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知らないとヤバい⁉自分に合う会社を探しているうちに沼にはまってしまう3つのポイント


転職活動で沼にはまらないためには、次の5つがポイント!

  1. 転職=ゴールではない!

  2. 優先順位をしっかりと決める

  3. 退職するまでによくあるトラブル2つ

  4. 転職活動のコツ

  5. クビになっても稼げる時代

転職=ゴールではない!

いきなり、結論になってしまいますが、転職=ゴールにはなりません。
当然のことですが、転職はハイリスク・ハイリターンであるということを忘れてはいけません。
活躍できる場所があり、スキルアップできるチャンスが転がっている職場へ転職することができることもあれば、逆のパターンになってしまうこともあるので、感情で判断をするのではなく、ロジカルに納得できるように転職活動をすすめてほしいと考えています。

しかし、9割の人が転職を敬遠しがちになっています。
「今の仕事を続けていても未来はないと感じているけど、周りにいる仲間や同僚が素晴らしい人達だから、裏切れない」という理由で、転職の迷宮へ迷い込むのと同時に、先送りをしてしまうケースが相談を受けていると多くあります。

これが起きてしまう理由としてあげられるのが、労働条件と人間関係を一緒に考えてしまっているからです。

これの考え方は非常に良くない考え方です。
労働環境が悪い、お先真っ暗というのに、その会社に残る必要があるのでしょうか。
転職することが裏切り行為なのでしょうか。

これは日本企業独特の考え方があり、社員は皆家族であるという古き昭和の生産性労働環境モデルがベースになっていることを子供の頃から言われているからです。

しかし、トヨタの社長の発言があったように、大手日本系企業においては45歳以上になると早期退職制度を利用してリストラを始めているのが現状。
定年まで安心して働ける環境がないことを示しています。

なぜこれが起きているのかというと、工業型生産性労働環境モデルから、サービス型生産性環境モデルに変化をしていることが大きなポイントです。
高度経済成長期のようにアメリカに追いつけ追い越せ、右肩上がりの経済成長曲線は長続きせず、バブル崩壊後は失われた20年やロスジェネとも言われる時代がきています。
ということは、正社員であることが安泰であるという公式が音を立てて崩れ始めたのです。

優先順位をしっかりと決める

人間関係は非常に重要なことではありますが、転職の際に労働条件と人間関係をごちゃごちゃに考えてしまうと、モヤモヤしながら転職活動をすることになってしまいますので、切り離して考えることが必要になります。

仕事の待遇や労働条件と人間関係は別のものとして取り扱うことでモヤモヤが晴れてくるのは間違いありません。
人間関係はあなたが新しい職場でどう作るのかということがポイントになり、環境適応能力が必要とされる。

仕事の待遇や労働条件については、評価面談や人事異動で変わることはあったとしても、年に1回程度というのが基本スタンス。

同じ仕事をしていて、同じ時間働くとした場合に、待遇がいい方や労働条件がいい方へ転職したくなるのが本能ではないでしょうか。

仕事の待遇や労働条件で悩んでいるのであれば、計画的に早く転職をすることをオススメします。
ただし、無計画で転職をするために退職をすることは絶対ススメていません。

理由としては心技体に余裕がなくなってしまうと、ブラック企業を選択してしまう確率が高くなってしまうからです。

<退職をするまでに考えてほしいこと>
1:退職を決めるのは転職先が見つかってからすることがベター
2:自己都合で退職をした場合については、失業給付が受けられるまで3ヶ月〜4ヶ月はかかるため、その期間の生活費をしっかりと貯めておくこと。
3:退職をすると、住民税、年金、国民保険料などが一気に請求されてしまうため、ここについても事前に市町村窓口に相談をすることをオススメします。
納付ができない場合については、減額、免除などの相談にも応じてくれます。
4:失業保険の申請時にハラスメントでの退職や休職期間明けの退職など理由があるのに、自己都合とされた場合については異議申し立てを忘れずにしてください。
(認定されれば待機期間が短くなって、失業給付がもらえるようになります。)
5:辞めると決めた時に周りに言わずに準備を進めてください。

