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習慣コンサルタント(1)

習慣や、日課に興味がある。日々の習慣の裏には、無意識の意思決定がある。その裏には、自分はこんな人間だというアイデンティティや、世界はこのようなものだという信念が含まれている。そうした思考の果実として、日々の小さな行動があり、その行動の反復が習慣となる。1日、1週間の大半は行動はそうした習慣そのもの、もしくはその延長線上にある。それが1月になり、1年になる。毎年毎年、小さな変化はありながらも、その習慣と、自分ではどうにもならなかったり巨大な外的要因に囲まれて、人生の時間は過ぎていく。そう考えると、習慣や日課について考えることは、今、自分が人生に何を取り入れ、取り除き、その結果として、人生をどのようなものにしていきたいのか、という壮大な設計図でもある。

しかし、その果てが、私の欲しいものではない。それ自体も、魅力的なものだが、それよりも、日々の小さな習慣、人生というプロセスを味わいたい。死は選べない。自分がどのように死にたいかを、想像し、そのように死ねる人は滅多にいないだろう。それは突然である。渾身のオリジナルドリンクを飲ませたい友人が、その小さな口約束を交わした次の日に、交通事故でなくなることもある。一体いつ自分が不慮の事故に見舞われるのか、病気が発覚するのか、わからない。であるならば、最後の最後だけに、習慣や日課の喜びを感じ取るのではなく、日進月歩の日々に、習慣という楽しみ、日課という喜びをちいさくバラマキ、そして、小さく小さく、その成果を収穫し、味わうのはどうだろか。

私を始め、多くの人は、日常をこのようにしたい。という理想がある。その要素としては例えば、読書や運動の習慣を持つといった具体的な行動があるだろう。そういったものの先に、理想の自分像、理想の人物像があるように思える。ならば、今日から、今から、その理想像とのギャップに嘆き悲しむのはやめて、その理想像としての自分を歩みだすのだ。理想像としての自分、いや言い方が良くないな、好ましいと思える自分の像を、まさにいまから実践すればいい。そうすれば、あなたはもう、そうなのである。結果はすぐについてくる。アイデンティティに実際が追いつくてくる。その具体的な話を、習慣の力に魅了された私自身のエピソードが、私が様々な人や文献から見聞きしたものを、これから定期的に連載していく。


私のオススメの習慣に関する本を5冊置いておく。ぜひ、読んでみて欲しい。


ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣


自分の薬をつくる


天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々


しないことリスト



やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける


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