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いつでもどこでもなんでも遊ぶ。

子どもという生き物は、本当にいつでもどこでもなんでも、寸分の隙もなく遊ぶものだ。

ご飯を食べ終わったかと思うと、もう遊んでいる。むしろご飯を食べている時でさえ遊んでいる。“食後の休憩”など何処吹く風。車に乗ればその瞬間に目の前のティッシュボックスやらミラーやらをいじり出すし、外に出ればさっそく走り出す。

朝起きた瞬間から寝る直前まで、遊んでいない時間を探す方が難しいくらいだ。それはきっと、まだ時間の感覚がない事と、遊び方の概念がないことが大きいのだと思う。

子どもにとって、遊びは心の栄養だ。

「こういう遊びをさせるとこういう能力が付く」とか「遊びを通して生きる力を身に着けさせる」といった考えをあまり押し付けないように意識している


親の価値観を押し付けないことは不可能

私は、今この瞬間に本人が夢中になっている遊びならなんでもいいという考えだ。そしてシンプルに、「一生遊ぶように生きていってくれたらいいな」と思っている。

しかし本当は、一人で遊ぶよりは他の子と一緒に遊べるようになってほしいなと思うし、テレビやゲームより外遊びや創造的な遊びが好きな子になってほしいなと思う。しかしやはり、その考えは親の押し付けでしかないのだ。

親の価値観を押し付けずに子育てをすることなど、物理的に不可能だ。着る服や遊ぶおもちゃ、ご飯を食べる時や住んでいる家まで、意識的にも無意識的にも、必ずどこかに親の価値観が潜り込んでいる。共に生きるという事はそれだけで、価値観を共有する事と同意義だ。育児放棄でもしていない限り、親であれば誰しも、我が子に対して「こういう子になってほしい」「こういう生き方をしてほしい」という価値観、教育観を持っている。

一昔前の、「将来は有名な大学に行って安定した職業に就いてほしい」という時代から一転、今の時代は「好きな事を仕事にして好きなように生きてほしい」という時代だ。やっかいなのは、「好きなように」と言いつつ、実際はそこに親の価値観が潜んでいる事に親自身が気付いていないケースだ。

親というものは私を含め誰でも、「この遊びがこういう能力発達に繋がる」といった、具体的な答えのようなものがそこにある事に安心するものなのだと思う。だから反対に、そこに答えがないような、それが何の能力発達にも繋がらないようにしか見えない遊びには否定的な感情を示してしまう。そこで、可能な限り親の価値観を子どもに押し付けないための3つのポイントを備忘録として記します。

1.よく観察すること
子どもが何をしている時が一番集中しているかを、よく観察すること。「乗り物が好き」とか「お料理が好き」といった代表的なことだけでなく、こちらが止めてもやってしまうこと(水たまりに突っ込む、米袋に指を突っ込む、ペンやティッシュをばら撒く等々)や、具体的にどんな動作を繰り返しやっているかをよく見ること。我が家での実例として大ヒットした遊びは、『お米砂場』だ。何度止めても、米袋に指を突っ込みばら撒いてしまう。そこで作ったこの遊び場が、大ヒット。放っておいても、1時間は遊んでいる。今では外に出られない日や、一人で遊んでいてほしい時に大活躍している。

2.アップデートすること
半分笑い話ではあるが、私の親は私が36才になった今でも「あんたは昔から○○が好きだったね。」と言うことがよくある。しかし私としては、それは昔の話で、今でも好きなわけではない。好きなことや興味のあることは、その時の環境や出会いによって変わっていくものである。そこに気付かずに、いつまでも同じものが好きだと思い込んで押し付けてしまうのは、子どもにとっては窮屈な話だ。

3.自覚的である事
一番必要なのは、自分の考えに自覚的である事だと思う。教育観を持っているという事は、親として我が子の幸せを願っているというなによりの証拠だ。それ自体を否定的に捉える必要は全くなく、むしろ胸を張っていい。しかし同時に、なにが幸せかはそれぞれ違うという事を、常に忘れないようにありたい。

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こちらの記事、具体的でものすごく参考になりました!

意外と気づかない「子どもの好きなことを見つける」のに邪魔してしまうもの|中里祐次@Branch|note(ノート)

『お米砂場』は、こちらの記事を参考にさせていただきました!

「お米砂場」のレシピ #note酒場 |臼井 隆志|ワークショップデザイナー @TakashiUSUI|note(ノート)


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