退職するまでによくあるトラブル2つ

1つ目は就業規則の確認を忘れないようにしてください。
これは企業が定めた退職に関するルールであり、円満退社をするためにはできるだけ則ってやってほしいのですが、法律で決められたことではないので、企業ごとによって違います。

1番多くあるのが、30日以内もしくは1ヶ月以内が9割ですが、会社によっては後任の選定や引き継ぎなどを入れて、60日前、90日前などと定めているケースがあります。

昔在籍をしていた会社では、60日、90日という会社も実はあったから言えるのですが、これはあくまでも会社の規定であり、絶対に従わなければならないものではありません。

ここででてくるのが民法627条の条文と見解です。
要約すると期間の定めのない雇用契約の解約は2週間以前に通知をすれば終了をするということなんです。
この場合については、法律的に退職をすることができます。

ここで話題になっているのが退職代行屋の存在です。
彼らは弁護士さんが立ち入れない領域に目をつけて、でてきた商売です。
退職交渉は各自で行うのがベターではありますが、退職をしたいけど退職できない人たちへの援助をすることで成り立っています。

弁護士業法に違反しない部分で退職交渉を行っており、弁護士さんと相談をしながら勧めている事業なので、今後は急成長をしていく可能性もある職種です。
どうしても退職交渉が難航するのであれば、利用する価値はあると思います。

2つ目のトラブルは退職願と退職届の違い

退職願はこの日に退職をしたいんですけど。
退職届はこの日に退職をします。

退職願はあくまでも下手にでて、この日で退職をしたいんですけど、どうですか?とお伺いを立てるイメージ。
退職願はこの日に退職をします!という宣言してしまうイメージ。

もしわかならないことがあったり、質問をしたいことがあったら、労働基準監督署へ連絡をして聞いてみる。
または、週末のイベントで行われている弁護士さんの無料相談会や社労士さん、行政書士さんの無料相談会に参加をしてみるのもいいですね。
蛇の道は蛇といいますが、専門家に聞いたほうがはっきり、スッキリしますから。

転職活動のコツ

転職活動を成功させる3つのポイントについてお話をしましょう。
1つ目はエージェントとタッグを組んで、新しい仕事探し。
2つ目は転職サイトに登録をして、片っ端から応募をしてみる。
3つ目はビジネス系SNSを使って、新しい仕事探し。

1つ目のエージェントを利用については以前から言っていますが、大手だからいい、中小だからダメということはありません。
あなたの転職とスキルアップ、活躍まで寄り添ってくれるエージェントを見つけてください。
数年後またお世話になるかもしれませんので、弱いつながりを意識しながら、定期的に連絡を取れる仲になっておくといいでしょう。

2つ目の転職サイトからの片っ端からの応募については、厳選して応募をするよりも打数で勝負することで早く決着がつくこともあります。
面接で判断をして、この会社でやっていきたいと思えば内定承諾、違うと感じれば断っていいんですから。

最近ではWEB面接も増えてきているため、最終面接だけオフィスでという形も増えてきていますので、ITのツールをうまく使いながら、時間と交通費の節約に努めてください。

3つ目はWantedlyやLinkedInのビジネス系SNSやTwitter、Instagram、Facebookなどで転職をする人が最近増えていることがあります。
よく知っている人たちが推薦してくれるため、早く面接が進むケースが多く、求人広告ではでていない求人やレア求人を見つけることができるようになります。

この3つを駆使してつかうことによって3倍のチャンスを得ることができますし、面接官と名刺交換をしておくと弱いつながりを築くことができるようになります。

クビになっても稼げる時代

何も転職をすることだけが選択肢ではありません。
独立をしてもいいですし、海外で働いてもいい時代です。
キャリアについては正解がありませんし、早いうちの失敗については取り返すことができるのがキャリアです。

年齢を重ねるといろいろなことが転職を阻むことになるかもしれませんし、リストラの一環として早期退職制度を使ってほしいと会社からいつ言われるかわかりません。

そんな時代だからこそ、クビになっても稼げるスキルを身に着けたいものです。
自分自身の人生をどうするかはあなた次第ですから。

転職する条件、「今、以上の会社」?「今、以上の条件」?

