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古書の価値は誰が決めるのか?

流行りの小説を読むことはないが、資料として古書(こしょ)を参考にすることは多い。

図書館で調べることもある。調べてみて、それを資料として手元に残したい場合、いくつか選択肢があるのだが、それぞれが一長一短だ。

コピーをして手元に残す。特に持ち出し禁止図書の場合は、この方法を選ぶことが多い。

スマホの画像で残す。持ち出し禁止図書で、かつ、サイズが小さい書籍の場合は、この方法を選ぶこともある。

自宅のスキャナー付きプリンターでスキャンする。持ち出し可能な一般図書の場合は、この方法をとることが圧倒的に多い。

本そのものを買う。その場合、新品を買うこともあるし、中古で済ませることもある。絶版になっていたり、中古の本すら見当たらないことがあり、その場合は、手に入れるための工夫が必要になる。

入手困難な本を手に入れるために、私が活用しているのは、次の2つのサイト。

■日本の古本屋

■復刊ドットコム

「日本の古本屋」では、具体的に探すだけでなく、メールマガジンで古書の世界に触れるのを楽しんでいる。古本市のお知らせもあるため実際に足を運ぶことも可能だ。

「復刊ドットコム」では、復刊して欲しい本を登録しておくと連絡がくる仕組み。いち早く復刻したことを知ることができる。

古書には、不思議に思うくらいの値段がついていることもある。古書について調べていくと、奥が深い。まさに「沼」だ。

電子書籍でもデータの値段に変動が出たりするのだろうか?

電子書籍のデータは数年間は有料だけども、その後は無料という印象がある。それに対して、紙の本は、数年間は定価だけれども、その後の値段に幅がある。

古書の価値はいったい誰が決めるのだろう?

紙でしか見ることのできない情報もある。

「本は紙じゃなきゃ嫌」派を卒業したいとは思いながらも、まだまだ紙の本とは縁が切れそうにない。