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「家族の後押し」非正規公務員を飛び出した54歳の冒険#2

私には持病がありまして、コロナ禍になり、対面での仕事に落ち着かない日々を過ごしていました。
それまでは、天職かも?!と思うこともあったのです。

感染の波が来るたびに、仕事をしながら、腰が引けてしまうことが増え、
このままでは誠実な仕事ができないと感じていました。

それ以外にも、非正規雇用ということで、
専門職として、責任や求められるものが多い一方、
来年雇用があるか分からない、社会保険に雇用保険、昇給も有給もない低収入、思うような未来が描けずにいました。
でも、生きていくのに精一杯で、今まで見て見ぬふりをしてきたのです。
 
一番の引き金になったのは、年明けの、
春からの5類への制度変更のニュースでした。
とても身が守れそうにないと思いました。

昨年からオンラインで出来る仕事を探していたものの、
次年度の更新時期までには間に合いませんでした。
仕事を失うのは、非正規の私が一番恐れていたこと。

「辞めるのをやめたよ」
外出先で、パートナーにそう言ったところ、
「辞めたらいいじゃん」
という意外な答え。
「え?辞めていいの?😮ホント?」

どんどん流れてくるニュースに、沈んでいく私の気持ちを、
見透かされていたのかも知れません。

うちは二人で1馬力。
相当な根性を、パートナーは出してくれました。
 
肩の荷が下りた瞬間でした。

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