エージェント時代、人事も変わりませんが、転職を希望する人達のお話を聞いていると「スキルアップしたい」ということで転職を考えるきっかけに考えていらっしゃる方が9割います。

残りの1割は実力を認められてヘッドハンティングされるケースもここ最近では増えているところです。

雑誌やWEBの記事から会社へ立派な封筒が届いたり、プライベートの電話に連絡があったりするのが常套手段でしたが、最近ではSNSを利用して連絡をすることが多くなり、以前より水面下で交渉が行われることも多くなりました。

一度も断られずに連戦連勝という人はまずいないでしょう。
企業、人材紹介会社からお断りメールが届くことによって、転職活動がスタートするからです。

ヘッドハンターから声をかけてもらったとしても、面談してみて違ったとか、違和感を感じたりするとお断りモードになることもよくあります。

書類や実績は申し分ないのですが、組織やチームとして化学反応が起きるのかどうかということを考えるとちょっと違うなぁということはよくあります。

応募先から否定されるから、次の1手につながる

職務経歴書についてはいつでも修正をしていくことをオススメしています。
可能であれば毎月1回してもらうのがいいのですが、少なくても3ヶ月に1回は書き直しをしたり、加筆をすることをオススメしています。

なぜなら、転職サイトに登録をしている場合については、発見率をアップさせる目的があるからです。
毎日いろいろな人が登録をしたり、修正をしているため、どんどん発見される確率が低くなってくることになります。

これはSEO対策と同じ要領なのですが、更新をして新しい情報をアップデートさせるだけではなく、切り口を変えることで新鮮味のあるレジュメに変わっていると発見される確率がぐぐっと上がるからです。

同じ内容を書いているにも関わらず、キャッチコピーがあるのと、わかりやすく簡潔に書いているのでは発見される確率が全く違います。

検索ページをイメージしてもらいたいのですが、キーワードを入力した後に自分がスクロールしてみるページ数って1ページか2ページの人がほとんどです。

なので、1ページから2ページに出てくることに狙いを定めて、人事や人材紹介会社の営業さんなどの目に止まることからはじまるわけです。

面接の失敗から学ぶこと

書類は通過したけど面接での戦績がいまいちというケースもよくあります。
面接は相性ということをいわれますが、実際のところはどうなんでしょう?

こういうケースはありませんでしたか?
面接は盛り上がって話をしたにも関わらずお祈りメールが来てしまった。
面接の感触は悪くないんだけど、お祈りメールが来てしまった。

新卒採用であれば数の理論ですから、面接官がつけた順位の30%以内に入れなかったということで諦めることができるのですが、中途採用の場合については、即戦力のイメージができなかった、採用しても活躍できるイメージがわかない、書類は立派だけど実際は全然違うということでお祈りメールになっているケースが多くあります。

中途採用の場合はすぐに活躍してくれる人材、会社に貢献をしてくれる人材、何かしらの化学反応が起きる人材などがあった上で、チームメンバーとのポジショニングや力量を見ることが多くあります。

重箱の隅をつつくような質問はもちろんですが、ちゃんと言語化をしていなければ、伝わらないというのがよくあります。
書類については人材紹介会社の担当が作っていたり、フレームを使うことで立派なものが出来上がります。

面接については出たとこ勝負になるわけですから、自分自身の強み、弱みはもちろんですが、何ができて、どういう貢献をしてくれるのかというように未来までしっかりと見えるようにプレゼンテーションをしなければなりません。

面接を冷静に振り返って、ここは盛り上がった、ここは反応が悪かったなど分析をすることで、面接についてしっかりと振り返りをすることができるようになります。

自分で反省をして次の面接で活かしていくことになるのですが、この振り返りができるのか?できないのか?で大きく変わってくることになるでしょう。

自問自答をしながら軌道修正をしていくのが転職活動ではありますが、このことに気づかず長期戦に入ってしまうようであれば、転職活動をストップしたほうがいいといい続けています。

過去、現在、未来という1つの時間軸で考える

過去については今までの仕事からくる原体験をまとめてみると自分の強みになっている部分と弱みになっている部分がはっきりグラデーションされてくることがよくわかります。

実績を上げた時に、チーム成績にも関わらず自分のおかげみたいな人がよくいますが、仕事はいろいろな人に巻き込まれて、巻き込んでやっていくことになるので、自分ひとりでの実績ではない。

