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総合病院受診、手術日決定

2023年9月28日。

稽留流産でなければ、この日から9wに入っていた。

前日、紹介状を書いてもらった総合病院へ。
割と穴場的な病院で、口コミ通りかなり空いていた。

病院自体が初診であったため、診察までの手続きは30分ほどを要した。もう少し時間がかかると思っていたが、思いの外スムーズで助かった。

問診票を記入し、診察へ。
紹介元の主治医よりも若い男性医師だった。
ひと通り妊娠の経過について確認し、内診。

「うん、やっぱり心拍は見えないね。
残念だけど、紹介元の先生と同じで、稽留流産の診断になります。

赤ちゃん、8週と5日くらいの大きさだね。
大きさはしっかりしてる分、今日このタイミングで心拍が分からないのは、やっぱり心臓を止めてしまったんだと思う。」

おや?
2日前より、赤ちゃんが大きくなってる。素人目でもわかる。
このときのエコー写真は貰えなかったけど、モニターのCRLのところには確か、15.5mmって映っていた。

まぁもちろん、病院が違うからエコーの機械も違うだろうし、診てる先生も違うんだから誤差なんだとは思うけど、ほんの少し大きくなってくれていたかも?と思うと、なんだかとても、嬉しかった。

でもやっぱり心拍は、確認できない。
わかっていたけど、奇跡は起きなかった。

手術や麻酔の方法について説明を受けて、様々な書類をもらった。

先生からの説明

  • 麻酔は静脈麻酔。まれに合併症がある。

  • 手術は掻爬法。まれに子宮穿孔があり、開腹手術になることがある。

  • 子宮の内容物は病理検査に出す。

  • 日帰りでやる病院もあるけど、ここでは一泊入院してもらう決まりになっている。

  • もちろん自然排出を待つのでもよい。どちらがいいとか、次の妊娠に関わるとかは全くない。ただ自然排出のあとに手術になるケースもある。

  • 週末のうちに自然排出する可能性ももちろんある。夜間でも早朝でも、電話連絡を。出てきたものをキャッチできれば、ジップロックに入れて持参。

  • 手術の後、だいたい1ヶ月から2ヶ月で生理が再開する。2,3回見送ってから妊活トライを。

たくさん検索して調べていたので、概ね知ってることばかりだったけど、とても分かりやすく、冷静に説明してもらえた。よかった。

看護師さんからの説明

  • 前日は22:00までに夕食を終え、以後絶食。飲み物は6:30まで。9:00入院。

  • 入院当日に処置になるから、入院中にはシャワーは使えない。

  • 午前中に、子宮口を広げる処置をして、手術をするのは午後。時間は当日決まる。

  • 手術の時間は15分くらい。麻酔から覚めて、2時間くらい経ったらお水が飲める。夕食も出る。

  • なんともなければ翌日の午前中に退院。迎えにきてもらうか、タクシー推奨。

  • 手術に向けて採血が必要。このあと採血へ。(採血の場所まで一緒に連れて行ってくれた)

おそらく20代の、女性の看護師さんだった。
とても優しくて、一言目に「突然で…びっくりしましたよね。大丈夫ですか?」って言ってくれたので、先生のところでは泣かずに済んだけど、ちょっと泣いてしまった。

色々もらった書類の中に「大切な赤ちゃんを失ってしまったあなたと、ご家族へ」(念のため、ちょっとニュアンス違います)というものがあった。
グリーフケアに関する情報や、手術までの過ごし方、家族との関わり方について書かれていた。

総合病院の産婦人科って、もっと淡々としているイメージだったんだけど、思ったよりずっと温かくて、すごく嬉しくなった。


手術日は、翌週の月曜日、10月2日に決定。
当日は、最終月経日から計算すると9w4dにあたる日。

これを書いているのは手術前日(10月1日)なのだけど、やっぱり今のところ自然排出の傾向はまったくない。
そんなに居心地がいいなら、このままお腹にいてくれたっていいのにね。
もちろんそうはいかないのだけど。

お別れの時間が近づいてるんだな、寂しいなぁ。
妊娠が分かってから、丸1ヶ月。短い期間だったけれど、本当に幸せな時間だった。
お父さんお母さんにしてくれて、ありがとう。
またね。


ちなみに、この土日で悪阻が更に悪化。
これを乗り越えたら、赤ちゃんに会えるんじゃないの?なんで私は会えないの?と、思わずにいられない。くやしい。


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