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吉野まで歩く①|音羽三山と竜門岳ハイク

3月9日は奈良県の竜門岳りゅうもんがたけ
先月和歌山で登った龍門山と似た山名
山としては別やけど目的は同じ…
竜の付く山に登ろう🐲でした🙌

山の存在を知ったのは
年始にまとめた竜がつく山まとめ
近畿地方だけで15山もあることを知り
いくつか登ってみたくなった♪
👇竜門岳の場所

当初は竜門岳単独を登ろうとしたけど
公共交通機関でのアクセスが悪く
南北に山が連なっていることを知り
縦走しついでに他の山も登ることに🍃

その後、竜門岳付近を近畿自然歩道が通り
その道が吉野山に至ることも判明し
ついでのついでに歩きたくなる😙

高低差、距離共にハードなので
2回に分けることも検討したけど
途中離脱ポイントが微妙なのと
直近の東海自然でハードコースを
歩き通してたこともあり挑戦してみた

実際の距離も長丁場やったけど
様々な道を繋いで歩き内容も濃厚
1回で書くと長くなりそうなので
記事は2回に分けて書いてみます

《前半》音羽三山と竜門岳縦走ハイク


御所市と五條市の市境に広がる
丘陵地帯から東へ尾根を形成する
竜門山地の主峰となるのが竜門岳

最終目的地が吉野山なので
山地北側の大和朝倉を起点とし
音羽観音寺から音羽三山縦走して
竜門岳に至りそこから先は
近畿自然歩道で吉野山を目指しました

近畿自然歩道とは近畿を中心とした
2府7県を通る長距離自然歩道で
連続的な道ではなく多くの道が
交じり合うように設定されてるのが
東海自然歩道とは違う気がする🍃

奈良県には31のルートがある中
今回は以下の2ルートを辿りました
(この内容は後半で書きます)

棚田風景に癒され音羽山観音寺へ

この日の起点は近鉄大和朝倉駅
7時頃到着し駅で朝食を済ませる🍞

少し前は歩き始める前の
モーニングが日課やったけど
ここ最近は長丁場対策で省略し
それが普通になってきつつある…

駅前の住宅地を抜けて
見えてくる山が最初に登る山…
音羽三山の北端にある音羽山
堂々たる山容に少々ビビる💦

交通量の多い道を避けて
古い町並みの忍阪おっさか街道へ入る

この街道は古事記、日本書紀でも
知られる古道で忍阪と宇陀を結ぶ道
近畿自然歩道で辿れるようですが
今回は縦走のため少し歩き離脱

農道で山方面へ

坂道を登っていくと
日本の原風景とも言えそうな
棚田と集落と山が広がり和む😙

倉橋溜池沿いの遊歩道

晴れ予報のはずが
序盤で雲行きが怪しくなる…
今思えば序章やったんやろな😒

登山口となる音羽山観音寺へ分岐
実はこの付近に桜井駅から利用可能な
バス停があるが今回はあえて歩いた🙌
(その理由は後程…)

観音寺までは舗装路
山桜かな…綺麗でした♪

距離を示してるのか
灯篭として使ってたのか…
関係ないけど側面の小窓が
ガチャピンの目に見えてしまう🤭

分岐点にあった癒しの絵

にこやかな絵に癒されたが
ここから観音寺までは急登だった💦

振り返ると転げ落ちそう…

ゼーハー登ってるところで
再びあの絵に癒される😆
どなたの作品なんやろか…

音羽山観音寺

標高580m付近にあるお寺に到着
立派なお堂の前に住職のパネル?
手前にはぶちキレチコちゃん??
山間にある寺院にしてはポップ✨

こちらの寺院はNHK Eテレで2016年から
放送されたドキュメンタリー番組
やまと尼寺 精進日記の舞台らしい
NHK見てないから初めて知った😂
あ、チコちゃんはNHK繋がり?

