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リベンジ転職をする時に注意したい3つのポイント

リベンジ転職という考え方

新卒採用の際に希望している企業へ入社できなかったからということで、社会人となり数年が経ったところで、自分が希望していた企業へ転職をする
リベンジ転職というのが最近話題になっている。

人材ビジネス業界に身をおいている私としては、完全に安定志向の表れであり、組織に守られたいという風潮と捉えている。
大手企業に入ることがゴールになり、才能が開花しないと感じる。

また、企業の人事側の視点から考えると、第二新卒の領域の人材であり、若くて優秀な人材が確保できると考える。
優秀な人材という定義がめちゃくちゃ曖昧である。

優秀な人材というのはどういうことかを定義しないで使っている企業がほとんどである。
定量的に図れるものではなく、面接官の思い込みと先入観で決めている。

しかし、リベンジ転職という言葉はあまり良くない。
キャッチコピーとしてはいいかもしれないけど、リベンジ転職という意味合いがあるのを忘れないでほしい。

逃げる転職はジョブホッパーになる可能性

逃げる転職をすることはキャリアにとってマイナスになります。
この会社でやることがなくなってしまった。
これだけの実績があるのだから、他社でも通用するという確信があるのであれば、リベンジ転職という選択肢を選ぶことになるだろう。

しかし、入社2〜3年で胸を張ってこれが実績ですというものがあるだろうか。
ベンチャ−企業であり、経営者直下のポジションでいろいろとやっているのなら別であるが、大抵の場合は総合職としてやっと仕事を任される時期に入った頃。

1年目から営業成績がトップで、社長賞などの表彰を受けているのであればいいが、表彰履歴もない人が多い。

社会人2〜3年目の転職よりも、実績を残してから30歳前後での転職をすすめる。
実績を残してくることができるのと、部下を持つチャンスがそこにはあるからと言いたい。

それからそのスキルを武器として使えるのであれば、転職をすると良いポジションにつける可能性もある。

理想としては28〜30歳で1回めの転職、35歳前後で2回めの転職、40歳前後で3回めの転職である。

今の時代は転職の経験がないということはリスクになることが多い。

採用支援をしたことのある企業で実際にあった話では、40歳で転職経験なしというのは、先入観や思い込みが強い可能性があり、柔軟に対応をしてくれない可能性がある。

そうするとポジションによっては、会社の利益を損なうこともあるので、リスクを取るだけのロジックがあるのであれば、面接をするけど、それがない限りは書類選考で落としたいと言われた。

わたしはその人の強みやこれまでのご経歴から活躍できる可能性が高いことを経営層に対してプレゼンをした結果、面接にこぎつけ、今ではその会社で役員になっています。

その人も面接をプレゼンと考えていたため、企業研究をしっかりしていたから、面接を通過したとフィードバックをもらった。

日本企業の場合は、IT業界やベンチャー企業以外は転職回数がネックになることがある。
企業内での書類選考のフィルターが存在をしている。
これは決して社外秘であるが、おおよその傾向がわかるようになった。

人事の目の付け所

30歳で3社というフィルターは、3年×3社=9年ということは、
22歳で大学を卒業している場合、31歳がポイントになる。

35歳で5社というフィルターは、3年×5社=15年ということになる。
22歳で大学を卒業している場合、37歳ということになる。

その他には、在職期間の長短が見られることがある。
1社目が5年、2社目が3年ということになるとハンデはないが、1社目が10年、2社目が3年となると書類上で良いポイントが見つからないと、直ぐにやめてしまうのではないだろうか、というリスクに変わってしまう。

転職回数が多い人についても、それなりのリスクがあるので、退職理由がしっかりとしていたり、この会社でスキルを発揮してもらえる様なものがないと、なかなか先入観や思い込みを覆すまでの材料にはならないということ。

外資系や海外の企業への就職、転職であれば問題はないのだが、日本企業の場合は終身雇用、年功序列の考えがいまだにある。
それを覆すだけの材料がない限り、書類選考通過率が上がるとはいえない。

ブランクが開いていても気にしない

ブランクが3ヶ月以上空いている場合でも、自信をもって答えられるようなエピソードがあれば問題ありません。
資格取得のために勉強をしていました。そして資格取得しましたでもいいし、書類選考や面接での失敗を通して改善してきた点があるのであれば、その点について胸を張っていえばいいんです。

企業の人事が気にしていることは2つあるんです。
1つ目は就職への意欲があるのかどうかという点。
2つ目は何をしていたのかという点。

これをクリアできるようなエピソードがあれば問題ありません。

これは誰もが納得できる内容であることが必要です。
しっかりと熟慮した上で答えないといけない質問でもあります。
嘘をついたり、話を盛ったりするのは問題外ですけど。
真摯に受け止めて、自信を持って答えることが必要です。
ハンデだとは思ってはいけません。
自分は自分であり、他人と同じじゃなくても取り返すことはできるんですから。

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