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自分のやりたいことを仕事にしなければいけない時代がきている。

先日、日経xwoman主催の国際女性デー2024 読者100人会議に参加してきました。私はSTEM教育の分野の分科会に参加しました。理系女子を増やすための取り組みとはどういうことをするべきかということを討論しました。

現場の理系女子を増やすための取り組みや理系を選択した女性たちの話を聞くことができとても有意義な時間を過ごせました。日本の女性にとって理系分野に進むことは、女性にとってマイノリティーの道を選ぶこと、人と違う道を選択する勇気が必要だという話も私にとってとても印象深いものでした。
キャリアにおいては、人と違うことをするだけで、それがブランディングの差別化戦略として優位に働く場合が非常に多いです。しかし、選んだ選択が成功するかどうかはわからないのがリスクです。また、情報の収集も人一倍大変になるかもしれません。

そこで大切になってくるのは、自分の内側から湧き出てくるものである自分が『やりたい』という気持ちが非常に重要になってきます。
そして私たちはAI時代に突入しています。上部の参考URLの九段さんのインタビューにもあるように、AIが持っていない自分の欲求をより大切にする時代になっていることがよくわかると思います。

AI時代においては、今ある職業に変化多くあらわれます。そして長寿命化により今までには想定できないライフステージもやってきます。その変化を乗り切るには、やりたいことをする人生を歩む選択がせまられます。なぜなら、やりたいことでないと困難が乗り切れないからです。やりたいことを仕事にできる人は、人生で奇跡を起こすようなものだという人もいますが、本当にそれはやるかやらないか、目指すか目指さないかの世界だと私は思っています。

結果論ですが、私もその自分のやりたいこと、自分の欲求に助けられた1人です。私は中学生の頃から建築家になると決めていました。決めていたというよりもやってみたい気持ちがとても大きかったです。数学は少し得意でしたが、物理、化学、生物を含む理系科目はすごく苦手でした。座学もそこまで好きではなかったので、建築家にはなりたいけれど、大学に行かなければいけないというハードルが、自分にとってはすごく高いものでした。しかし、大学に入ってからは、理系科目が苦手なことはもちろんですが、歴史が全然頭に入らないということも起きてきました。どうしてこんなに自分は理解力がないのだろうと悩むこともたくさんありました。しかし、最近では建築学科の女性の先生も増えてきて、驚くことに苦手な歴史なども徐々に理解できるように今では面白くて仕方ありません。やりたいことをつづけてるとこんな日も来るのだなと驚いています。脳の詳しい仕組みは分かりませんが、建築学科の授業においては、どうしても男性が多いので無意識的に男性脳が理解しやすい内容や興味がある内容が授業になっていたのかもしれません。苦手よりもやりたいことを優先してよかったなと思います。

まだまだ、日本における理系の女性の課題は非常に多いです。しかし、他の分野でも女性が数々の問題をクリアしてきたところはありますので、事例は存在します。大変な思いをすることもあるかもしれませんが、やりたいことをやり遂げた達成感は人生に大きな感動を与えてくれ、時に数々の困難を乗り越える力をくれます。

キャリアなどは1人で悩む必要もないので、理系を選ぶ女性、はじめ親や学校以外に相談できるメンターをつけるなどの対応が必要だなと感じているので、いろいろなところで言い続けていきたいなと思います。

皆さんは、今残りの人生でどんなことをしたいですか?私は人々がやりたいことをやるための環境を整える仕事をずっとしていきたいと思っています。

現代では、わがままと受け取られがちな欲求も、実は自分の人生を救うヒントになる時代です。面白い時代が来そうですね。


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