面接で落ちる傾向がはっきりわかるのが、コミュニケーションになっておらず、一方的に自慢話をしてくる人。
実績は自分のものであり、他人への感謝を忘れているケースが多い。

面接官で嫌われるタイプはマウンティングをしてくるタイプや言っていることに対して軸のない人など、コミュニケーションを取るというよりかは、選んでいるという雰囲気を出してしまう。

いいときも悪いときもしっかりと何が原因でどういう結果が得られたのかということをしっかり思い出すことが必要になってきます。

選考中の企業では短期的にどういうことで貢献できるのか、中長期的にはどういうことで貢献できるのかなど、イメージをしながら答えていなないと、コミュニケーション力が疑われてしまう。

年齢を重ねるにつれて話がうまくなることがあるけれど、入社してみたらメッキが剥がれてしまって雇い止めになるケースもちらほらあるので注意してください。

常に明確化・具体化を図る努力ができているでしょうか?それは常に更新・上書きし続けられていますか?
アップデートできない人というのはこれから苦難の時代になってしまう。

同じ時間を費やしていても、このような自己変化、自己成長を、少しずつでも図れているか否かで、その人の次の職場に向けてのより良い展開が起きるか否かに大きな差がつきます。

企業が最終的に求めるのは、もちろん、転職活動を通じて成長・変化できている人です。

転職活動の意味を考え直してみよう

ちくしょう〜!転職だ!ということで転職をすることによって、冷静さをかけることになり、闇雲に右から左応募をしてしまい、本命企業ではない会社へ転職をしてしまうこともよくあることです。

以前にもお話をしていますが、心技体が揃っていないのであれば転職活動をせずに、今の会社でもがいたほうがいいでしょう。
無駄に職歴を増やしてしまったり、嫌気が差してすぐに転職をするくらいなら、圧倒的な実績やスキルをつけられるように、自分のポジショニングを獲ったほうがいいから。

なぜ会社を辞めたいのかということを本気で考えないと、「前の会社はこうだった」、「うちの上司は理解していないなぁ」、「システムも何もないから時間がかかるなぁ」などと他責理由を抱えたまま、転職を繰り返すことになる。

モヤモヤした気持ちで転職をしたり、ちくしょう〜転職だ!といって転職を考え出してしまうと、闇雲に職歴を増やしてしまうか、不安や不満を抱えたまま、自分を押し殺して昭和のビジネスゲームに参加をして、「あの時転職しとけば全然違う未来があったのに〜」なんて後悔をすると同時に、会社では自分の居場所がなくなってしまうのが目に見えてくる。

フットワーク軽く動くことは否定をしませんが、根っこにある問題に気づいてそれに対する答えを持って転職活動に望まないと、あなたにとって最高な展開、シナリオにはならない。

転職活動は不安の中でおこなうことはもちろんですが、「ああ、あの頃には自分はまだまだ分かっていなかった部分もあった。いま、こうして次のステージに向けて自分がなすべきことやテーマ、活かすべき強みや今後留意すべきポイントなどをしっかり把握したうえで、この会社のこの職務に着任することができると自信を持って言えます!」というようなすっきりと自信と希望に満ち溢れた姿で望んでほしい。

転職活動をスキルの切売、面接は自己PRタイムということではありません。
これからの転職活動は新たなステージに上るため、鍛錬をして活躍できるために準備をする期間として捉えてほしいですね。

転職活動はライフワークバランスを考える時期でもあり、これからもスキルアップをして上を目指していくのか?それともスペシャリストとして専門領域を深く探求するのかなど、これからのキャリアについて真摯に向き合う時間でもあります。

決して転職する条件、「今、以上の会社」?「今、以上の条件」?ではありません。
腹をくくって自分自身の将来について考え直す時間でもあります。

転職活動はいつしたらいいいのですか!?

careercreatorとして相談を受ける時にいつも聞かれる質問。
私は常に在職中に転職活動をしたほうがいいといい続けています。
なぜなら、心技体のうち1つでも余裕がなくなると、冷静に判断ができず、ブラック企業に入社をしてしまったり、市場価値より安い年収で入社を決めてしまうからです。

ここでいう心技体というのは、心の余裕を持つこと、スキルの劣化を防ぐこと、体内時計やサイクルが狂ってしまわないようにするためです。
健全に過ごして冷静な判断ができるから、オススメしています。

