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全国各地の餃子職人の餃子愛を讃える餃子神殿がスタート。最初の企画は「女神たちの餃子」

8月10日、愛知県知多市で「餃子神殿」がスタートいたします。


「餃子神殿」の由来

かつてより日本の「餃子」はラーメンや日本酒のように作る人がブランドにならなければいけない、と話してきました。全国各地の餃子職人たちを神々だとしたら、私はその伝道師であるとしてきました。職人が自ら語らないのであれば、私が職人の声を聞いて代弁することで、職人の餃子愛を伝えて行かなければならない。そのような思いで、これまで日本の餃子文化普及活動を行ってきました。

これまでも、つくば市のBLANDEや関東のマックスバリュ・マルエツ、関西の平和堂などで私のセレクトした餃子を並べていただいており感謝しております。

今度は、私のその思いをもう一段汲んでいただき「餃子神殿」が愛知県知多市からスタートすることになりました。

コンセプトは上記のとおり、日本各地の餃子職人を神々とした時に、その神々の愛の結晶たる餃子が並べられるのは「餃子神殿」なのでございます。
餃子のセレクトはもちろん私、Gyoza Jockey小野寺力が行います。

第1弾は「女神たちの餃子」

餃子というのは男らしい料理という印象をお持ちの方が多いと思いますが、案外に女性の餃子職人も多いのです。女性ならではの、子どもに優しいこととか、健康への意識があるとか、見た目も嬉しくなるとか、むしろ女性ならではの生命力あふれる強さとか、女神が作る餃子には様々な魅力がございます。餃子を手に取って購入を検討される方も女性が多いのではないかと考え、まず第1弾は「女神たちの餃子」をセレクトすることにしました。

屋台骨 渡辺愛香さま

屋台骨は宮崎県宮崎市の中央卸売市場内に工場を構えて、新鮮な宮崎県産の食材をたっぷり使った餃子が特徴です。近年、宇都宮市や浜松市を超えて2年連続で「ぎょうざ支出金額・購入頻度」が日本一となった宮崎市の原動力である「宮崎市ぎょうざ協議会」の会長である渡辺愛香さんは屋台骨の専務取締役として、日々の餃子作りと宮崎餃子のPRに走り回っています。

餃子のビッグファイブ 政田久子さま

政田久子さんは、鹿児島県垂水市の漁業盛んな港町で育ち、22歳で結婚、1男4女を授かりますが、38歳のときに離婚。5人の子どもを一人で抱えながら手作り餃子をメインとする小さな食工房をスタート。それが、今や地元 では誰もが知る生餃子専門工場「ビッグファイブ」となりました。近年はお客様の笑顔を目の前で見ながら餃子を提供したいと「餃子食堂まさだや」をオープンし、さらに精力的な活動を続けています。

大鳳餃子 新元 俊子さま

阪神芦屋駅の近くで「大鳳餃子」を営む新元俊子さん。福岡で餃子店を開いていた両親の思いと屋号を受け継ぎ、1994年にオープンしたが、直後に阪神・淡路大震災でお店が全壊。それを乗り越えていまやテレビなどのメディアで評判のお店に。こだわりは皮から手作り。マカロン餃子は見た目の可愛さだけでなく、多種多様の味わいも本格派。新元さんがこだわりを詰め込んだ餃子は、贈り物にも喜ばれる逸品です。

金星食品 戸所 文子さま・松尾千代子さま

左:代表取締役 戸所 文子さん
右:取締役 松尾千代子さん

昭和44年に創業した金星食品は地元の中華料理店やラーメン店に卸している餃子が人気で成長してきた餃子メーカー。創業者の娘たちである戸所文子さんと松尾千代子さんの姉妹が社員を引っ張って、関東各地の食材を活かした新商品餃子を次々に開発し、自社製品が全国各地のスーパーなどに置かれて大人気を博しているだけでなく、全国からOEM製造の相談も絶えず、全国を飛び回っています。

