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学歴フィルターを越える1つの方法

学歴フィルターを乗り越えろ!

学歴フィルターについては以前に触れていますが、企業の立場としては限られた時間、限られた費用、限られたマンパワーを最大に使うためには、在職をしている社員の出身校をベースに学歴フィルターが存在しています。

また、いろいろな経営層や人事の担当責任者にもよりますが、在職している社員の出身校ではなく、偏差値の高い大学しか受付ないというところもあります。

社会とは不平等なルールの上で、戦わなければならないことを初めて知るのが、就職活動です。

これは大手企業はもちろんやっている手法ではありますが、中小企業やベンチャー企業でもおこなわれているケースがあります。
日経新聞やテレビニュースによくでてくる企業は特にそういう傾向が強いかもしれません。

さて今回は学歴フィルターや満席表示が出ていても、あなたの動き方次第では、その状況を打破することができる方法を
企業人事目線から見てみたいと思います。

満席表示が出ていても、チャンスをつかめる!

たいていの学生さんは就職ナビからエントリーをしてみて、次の関門が会社説明会に参加をできるかどうかということになります。
ここを通過しない限り、グループ面接、個別面接、内定という門戸は開けません。

企業人事の視点から見てみると、説明会の人数の5〜10%はドタキャンをすることがあります。
説明会の日と他社の選考会がバッティングをしてしまったり、当日に体調不良を起こしてしまってドタキャンをする学生がいるのが現状です。

満席表示にはしているけれど、企業人事としては学生が会社説明会の参加率100%になった事はありません。

たいてい数席は空いてしまい、後ろのほうで会社の資料がそのままおかれて会社説明会がはじまることもあります。

企業としては場所代、社員の生産性などのコストを考えると、空席ができそうだということが読める場合は、できるだけ多くの学生に参加をしてもらいたい、空席を埋めたいというのが本心です。

会社説明会への参加率も上がることですし、人事の評価としては下がることは無いのですから。

そこで学生さんに伝えたいのが、満席表示なっているのであれば、インターネットを使わずに、直接企業の人事部へ電話をしてみてください。

参加を出来る確率は低いかもしれませんが、どうしても受けてみたいという熱意を伝えることができれば、企業人事の隙をつくことができ、お互いにとって両得できることにもなる可能性があるからです。

運命の分かれ道になるのが、電話応対の印象。
私も企業人事をしていたり、新卒の採用代行をしている時に体験したことがあります。

就職活動ナビについては満席の表示をしているのですが、説明会の前日に電話を受けたことがあります。

当時の学生さんは電話応対が非常によくて、礼儀を重んじる学生さんでした。
「ナビのサイトでは満席表示になっているのですが、どうしても御社の説明会に参加をしたく…」と
わかりやすく、ハキハキと要点だけをまとめて話す印象でした。

本来であれば追加で席を作ることはしないのですが、電話応対のうまさと行動力に感心して、「ちょうどキャンセルが1名でましたので…」と追加招集をしてしまった。

掟破りに見える行動ですが、先入観や思い込みにとらわれない枠をはみ出すことのできる行動力があり、電話対応についても自信をもって、ダメ元でいいから聞いてみましたという謙虚さがあったから、追加でチャンスをものにしたことができたわけです。

その学生さんに説明会終了後に色々と聞くことができた。
背景を聞いてみると留学を経験していて、アメリカやヨーロッパで身につけた交渉術だった。
他の会社にも試してみたことがあるらしく、30〜40%ぐらいの確率で会社説明会に急遽参加をしているらしい。

その学生さんは、インターネットで応募ができないのであれば、電話で聞いてみる事はできるはず。
学生からの電話を無碍に切ってしまったり、たらい回しにする企業は評判がわるくなるから。

まさに企業人事の隙を狙ったピンポイント攻撃をやることによって、印象にも残る学生さんに変化をする。
その後、違う会社に就職をしたけれど、トップの営業を2度とっているというエリートにまで成長をしている。

最後の差は行動力ですから、満席表示だからダメだという先入観と思い込みを捨ててみましょう。
そして企業人事の立場に立って、どういうトークをしたらいいのかを考えてみましょう。

これは総合職で入社をする学生さんがほとんどですから、後々いい経験にもなります。

「無断欠席」は絶対にやってはいけません!

チャンスをつかむ裏ワザについては、通用する企業、通用しない企業がありますし、簡潔でわかりやすい内容で、電話での好印象を与えることができるのであればという条件がつきます。

大手企業や超有名企業の場合にはキャンセル率が少なく、人事も手間になるなって感じたら、急遽追加招集をすることはありません。

日本企業の場合はルールを守れない事はあまり良くないと評価をされることが多いからです。
ひとり例外を認めることになると、どんなことでも対応をしなければならないということになります。

最近ではインターネットやソーシャルネットで簡単に情報を収集できる可能性があり、あの人はラッキーであり、自分はアンラッキーという情報を流されてしまい、企業イメージが悪くなるリスクがあるからです。
電話をかけたタイミングや電話口の社員が決済権者であったりなどの運もありますから。

また、会社説明会の欠席について電話、メールなど何らかの連絡があればいいのですが、無断欠席については見逃すことができません。
その1名のために席を用意していたにも関わらず来ないということは、誰かがその犠牲になったということを認識していないからでしょう。

他人に迷惑をかけているのという自覚がないというのと、そういうことをやる人はうちの会社に入社をしたとしても問題児になるだろうと推測される。

連絡なしの無断欠席についてはチェックをしている企業がほとんどです。
そういう学生は常習化しており、いろいろな説明会を予約しては無断欠席を繰り返す現状があります。
無断欠席は相手に迷惑を掛けるだけではなく、自分の価値を下げてしまうことになるということを覚えておきましょう。

もし仮に選考に進んだ場合はよりチェックが厳しくなるため、説明会の無断欠席の常習者ということがわかると、面接をする前に不採用候補にチェックが入っており、社内で情報が共有されていることを忘れないで下さい。

面接で挽回ができると思っているかもしれませんが、信用がない人は何を言っても信用されずということ。
自分で蒔いた種を自分で刈り取らなきゃいけないということは人として最低限のマナーです。
それを人のせい、他責にする人は成功もしませんし、社畜にもなれないでしょう。
信頼関係を築くためのはじめの一歩が違うのですから。

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