現職中に転職活動をすると、バレるのが心配です。

面接時間については19時、20時からという企業も多くなっています。
現職中の方については仕事が終わった時間で面接をしてくれる企業も多くなっていますし、土日でもいいですよという企業もあります。

最近では残業時間の調整があったり、ノー残業デーなど働き方改革の影響もあり、オフィスでの残業時間がめっきり減りました。
その時間をうまく活用して面接にいくこともできます。

また、4月以降になると年次有給休暇を5日以上消化しないといけなくなりましたので、これを有効活用すれば昼間での面接もうまく組むことができるようになります。

私は現職中にスケジュールを先に入れるようにしていました。
定時で上がりたいとすると、終業時間以降についてはスケジュールを埋めていました。
非公開予定あり!と書いておくとスケジュール調整が簡単にできるようになりました。

そのかわり、週1日、2日の業務が比較的空いている曜日を狙ってやっておくことによって怪しまれないようにしていました。

離職後にやったほうが効率的じゃないですか!?

現職中に転職活動をすることはご法度だとか、時間がないからできないので、離職後にやったほうが効率的と考える人もいますが、答えはNOです。

理由は次の通りです。

〜お金編〜

1:退職理由によっても異なりますが、失業保険をもらうまでに時間がかかる。(離職票が届いて、ハローワークにいって1週間から3ヶ月程度かかる)
2:任意保険を利用すると100%負担なので、高額出費につながる。
国民健康保険と国民年金に切り替えても、出費がかさむ。
3:住民税の支払いが届き、出費がかさむ。
→給与から天引きをされていたので、こんなに払っていたのかと初めて気づくことが多い。

〜心編〜

4:友人からの連絡をスルーするようになり、疎遠になる
5:お祈りメールが来ると、否定されているような感覚になる
6:転職先が見つかるのかどうか不安になり、睡眠がうまくとれない

〜身体編〜

7:出費が気になり、食事に影響がでる
8:生活リズムが乱れてしまい、昼夜逆転現象を起こしてしまう
9:運動不足になって太ってしまう

〜面接編〜

10:ブランクがあると何やっていたの?
11:資格をとってこの会社でどう活用するの!?
12:アルバイトとかしていなかったの!?

いろいろな理由が複合的に関わってきますので、現職中に転職活動をしたほうが健全的であり、企業の面接官にツッコまれないようにする方法としては一番いい選択肢になります。

面接編についてはブランクが3ヶ月は黙ってスルーする企業が多く、3ヶ月以上になると、ツッコまれてしまう原因になります。

お金がなくなる、心に余裕がなくなる、身体がなまっていくと面接にも影響が出てしまうため、長期戦になるケースもあるので、年齢を重ねている人ほど現職中に転職活動をしましょう。

テレビ番組で公開添削をされる履歴書

前提としてテレビは演出というものがあり、そのシナリオ上に編集されたり、演者は演出に合わせて演技をしているということを忘れてはいけない。
それを難癖をつけるレベルであるというのも問題のすり替えである。

上場企業の考え方とベンチャーの考えは違うということを忘れないでほしい。
大手企業についてはエントリーシートだけで数千枚から数万枚送られてくるのだ。
通常業務と採用の両方を掛け持ちする形になるので、しっかりとエントリーシートを読み込む時間が無い。

これは人事担当者のエゴだと言われることもあるが、採用手法を変える必要があるのはわかっている。

しかし、人員を増員することができず、他部署から異動をさせるということも現場力が問われることになる。
採用にコストを掛けたくないというのが企業の本音である。

経営者視点からいうと採用担当者を増やすということは営業が1人減るということは会社全体の利益と天秤にかけられる。
そうすると最小限の人数でいろいろな部署長を巻き込みながら、面接をしていくというのが手段である。
従業員数が1000人単位でも数人で採用を回していることも多くあります。

これはバブル経済崩壊後、失われた20年とも言われているがその時代に間接部門については縮小して、営業部門などについても少数精鋭でやるということが必要だと思われるようになった。