寺田さんちの健やか餃子 寺田和子さま

右が寺田和子さん。左の寺田和博さんとご夫婦で餃子を作っています

大阪府松原市で寺田和子さんが手作りする「寺田さんちの健やか餃子」は、とにかく食材に手間がかかっています。ヨーグルトの乳酸菌を生かして3日間かけてアボカドとおからを口当たり良く混ぜ、高級アンチョビとオイスターソース、化学調味料無添加のこぶ茶で風味付け。カロリーが低いのに満足できる美味しい餃子は、手作業生産のため量産ができないのにメディアからも引っ張りだこで、常に数ヶ月待ちの人気餃子です。

天のびろく びろたんさま

天のびろくを製造するのは、北海道のガス会社。餃子好きが高じて、北海道の食材を使って、製法もこだわった餃子を作り始めました。その餃子の製造をしながら広報もつとめる「びろたん」は全国にフォロワーが広がると共に、通販で餃子販売が爆発的な人気に。さらには日本ハムファイターズの本拠地として北海道に新しくできた球場「エスコンフィールド」にも出店して、話題バクシン中!

うらわ餃子 真下加奈さま

真下さんは左から3番目の方

「ママの餃子は本当に美味しい!餃子屋さんになって」という息子さんの言葉をきっかけに餃子店を創業した真下加奈さん。2年間の準備期間を経て、2020年に移動販売を開始。そして現在は、工場も設立して近所のママさんたちと一緒に、愛情を込めて全て手包み。新鮮素材の味を大切にした餃子にこだわった優しい餃子を作っています。

餃子のみっちゃん家 関根美智子さま

関根美智子さんこと「みっちゃん」が作っていた「みっちゃん家の餃子」は、大量のニンニクを使ったパンチ力のある餃子です。一度は惜しまれながらも閉店した人気の餃子が、集まったみっちゃん餃子ファンたちによって復活。工場長は関根さんの長女が就任して人気の味を復刻しました。コロナ禍中に冷凍自販機で販売開始したところ、自販機の前には長蛇の列ができてすぐに完売してしまう状況に。その後も人気に応えて自販機の増設や、地元のコンビニエンスストアでの販売、通販の開始など販売エリアを拡大中。

餃子の美鈴 奥村 美佐さま

1963年に三重県伊勢市で創業した「ぎょうざの美鈴」。現在の店主である奥村美佐さんも和服に割烹着姿で店頭に立ち、餃子は出来立てを提供する流儀を守り続けます。カウンター席で構成された美鈴本店は、伊勢のソウルフードと呼ばれる餃子愛好家にとって伝説のお店です。また最近は本店の近くに製造直売店も増設し、より多くの方に美鈴の餃子を楽しんでもらうことを目指しています。

宝永餃子 栄子さま

音更町にあった1件の食堂を営む、女将さん「栄子さん」が作る餃子は、最初はラーメンを注文した人へのサービスで提供されていました。その餃子が美味しいとクチコミで人気となり、さらには苫小牧にものれんわけが行われて、創業当時のレシピをそのままに今も手作業で餃子が作られています。一度食べたら忘れられないと人気の味を残しながら、苫小牧工場ではさらに新しい味にもチャレンジを続けています。

テンホウ 百代さま

左から 社員、現社長、百代(ももよ)おばあちゃん、先代社長
(昭和49年 上諏訪末広町1号店「餃子菜館」)

元々は温泉旅館を営んでいた百代おばあちゃんが、これからは餃子の時代が来ると東京都内の人気店で無給で働き、邪魔者扱いされながらも最終的には店主に認められて秘伝の餃子レシピを伝授され、そのレシピを長野県諏訪市に持ち帰って「天宝 鶴の湯 餃子菜館」を創業。そのレシピと味は今も引き継がれ、店名はカタカナの「テンホウ」となって長野県内に広がりました。今も長野県のソウルフードとして人気を集めています。

餃子神殿でお待ちしております

最初の餃子神殿は、愛知県知多市にオープンいたします。

愛知県知多市新知台1丁目9-21


知多店の運営はjoWinさんという会社で、一般的な仕事に不安や困難のある方を雇用して運営されます。餃子は全ての方に愛される料理であってほしいし、そこに関わる人たちも分け隔てがあってはならないと個人的にも思います。「餃」という字も、食で交わると書きますので、様々な環境や能力の方が餃子を通して交わっていく世界が実現されていく、その象徴が餃子神殿であったら良いなと思っています。

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