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知らないとヤバい⁉就職・転職先で迷ったときにやってほしい事3選


内定獲得=ゴールではない!

モヤキャリ相談室2やとなりの雑談を通して、いろいろな人との就職・転職に関する相談にのっていると気づくことがあります。

内定獲得=ゴールであると考えている人が9割いるということ。
実は間違っているにもかかわらず、常識だからと思い込んでいる。

内定=その会社への挑戦権獲得というのが正解だろう。
理不尽と不条理のビジネスパーソンゲームがあったり、出世レースがあったり、上司ガチャがあったりするにもかかわらず、ゴールだと思い込んでいる。

麻雀でいったら手牌の良し悪しが決まる。
ポーカーでいったら手札を見て、勝負にのるかどうか考える段階。

それで満足しているのであれば、安定思考であり、これからのサバイバル時代に入って、代謝させられてしまうことに気づいてほしい。

昔、私の同僚が言っていたのが、「いい大学、いい会社に入社をすることは当たり前で、それが社会のステータスになる」といっていた。

いい会社に入ることによって、合コンでもてたいとか、親を安心させたいとか、いろいろな理由で会社を選んでいたけど、今や窓際族になっているから不思議である。

いつ代謝されてもおかしくない状況に追い込まれているにも関わらず、ちっぽけなプライドにしがみついている人たちを多く見てきた。

転職をするということは脳が不安や恐怖を感じてしまい、チャンスを逃すことにつながっていることに気づいていない。

不安や恐怖を感じると脳が反応をしてしまい、怖気づいてしまうため行動がとれずにその場にとどまってしまう傾向が脳科学でも明らかになっている。

・もういい歳だし…
・親を安心させたい…
・子供がいるから…
・転職の回数が多くなったから….
・親の介護があるから…
・家のローンがあるし…

こんな注釈を感じたら変化することに対して恐怖を感じている証拠でもある。

「そもそもあなたはどうなりたいの?」を再定義ができなくなってしまっており、思考停止状態になっていることに気づいていない。

内定獲得後、入社をして、理不尽と不条理のビジネスパーソンゲームをクリアすることができれば、出世もすることができるのはもちろんですが、その業界で有名になれば、引く手あまたの状態になっていく。

やりたいことを仕事にできるチャンスになるし、実績と経験が評価をされることができたら、それだけスタートラインが上になり、優遇をされることは間違いないでしょう。

内定をもらってからが勝負であるということに気づいておらず、内定獲得をすることがゴールになっていると、その後のビジネスパーソンゲームで負け続けることになるから気をつけなければならない。

1:現状をしっかり分析をしてみよう

しっかりと現状を分析することができていないから、転職活動の第一歩を踏み出せなかったり、内定辞退をすることができないという状況になります。

評価項目はいろいろあるので、参考までに書いてみると…
・仕事内容
・人間関係
・給与
・カルチャー
・将来性
・出世度合い
・残業時間
などを5つを選択していくことになります。

選択肢については個人の考え方や働き方などによって異なるので、自分自身が優先していることベスト5で列挙してみるといいかも知れません。

自分自身で選択した5つの項目について、10点満点で点数をつけてみてください。

きれいな五角形を目指していくのか、何か突出している部分があるのかを客観的に見ることができるようになります。

例えば、出世や高給与が欲しいのであれば、

・仕事内容…  /10
・給与…  /10
・将来性…  /10
・出世度合い…  /10
・残業時間…  /10

才能を開花させてくれる環境を求めるのであれば、

・仕事内容…  /10
・人間関係…  /10
・給与…  /10
・カルチャー…  /10
・残業時間…  /10

というように自分自身で選択をした5項目について点数化をしてみてください。

次にやってほしいのが、こういう会社がいいと思う会社だったり、気になっている会社だったり、その会社についても同じように点数化してみてください。

そして、点数化をした会社について、比較検討をしてみてください。

点数化できるほど他社のことについて、情報を分析できていないことに気づくことになります。

ネットの口コミ情報であったり、SNSやブログの発信によって印象が決まってしまうことが多いのですが、就職・転職活動を始めるときには、そこまで情報分析をすることはほとんどありません。

なぜかというと、企業分析をすることについては、あまり触れられておらず、ネームバリューであったり、この会社の取り組みは時代を先取りしているという印象がほとんどです。

例えばリモートワーク推進しているのか、デジタルノマドを推奨しているのか、対面の強制出社が推奨なのかによって、印象は大きく変わります。

また、副業を認めているのか、働き方改革で20%ルール内であれば、社内、社外の複業を認めるのか、副業・複業も禁止なのかによっても印象が変わります。

自分の会社が7点、7点、7点、8点、6点という評価だったとしたら、気になっている会社も大差はありません。
他社のことまで詳しくわからず、情報によって印象が操作されている可能性が高くなっているからです。

