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もしも日本が、今のロシアと同じ状況だったら…?

はじめに

今回は2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻に関しての記事になりますが、私はその分野の専門家ではありませんし、歴史に詳しい訳でもありません。

ただロシアのウクライナ侵攻に関してずっとテレビで観ていて、
「プーチン大統領は、なぜこんなコトをしたのか(しているのか)」
が気になり、少しヨーロッパの歴史等を調べてみた程度です。

今回はその結果、私の中で理解したコトを書いていますが、もしかしたら私の得た情報が偏ってるかもしれませんし、事実とは異なる内容も含まれているかもしれません。
その辺りを含みおいて、読み進めて頂ければ幸いです。

メディア報道について

そもそも私はテレビ等メディア報道に関しては、少なからず偏りがあると思っています。
ですので、観ていて疑問に思ったり腑に落ちないコトなんかは、極力自分で調べるようにしています。

例えばコロナに関する報道。
感染症対策(アルコール消毒やマスク)、ワクチン接種の必要性についても、
「感染者数増加」
ばかりを伝え、
「マスク着けるべき、ワクチン打つべき」

という報道を見て感じたコトを記したのが、コチラの記事↓

今回のロシアによるウクライナ侵攻に関しての報道は、
「”ウクライナ側から見た状況”ばかりで、
”ロシアからみた状況”が全然分からない」

というのが私の感想です。

私の中にあるのは
「私の正義の反対は、誰かの正義」
という思いで、
「人は、自分が”正しい”と思った行動を取る」
という前提です。

つまり、良い悪いは別として
「プーチン大統領には、プーチン大統領の”正義”があって行動している」
と考えています。
(この考え方について詳しくは、コチラ↓)

では、プーチン大統領の”正義”とは、一体何なのか。


「戦闘に民間人を巻き込むなんてありえない!!」
と、ロシアに対して怒りの声を聞きます。
私もその意見には同意します。

ですが、
「成人男子は武器を持って戦おう!!」
と呼びかけるゼレンスキー大統領は、民間人を巻き込んでるコトにはならないのか?

同じように、天然ガスをロシアに依存しているドイツが強い経済制裁を行えないコトを批判しているけど、ドイツが天然ガスの輸入をやめたら、そのしわ寄せはドイツの民間人にいくのではないか?

・・・


先にお伝えしておきますが、私はロシアを擁護したい訳ではありません。
今回のロシアの暴挙は、非人道的で残忍極まりない。
平たく言えば、”してはいけないコト”だと思っています。

それなら尚更、
「そんな”してはいけないコト”を、なぜしてしまったのか」

それを、
「もしも日本が、今のロシアと同じ状況だったら…?」
という視点で書いてみます。

今のロシアを日本で喩えると・・・

※だいぶ大雑把で、多少無理やりな設定になるコトは、あらかじめご了承ください。

ロシア=本州
旧ソビエト連邦諸国=北海道、四国、九州、沖縄

だったとします。

仮に九州を、今回侵攻されているウクライナだとしましょう。

第二次世界大戦終結まで

元々それぞれの国で様々な文化が発展していましたが、世界で領土の奪い合いが激化していきます。
小さい国や軍事力のない国は、すぐに他国に支配され植民地となっていきました。

それを防ぐため、近隣諸国や思想を同じくした国同士で同盟を結び、団結する動きが出て来ます。

そこで誕生したのが、大日本帝国
本州を中心として、北海道・四国・九州・沖縄を1つのまとまった国として立ち上げたのです。

元は別々の国で言葉も文化も異なりますが、それらをまとめて1つの国にすることで権力を集中させ、軍事力を強化させて他国からの侵略を防ぐ目的です。

大日本帝国として大きな力を得たおかげで、北海道・四国・九州・沖縄もその領土を守りながら大戦を終えるコトが出来ました。

第二次世界大戦終結~2000年頃まで

第二次世界大戦が終わり、大日本帝国では
「元々の国家に戻そう」
という動きが出て来ました。

言葉も文化も異なる上、1つの国だとすぐに決められるコトも本州に権力が集中して煩わしかったり、本州の人間が納得しないと前に進まず思い通りにいかないという不満もあったでしょう。

一方世界では、各国であらゆる条約や調停が結ばれる中、大日本帝国が戦時中に対立していた中国・ロシア・韓国が軍事同盟を結ぶという動きもありました。

軍事同盟とは、加盟しているどこかの国が攻撃されたら、自国が攻撃されたのと同じように反撃するという、言ってみれば
「友達がやられたら、私たちみんなで協力して守ってあげる」
という約束です。

そこで大日本帝国は、
「我々は”元大日本帝国”として、今後もお互いに団結して助け合おうね」
という約束のもと、本州を日本とし北海道・四国・九州・沖縄もそれぞれが独立国家となりました。

軍事同盟で結ばれたAグループと、元大日本帝国として仲間意識を持つBグループというイメージです。

2000年頃~

中国・ロシア・韓国の軍事同盟が勢力を強め、北朝鮮やベトナム・フィリピン等が次々に加盟、かつて大日本帝国だった北海道や沖縄までもが加盟していきます。

これまで”元大日本帝国の仲間”として一致団結してきた動きも取りずらくなり、日本(本州)は輸出入や外交にも苦戦。
尖閣諸島や北方領土も
「日本の領土ではない」
とする世界の空気が蔓延していき、近隣諸国は敵だらけ。

日本は世界からどんどん孤立していきます。

そんな中、九州が
「軍事同盟に加盟したい」
と表明します。

九州は海外との交流に重要な長崎港があり、本州の西側とも目と鼻の先の位置です。
そこには今も日本人が多く住んでいて、大日本帝国時代の日本を支持する人もたくさんいます。

何とか阻止しなければ!
「我々は”元大日本帝国”として、今後もお互いに団結して助け合おうね」
という約束はどうなったんだ?!
世界大戦中は大日本帝国として、本州が中心となって北海道~沖縄まで、それぞれの領土を守って来たじゃないか!!

外交を重ねながら何年もあがいてきましたが、世界情勢からみると日本の方が浮いていて、変わり者扱い。
誰も日本の言い分なんて聞いてくれません。

「このままだと本当に、九州が軍事同盟に参加してしまう!!」
追い詰められた日本は、
「九州に住む日本人を助ける」
という大義名分のもと、暴挙に出た。
(出るしかなかった。)


だから良いとか悪いではなく、
それなら仕方ないよねでもなく、
相手の立場を理解する(しようとする)

これが、私の大事にしている視点です。
(冒頭に申し上げた通り、かなり大雑把な設定で申し訳ないのですが、あくまで私の解釈です。)

さいごに

ヨーロッパの歴史は学校の授業でもあまり習っておらず、調べても聞きなじみのない国も多くあり、難しい印象でした。
(授業を聞いてなかっただけかもしれませんが笑)

それをこうして日本に置き換えてみると、冒頭の疑問
「プーチン大統領は、なぜこんなコトをしたのか(しているのか)」
について少し納得感があったので、記事にして共有してみました。

こう考えるとロシア国内では、ウクライナ侵攻後もプーチン大統領の支持率が上がり続けているというのも、頷けます。
(情報操作によって、ロシアの暴挙を知らない人がたくさんいるというコトもあるとは思いますが。)

皆さんにはここまで書いた私の見解が正しいかどうかではなく、
「こんな視点もあるんだ」
という感覚で、ご自身なりに世界情勢やメディア報道をとらえて頂けると嬉しいです。

長文読んで頂き、ありがとうございました。

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