植松千明 CHIAKI UEMATSU

建築家|一級建築士事務所代表|幼少期に転校を経験して、中学生の時に建築家になることを決…

植松千明 CHIAKI UEMATSU

建築家|一級建築士事務所代表|幼少期に転校を経験して、中学生の時に建築家になることを決意。信州大学在学中に建築新人戦2019で最優秀新人賞を受賞。前職では東京オリンピック2020の日本武道館の建築チーフを務める。建築視点からバイアス、気付いてもらいたいことを発信!

マガジン

  • 建築思考から考える持続可能なセルフブランディング

    とくにchatGPTをはじめとしたAIの普及と高寿命化によって本格的に変化の激しい不確実な時代になり、従来のキャリア戦略では本当に通用しなくなってきました。だから私たちは自分の幸せの定義を自分で決めて、どんな時代にも対応できるスキルを身に着けて必要があります。では何を参考にすればいいかというと、私たちは先人たちが語り継いでくれた建築にヒントを得ることができます。世代を超えて残る建築には秘密があります。その秘密を人が生きていくためのスキルに応用したものをシェアしています。人のキャリアを建物に置き換えて可視化し、俯瞰しながら戦略を練れるようにします。

  • 建築設計を仕事にするって?

    建築業界で働くことについて書いています!地方大出身、学部卒、女性なのに設計事務所でどうやって生き抜いてきたかを綴っています。

  • 植松千明建築事務所について

    植松千明建築事務所での取り組みについて紹介しています!

  • いつか住宅・建物を建てようと考えている人へ

    新しい生き方・新しい働き方、答えがない時代にどうやって建物を建てるために考えていけばいいのか、建て主のヒントになることを発信しています!

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自己紹介_植松千明chiaki uematsu

初めまして、植松千明です。建築家です。 個性輝く社会、ダイバーシティの促進に 建築から提案をしつづけたいと考え一級建築士事務所を主宰しています。 今年は新しい方とも繋がれるといいなと考え、note始めました! 自己紹介の記事を書いてみたいと思います。 建築家 一級建築士 植松千明|CHIAKI UEMATSU 植松千明建築事務所 代表 ※法人化準備中 東京都女性ベンチャー促進支援事業 APTWomen第6期 日経xwomanアンバサダー <略歴> 両親の故郷である神奈

    • 出来る人は感情と向き合うのがうまい。クリエイティブの仕事をしている全ての人に読んでもらいたい1冊の本。

      このたび、素敵な本を編集者さんよりいただきました! 有名なライターのpatoさんという方の本です! 文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。 読みたくなる文章の書き方29の掟 今回の本は「文章で伝える」というタイトルだったのですが、これからの働き方、生き方に対して大切な言葉がたくさん書かれているように感じました。 これは、人を惹きつける文章を書く方だからこそ、書ける文章なのだろうと思いました。 AIの影響で論理や合理という分野における人間の価値が相対的に低下

      • こうあるべき、こうするべき。人の目は永遠に気になるのか。

        自由でのんびりやっているつもりでも、気がつくと、他人からの視線を非常に気にしている自分に気がつきます。綺麗すぎるファイリングなど、本質に関係ない部分まで気を使っていないか、ということを結構日々俯瞰してみるようにしています。 この習慣が身に付いたのは前職の山田守建築事務所での教えが偶然にも大きかったです。建築のデザインに時間を割くようにいらないことはやるべきではないということを徹底して教えてもらいました。手間がかかる会社のルールは徹底して排除されていました。 また、自分が興

        • 女性の1人旅の可能性。地方創生の見落とされがちな女性観光マイノリティについて。

          地方創生などのお仕事で感じたことは、女性が観光のマイノリティではないかという疑問です。私たちは女性が夜道を一人で歩くことの危険性についてよく聞きます。では、いつになれば女性や子供が一人で歩いても安心できる社会が訪れるのでしょうか? もちろん、状況は徐々に改善してはいますが、女性自身も「一人で夜道を歩けないのは当たり前」というバイアスを少なからず持っているように感じます。 学生時代、私は建築旅行に一人で出かけたいと考えましたが、女性が一人で安全に旅行できる情報はあまり揃ってい