CMキャッチコピーに『今よりいい会社』とか、『輝ける自分が見つかる会社』とかありますが、点数化した時の会社より点数が上回れば、転職をするし、点数が下回れば転職活動のリセットということになります。

実際に行動に移せないのは、現状分析だけでなく、『なぜ転職活動をするのか?』『なぜ今の会社に不満があるのか?』など、転職に関する疑問が脳内を駆け巡り、判断材料に乏しいことがあげられます。

2:話してスッキリすること

就職・転職活動に対する『なぜ?』が解決できないから、一歩を踏み出すことができないのが現状です。

その『なぜ?』を解決することが最優先事項なのですが、転職活動期間は3か月という時限措置が常識と思い込んでいるため、十分な自己分析と現状分析ができないまま、転職活動をしてしまい、「内定後数日いないに承諾するかどうかを判断してください」と決断を迫られる。

焦る気持ちがあるのはもちろんですが、しっかりとした準備をしないで転職活動に入ってしまっているため、判断する材料が少ないことで失敗するリスクが高くなってしまうというのが現状です。

人材紹介会社の営業であったり、カウンセラーは自分の数字のために、いい事しか情報は出しませんし、48時間以内に回答をしてほしいとせっつくこともあるので、冷静な判断ができない人も多い。

人事の9割も現場が疲弊しているから採用をしなければならないということで、内定承諾を急がせたり、入社を急がせたりするので、冷静な判断ができない人も多い。

事前準備として、就職・転職活動に対するなぜ?を解決することができたら、自分の判断基準がしっかりとしているため、この会社は今の会社と比べて、いい会社かそうでない会社かということが判断できるようになります。

転職活動のなぜ?に対して人と話をすることで解決することがよくあります。
雑談形式でいろいろ話していくうちに、自分の転職のなぜ?が自然に言語化されることによって、多面的に見ることができるようになり、就職や転職について判断基準ができるようになります。

相談相手として候補に挙がってくるのは、中のことに詳しすぎず、利害関係のない人を選択することが理想的です。

最近ではSNSをうまく活用したら、その会社の人を探し出すことは簡単にできますし、DMでコンタクトをとってリモートで相談をすることも可能です。

例えば、
・その会社にいるんだけど、違う部署の人
・アルバイト先の社員
・以前に働いていた会社の人
・転職エージェント
・SNSでキャリア相談をしている人
などが候補にあがってくることになります。

私自身も転職を何回もしていますが、その会社に詳しい人であったり、ライバル企業の友人であったり、その会社に詳しい人材紹介会社の担当であったり、業界に精通している人材紹介会社の担当など、いろいろな人に情報をもらうことができた。

人材紹介会社の担当については、気をつけないと転職の主導権ごととられてしまうこともあるので注意が必要です。

チームで動いていることがあるので、担当ではなく面談をするアドバイザーもいます。
詳細について聞きたいのですが、チームメンバーの案件のため、詳しく突っ込んで聞いてみたとしても、ほとんど情報がない場合があります。

また、気をつけなければならないのが情報収集ということがわかってしまうと、数字があげられないということになり、手のひら返しをするアドバイザーもいます。

どうしてもつながっておきたいということであれば、案件の紹介を頂いて転職をするというスタンスを示すことが必要です。

アドバイザーの9割については右から左へ受け流す人ですが、残りの1割の人は寄り添ってくれる人です。

もし、自分の感覚が合うとか、ちゃんと連絡をくれたり、細かい配慮をしてくれる人であれば、細く長くつながっていくことをオススメします。

転職するときに味方になってくれる貴重な存在ですので、弱いつながりを維持しておくことで、いざという時の救世主になってくれるかも知れません。

3:他人の力を借りて、自己探求の旅に出る

就職・転職をしたいと考えている会社の解像度が上がってきたところで、再度点数評価をしてみてください。

現在の会社の点数以下であるなら、就職・転職先として却下されることになりますし、点数が上なら就職・転職先としての候補になる。

悩むところとして上がるとしたら、評価点数が一緒であり、強みが全く違うという点があげられるでしょう。

年収、残業、仕事内容が同じ点数だったとした場合、年収が上がる、年収がさがるというだけの判断をすることはすごく危険です。

最近増えているのが見込み残業代込みの年収になるのか、残業代が別途支給なのかによって、実年収が大きく変わるということ。

見込み残業代込みの場合、見込み年収が高く見えるけど、実年収で計算をしてみたら、今の年収より下がってしまうケースもよくあります。

内定通知書を見ながらでも計算機を叩かないと、実年収がダウンしていることに気づかないということもある。

家族がいて、子育てにお金がかかるから、今までの会社でもらっている給与水準は割りたくない。

子供の教育費がかかるから、年収アップしないと厳しい。

生活水準を下げたくないから、年収を100万円以上アップさせないと厳しいなどいろいろな条件が、置かれている環境によって変わってくる。

転職をした後に、どういうイメージができているかどうかで大きく変わる。
「自分がどういう生活をしていたいか」
「何年後にどうありたいか」
「そのために今いくら必要なのか」
といった価値観が浮き彫りになってくる。