リストラや早期退職が行われていたのは会社を倒産させないためにはどうしたらいいのかというのと、働かないおっさん達を追い出すための口実だったのではないだろうか。

間接部門にいるということは崖っぷちという人もいる。
定年退職まであと数年問題を起こさずに会社員人生を全うしようという人もいるし、花型の営業から強制異動させられるケースも多くある。

人事のトップというのは経営者の味方にもなるし、敵になることもある。
人事とは経営者と一緒になって戦略を考えなければいけない。
それなりに社内での信用がある人が採用責任者になるケースが多い。

難癖という前に、自分自身の履歴書、エントリーシートを見なおしてみましょう。
当たり前のことをバカにせず、ちゃんとできる人は、仕事もできるという思い込みと先入観がそうさせているのかもしれない。
その会社に合わせて戦略を考える必要があるのですが、まずは相手に隙を与えない履歴書やエントリーシートをつくる様にしましょう。

エントリーシートや履歴書は自分の分身

エントリーシートの枠をはみ出す、ラインを超えてしまって文字を書いてしまう、鉛筆の下書きがしっかりと消えていないことなどをチェックするのは、数千枚から、数万枚の中から、面接に進んでもらうのを決めることになる。

大手企業の選考方法は次の通りにやっている企業が多い。
1:インターネットとでの応募
2:学校名で選別をすること
3:会社説明会に参加をしてもらう
4:エントリーシートで面接進出者を決定する
5:面接で内定者を絞り込む
6:フォローや内定者アルバイトで囲い込み

大手企業の場合は、エントリーシートや履歴書については細かいところまでしっかりと戦略を立てなければ、面接までススメることは無いということになる。

文字が汚い、きれいと言う前に、相手に呼んでもらうにはどうするのかを考えてほしい。

性別の欄にしっかりと丸印で囲んでいるかどうか。
しっかりと慎重に書いていれば、起点と終点が一致する形になる。
ざっと丸印をすると起点と終点がズレてしまう。

印鑑についても同じようなことがいえる。
しっかりと押されていること、ちゃんとまっすぐに正しい方向で押されていることが必要である。

枠内にしっかりと収めることも必要です。
枠をはみ出して書くということは事前準備不足として見られてしまってもおかしくないからです。

鉛筆の下書きが消えていないというのは、これも他人に読んでもらう書類には遠い。

最近ではパソコン、スマートフォン、タブレットがあるわけですから、
そちらで下書きをしたうえで、文字のサイズを考えて文字数も考える必要がある。

写真は特に注目をされがちになる部分である。
しっかりと枠を書いているのであればそこに合わせて貼るというのはもちろんです。

最近ではネットプリントもあるので、写真を切るときにまっすぐに切れているか確認をしましょう。

はさみで写真を切り抜くと曲がってしまったり、余白が残ってしまったりする。
カッターを使っても曲がってしまうこともよくあることです。

できれば写真屋さんでしっかりとサイズカットをしてもらうようにしましょう。

焼きまわしてもいいので、まっすぐきっちり切れている写真を使うようにしましょう。

企業規模によって戦略を考える必要がある

上場企業や大手企業とは違う視点で見ているのが中小企業やベンチャー企業の場合である。
なぜ違う視点での選考をしているのかということを考えてほしい。
上場企業や大手企業の場合は待ちの姿勢でも十分な採用母集団が形成させる。
中小企業やベンチャー企業の場合は攻めないと十分な採用母集団ができない。

そのため、書類に関しても数百枚程度になることが多い。
しっかりと読み込んで、自分の会社のことを理解してくれているのか、
活躍をしてくれる確率が高いと感じる学生については面接に来てもらいたいと考える。

細かいことで不採用メールをお送りするよりも、ちゃんとあって話をしてみたいと感じている担当者が多い。
本当に優秀な学生を書類だけで判断をすることができないというのと母集団の形成ができないのが理由である。
しっかりと会社のことを調べた上で、自分のことをアピールすることが必要になるでしょう。

業界業種によって戦略が変わるということを覚えておくといいでしょう。
大手企業になればエントリー率も高くなるということは、些細な事で落とされることもある。
ちょっとしたことが落選する原因になるので、これでもかというくらいまで念入りに書くようにしましょう。
中小企業やベンチャー企業の場合はしっかりと自己分析をしたうえで、戦略的に書くことが求められる。


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