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        • 建築思考から考える持続可能なセルフブランディング
          8本
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          8本

        記事

          ジェンダーギャップがあるとわたしたちは違う異性の言語を習得する必要がある。

          中小企業基盤整備機構の講座に登壇させていただきました! 少しでも独立や起業を検討されている方、起業というものがわからない方は、 ぜひこういう場所を訪れてみることを強くお勧めします! やはり自分のことは自分でわからないので 自分に合うアドバイスや応援をしてくださることを 探すことをお勧めします。 本題に入りまして、セミナーでお話させていただいた内容を少し。 起業準備中の女性に向けてお話をさせていただきました。 私自身、高校のときも建築学科を志望するも成績がよくなく、 地方

          ジェンダーギャップがあるとわたしたちは違う異性の言語を習得する必要がある。

          建築家が考える「食」のダイバーシティ①ー未来の食事の在り方ー

          昔と比べてフルタイムで働く人の数が多くなった現在、キャリアを構築しながら働いていくうえで、家事にかかる時間は省けるなら省きたい。そう考える人も多いのではないでしょうか。 その中で毎日訪れる「食事」について、いまや自分で作るものという考え留める必要はないのではないでしょうか。 クライアントさまのなかにも、キッチンは小さくていいですやこんなにも機能はいりません。。。という方結構多くいらっしゃいます。中には、奥さんに料理はさせませんので最低限しかいりませんという方も。 外食文化が

          建築家が考える「食」のダイバーシティ①ー未来の食事の在り方ー

          私たちが心から欲している働き方が書いてあった1冊の本について

          最近、素晴らしいリーダーシップに関する本に出会いました。 https://amzn.asia/d/esNHkXY それは、ポール・デュプイさんの「型破りCEOが世界を歩いて学んだ リーダー5つの黄金律」という本です。うまくは言い表せないのですが、読んでいるときに、まさに聞きたかった、あるべき自分について示唆されているような言葉が書かれていました。これまで自分が確信を持てなかった点について、必要としていた言葉が記されているという感覚でした。 この本はとても面白く、著者のポ

          私たちが心から欲している働き方が書いてあった1冊の本について

          オフィスは女性活躍対策として改造できる余地が多くある。

          皆さんにお勧めしたい一冊の本について書きます。人生で大きな後悔はありませんが、もし早くこの本のような仕組みを知っていたら、もっと楽しく働けたのではないかと強く感じました。この本は女性に焦点を当てていますが、私たちはもっと快適で楽しい働き方を追求すべきだと思います。 もっと手軽にロールモデルを見つけられたら、仕事とプライベートのバランスに関する悩みも、自分だけで解決するよりも、会社が支援してくれた方が解決が早いです。何とかなるとはいえ、ただ何とかするのではなく、楽しく働ける社会

          オフィスは女性活躍対策として改造できる余地が多くある。

          キャリーケースを持って街を歩こう。地方創生に思うこと。

          今、インバウンド事業が熱くさまざまな取り組みがされていて今まで私たちが知らない地方の魅力を知る機会が増えてきました。 しかし、建築家目線でみるともったいない!と思う 地方創生の見落としがちなポイントをまとめてみました。 個人旅行者も多くなってきたので団体バスの観光客が多い地域は とくに実践されるといいのかなと思います。 まず提案したいのは、「キャリーケースを持って街を歩く」ことです! お酒を飲みたいので車移動しない旅をする方も多いと思います。 私もその一人です。そんなときに

          キャリーケースを持って街を歩こう。地方創生に思うこと。

          女性こそパソコンに強くなろう。真逆なところにブレークスルーポイントがある。

          テクノロジーはじめITスキルと聞くと、なんだかとても難しそうな感じがして避けがちな女性は非常に多いと思います。私ももちろんその1人です。 しかし、女性だからこそ、テクノロジーを習得することで、自分の人生を切り拓ける可能性が非常に高いと私は考えています。業界の後輩やスタッフの子たちをみていても建築業界の場合ですがついてこれなくなる子の傾向として多いのはテクノロジーの進化にうまく対応ができないことがあげられると私は考えています。 言い方が難しいのですが、ビジネスというのはやは