最近ではリスキリングや学びなおしということが言われるようになってきていることもあり、大学への費用であったり、自己投資するために年収をアップを目指している人も多くなっている。

バブル崩壊以降の30年間については、賃金が横ばいながら、実質年収がどんどん目減りしてきたことにより、大手企業が賃上げを発表していますが、中小企業については賃金アップができない現状もあります。

労働人口の7割が中小企業に勤務をしているにも関わらず、格差が広がっていくのは時間の問題でしょう。

セルフコーチングということで、自分自身の中で自問自答しながら、転職する条件や軸が決まるのであれば問題ありませんが、もし自分自身の中で自問自答をして答えがでないのであれば、利害関係のない人や人材紹介会社のアドバイザーに相談をしてみるのも1つの方法です。

また、SNSで個人コーチングをしている人も多くいますが、無料でやっている人、有料でやっている人などスキルもいろいろなので、弱いつながりがあるのであれば問題ありませんが、新規で相談をする場合には、いろいろと調査をしたうえで考えてほしい。

無料だから、有料だからだけでは判断をすることはできませんし、体験記や利用者の声がのっているから、自分に合っているとは限らないので、慎重かつ大胆にすすめる必要があります。

4:最後は直感を信じろ!

悩むだけ損!であり、直感で選ぶことをオススメしています。

例えば、ランチのメニューを決めている人であれば、「いつものあれ」となりますが、そうでない場合は、「AorBorC」という形で悩んんでいくことになる。

そして、お店の店員さんが「ご注文は何になさいますか⁉」と聞かれると、「あっ!ちょっと待ってください!決まったら呼びますね」なんてことがよくあると思います。

日替わり定食なのか、肉がメインの定食なのか、魚がメインの定食なのかなど、価格やその日の気分で何を食べようか揺れている状況です。

これと同じことが就職や転職先として選択するときにも生じているのです。
就職・転職先のことを100%知ることはできませんし、理不尽と不条理のビジネスパーソンゲームのルールまでわかることはありません。

100%理解したうえで入社するこてゃまずありませんので、失敗のリスクを回避できるところまで調べ切ったというところで、腹を括る覚悟が必要になるでしょう。

自分の直感に従って決めたとなると、自己責任ですから、そこで結果を残すことに重きをおくことができるようになります。

〇〇さんがこう言っていたから決めたということになると、他責思考になってしまううえ、逃げ回る転職になってしまう可能性が高くなります。

一度逃げ癖がついてしまうと、同じような局面になると同じことを繰り返してしまい、〇〇ガチャのせいにしたり、世の中が悪いなどというようになってしまうので注意が必要です。

気をつけなければならないのは、その時に他人の声と自分の声がミックスされてしまって、どっちがどっちだかわからなくなることが一番危険です。

オヤカクという言葉があるように、親の意見を尊重するあまりに間違った判断をしてしまうこともよくあります。

・ネームバリューがあるから、社会的ステータスが満たされるとか、
・年収水準がたかいから、入社してみたら見込み残業代込みで、昇給、昇進が期待できなかったとか、
・リモートワーク推進だからといって、出社、対面が当たり前になっていたとか、
・ライフワークバランスがとれているからといって、家に仕事を持って帰ってきたりすることが多いとか

世間一般的に言われていることがホワイト企業だと思い込んだりしています。

すべての条件をクリアするまで就職・転職活動をしていたらきりがありませんし、出会うこともないかも知れません。

絶対に守る条件は何なのか、妥協できる条件は何なのかということをきちんと整理していないとブレブレの就職・転職活動になってしまう。

私も何度も転職をしてきましたが、そこで直感に従ってやってきたからこそ、今の仕事になっていると実感しています。

リスクを恐れていては何も始まりませんし、周りの声に惑わされることなく自分の心の声である直感を信じてみてはどうでしょうか。

自分自身の一度きりの人生ですから、自分自身が主役になる舞台を作り上げてみてください。

失敗を恐れずにどんどんチャレンジしていくことで、修羅場をくぐり、普通の人では体験できないことが体験でき、それが独自性につながっていくものです。

それが強みに変わり、年を重ねた時に武器になることは間違いありません。

モヤキャリ相談室2についてご興味がありましたら、下記のページを見てください。


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