音羽三山を経て大峠へ

竜門岳がメインなんですが
そこに至るまでに3山登る💦

まずは音羽山へ…

寺院の少し先までは轍あるが
その後は本格的な山道になる

桜を植樹する斜面

南音羽はかつて良質の桜材を算出した鼓の名工が活躍する「鼓の里」でした。その歴史と文化を伝え、霊験であらたかな音羽観音の湧水を保存するため、ここに桜を植樹します。

現地の記念碑より

樹林を抜けて展望台方面へ
遮る物なく展望良さそうやけど
それ以上に冷たい風に凍える

標高718m 音羽山万葉展望台から

奈良盆地と向かい側には
大阪府境の金剛葛城山地も一望
絶景やけど長居できない寒さ🥶

樹林に逃げ込みさらに登る

急登は辛いがこれくらいの道で
体がちょうどよく温まる😄
逆に立ち止まったら危険⚡

音羽三山・音羽山851m

起点から3時間近くかけて
ようやく1山目に到着💦
ただ今回の最大の登りは越えた♪

一気に下り
一気に登る

この先は登って下ってを
何度か繰り返し竜門岳へ

音羽三山・経ヶ塚山889m

木々の隙間から宇陀方面が
少しだけ見えるも眺望なし…

再び一気に下ってる途中で
次の山がちらっと見える
距離は近いが尖ってないか💦

再びの直登

道としては整備されてるけど
階段は少ないのでつま先で登る

分かりやすい稜線を経て
音羽三山・熊ヶ岳904m

三山一座目の音羽山頂から
三座目の熊ヶ岳まで1.5kmほど
短い距離やけどかなりの疲労度💦

竜門岳は熊ヶ岳と標高同じやけど
もちろん平坦な道なはずはなく…
この先は小熊ヶ岳を経て大峠へ下山

中央奥の山が竜門岳

下山中、視界が開けたとこで
竜門岳の姿を初めて確認🙌
嬉しいけど思ったより遠かった💦

たまの木漏れ日
大峠

標高770m付近の大峠に下山
南北の稜線道と東西の峠越えが交差
お地蔵様がおられたので安全祈願

ご利益あるか分からんけど
石仏見つけたら毎回🙏してます

いよいよ竜門岳を目指す

自分で縦走ルートを選択したが
この時点で少し後悔の念が…
けどここまで来たら行くしかないし
何なら竜門岳はゴールではない😂

今回も歩き終わりが遅くなるので
最終地点の吉野に宿を予約したが
逆を言えばそこまで行くしかないという
プレッシャーにもなってしまってる😥

峠から登り返し稜線に出ると
気のせいか先の方が霞んでる

霞の正体は霧ではなく雪
粉雪が杉林に吹き込んでた🥶

地面の雪が結晶を維持するほど
気温が寒かったみたい…

三津峠

竜門岳手前最後の峠
ここまで登り下り続いたが
この先は山頂まで長い登り

薄っすら白い道

寒い日なのでハイカー少なめ…
って思ってたら竜門岳方面から
十数人の団体が下ってきた😄
皆様寒さに負けずお元気で🙌

鉄塔下で振り返る

右鉄塔内の山が熊ヶ岳で
その奥に三山が連ってるみたい

山頂間近も急登

鉄塔から先も登りは続き
最後まで力抜かさせてくれない😒

竜門岳904m

起点からおよそ5時間20分
やっと当初の目的の竜門岳到着🙌
(龍門岳と表記することもある)

山頂には小さな祠があるが眺望なし
鉄塔のとこで景色見えたけど
風雪の影響で視界はよくなかった…

竜門滝を経て山口神社に下山

山頂は宇陀市と吉野町の境なので
標識には吉野町の文字🍃
ただ目指す吉野への道のりは長い…

竜門岳までは稜線伝いに
登り下りを繰り返してたが
ここからは長い下りが続く💦

体力的に登りよりは楽やけど
疲労蓄積してきての下り道は
踏ん張る力が弱ってきてるので
足の踏み場やバランスなど
考えることが多く結構疲れる😥

急な斜面を下り終わると
今度は川に沿って下る

竜門岳の山頂ですでに
近畿自然歩道になってたけど
下山中に初めて標識を発見🙌

道沿いに竜門の滝と看板あるが
その場から滝の姿が見えない…
てことでせっかくなので寄り道

竜門滝

小さめな滝が階段状に連なる
ここでは3段かなと思ったが…

滝沿いに下るともう1段
どこまでが竜門滝か分からんけど
見ごたえのある滝でした😄
スルーしなくてよかった♪

滝から続く遊歩道を歩き
川沿いの林道を歩き

林を抜けると久々の下界
町に出たのは嬉しいが
遮る物なくなり寒さが増す🥶

背後(北側)からの風にのり
再び雪が降ってくる☃️
思えば朝の青空はどこへやら…

近畿自然歩道標識にあった
山口神社に到着したが
参道の奥へ行く元気がなく…🙇‍♂️

雪が降りしきる集落から
《後半》の歩き旅がスタート😙
この先はこちらの記事👇で書きました

《前半》ハイキングルート

経路マップ(YAMAP)
高低差(YAMAP)

■ここまでの記録
・時間:約6時間30分、・距離:17.0km
・登り:1370m、・下り:1230m
大和朝倉駅→忍阪→倉橋溜池→音羽山観音寺→音羽山経ヶ塚山熊ヶ岳→大峠→三津峠→竜門岳→竜門滝→山口神社→《後半へ続く》

吉野を目指すもう一つの目的

今回登山口近くまでのバスを利用せず
大和朝倉駅から歩き始めたのも
吉野まで歩こうとしたのも
竜がつく山に登る目的とは別に
もう一つの目的があったからです

それは数年前からハマってる
歩いた軌跡を繋ぐこと🙌

2024年は薄線、薄点線を歩きたい🙌

今年も東海自然、山陰海岸ジオトレを
重点的に歩いていこうとしてますが
他に以前繋げた大阪府境の外周り
道があるか分からんけどその付近で
赤点線のルートを歩いてみたい😙

その外回りルートの一部が
今回の大和朝倉~吉野(赤太線)
長い道のりの一区間でしかないけど
少しでも歩けたら嬉しいものです😂

🍃2024年3月9日~10日記事まとめ


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