          女性こそパソコンに強くなろう。真逆なところにブレークスルーポイントがある。

          VUCA時代、不確かな時代のマインドセットは昔の人から学ぶ

          中村天風さんってご存知でしょうか。 大谷翔平も感銘を受けたということで最近また有名なようですが、多くの偉大な経営者が読まれたことでも有名なようです。 私は、最近編集者さんより本をいただき、恥ずかしながら、天風さんのお名前を最近初めて知りました。「天風」という漢字が、やはりちょっとなじみがないので、他のデザインの本であったら読まなかったかなと思いました。 1回目に読んだ時は、「そんなのわかっているよ」という気持ちがすごい強かったのですが、最後のページの天風さんの略年譜をみた

          VUCA時代、不確かな時代のマインドセットは昔の人から学ぶ

          自分のやりたいことを仕事にしなければいけない時代がきている。

          先日、日経xwoman主催の国際女性デー2024 読者100人会議に参加してきました。私はSTEM教育の分野の分科会に参加しました。理系女子を増やすための取り組みとはどういうことをするべきかということを討論しました。 現場の理系女子を増やすための取り組みや理系を選択した女性たちの話を聞くことができとても有意義な時間を過ごせました。日本の女性にとって理系分野に進むことは、女性にとってマイノリティーの道を選ぶこと、人と違う道を選択する勇気が必要だという話も私にとってとても印象深

          自分のやりたいことを仕事にしなければいけない時代がきている。

          AI時代のネットワークスキルについてー未来の人間関係は未来の話をすることからはじまるー

          みなさんは、1か月にどのくらい新しい人に出会っていますか。 またいくつくらいのコミュニティに所属していますか。 私たちはAIが私たちの生活をすごい勢いで変えていっています。 そしてなんといっても高寿命化。 現状維持が後退になっていく世の中。 安心して暮らしていくためにも、今わたしたちは多種多様な人と会う必要があるのです。 残念なら都市も建物も多種多様な人とネットワークが築けるようにはできていません。 多種多様な人との関係性を継続するコツを書いてみました。 自分ではあまり得意

          AI時代のネットワークスキルについてー未来の人間関係は未来の話をすることからはじまるー

          未来のウェルビーイングなオフィス環境を建築家が考えてみる②ー自分の良さを知りながら働くには?ー

          自分の良さを感じながら働ける環境というのはどういう風にできるかということを今日は書いてみたいと思います。 自分がこの職場で役に立てている実感が持てるのがいいですよね。 突然ですが…。 みなさんは1か月に新しい知り合いや友人が平均して何名できていますか? 私は、建築設計という仕事柄、クライアントの未来を一緒に描くには、彼らのパーソナリティーを深く知る必要があります。 建築家はデザインももちろんなのですが、クライアントに必要が未来を提案もします。 そのせいか、キャリア相談など

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          これって常識?ってモヤモヤしたときにオススメな1冊

          外国の文化や慣習の話を聞くのが私は大好きです。 なにかこうモヤモヤしたときに 自分だけがおかしいのかと思うことは誰にでもあるかと思います。 慣れている文化も大切ですが もっと心地よく生きれる文化や価値観があるのでは ないかといつも考えています。 そこで面白かった1冊の本を紹介します。 「最後はなぜかうまくいくイタリア人」という本です。 この本は、仕事面や恋愛など幅広いテーマに触れており、大変面白かったです。どの国も良し悪しではなく、見習うべき文化があること、また、当たり前だ

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          年末に考えたい次の年のこと。どういう環境で生きていきたいか。ウェルビーイングを考える

          内田舞さんの「ソーシャルジャスティス」という本を読みました。もっと早く読めばよかったと思う1冊です。まず、ソーシャルジャスティスという言葉がピンと来なかったのが原因なのか...存在は知っていたので早く読みたかった一冊。 内田さんがコロナ中にワクチンのことについて発信していたことを、もっと早く知りたかったです。私はワクチンを接種しましたが、打った後、いろいろな方に「本当に大丈夫でしたか」と聞かれ、正直とても不安になりました。当時、メディアの情報を完全にシャットダウンしていたの

          年末に考えたい次の年のこと。どういう環境で生きていきたいか。ウェルビーイングを考える