藤も、アタクシがいませんとね
Y 曰く 濁りを加えてやろうか
Kは無言
R 曰く このハイヒールにひれ伏せ
G 曰く 趣味は読書と映画鑑賞です
B 曰く ここにあったグラス知りませんか
CとMとYが集まって粒になり、
天地創造を表してのち、すべて混ざ
【炭酸刺繍】未完のタペストリー
ひとつの泡は戸惑い
ひとつの泡は怒り
ひとつの泡は素知らぬ顔で
ひとつの泡は薄ら笑い
ひとつの泡は深刻な顔で
ひとつの泡は壁に張り付き
ひとつの泡は虚無に陥る
ひとつの泡は消えてなくなり
ひとつの泡は新たに生まれる
ひとつの泡は渦巻いて上り
ひとつの泡は隣とくっつく
ひとつの泡は涙を流し
ひとつの泡は親密に震える
ひとつの泡は静かにまどろみ
ひとつの泡は激しく咆哮する
ひとつひとつの泡の
どれもひ
【返詩】ようよう白くなりゆくは
山根あきらさんの詩「ようよう白くなりゆくは…」に勝手に返詩を書かせていただきました。
咲いてこの世を 謳歌せん
散りて刹那に 酔う桜
見上げし人も 去りて後
花柄 紅き絨毯に
柔肌の下 紅き血の
潮の涙も かくあらん
穢れを纏う 雨垂れの
止みて 光の舞い踊る
ようよう白くなりゆくは
我が戯れの心ひとひら
【炭酸刺繍】 ××××
怖かったら目を閉じて
痛くないからだいじょうぶ
目に見えるのは輝きだけの針に
微かに泡の弾ける音がする糸を通し
口に咥えて両手の指を
あなたの全身に這わせて
××××を探す
透けた肌の下のもっと奥に
あなたの××××が眠っている
あなたが声をあげたところに
見つけた
あなたの××××をそっとなぞり
咥えていた針を持ち
刺す
弓なりの針を舞わせて
歌うように
リズミカ
春の恋バナ祭り💠アンタレス
テルテルてる子さんの企画「春の恋バナ祭り」に参加させて頂きます💕
「これ、あげる」
差し出されたレンの手には、銀の鎖にブルーっぽい手作りレジン的な何かがぶら下がっていた。
「え、ありがと」
何で、とも何これ、とも訊かずとりあえず受け取っておいた。
ヒカリは高校3年生。受験も気になるが恋も気になる。隣のクラスのケイ君を、密かにカッコいいと思っている。
レンは後ろの席の男子だが、去年別れた