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学習体験とデザイン(LXD)

LXDというものについて、書いていこうと思う。

LXD(Learning Experience Design)とは、UI/UXデザインのように学習するユーザーの体験に軸を置いた考え方のようだ。
過去の自身の学習体験を振り返ってみると、教科書や参考書があり、それを試験のために学んでいき、試験の結果で自身のスキルを数値化されて評価される。こういう体験は学習するユーザーを軸に置いているというより、学習する内容を軸に置いているものだと思う。
この欠点としては、試験を受けるまでは自分でいかにモチベーションを保ちつつ学習するか、どこまで習得できたかを各々のスタイルで測る必要があること。
近年だと、ゲーミフィケーションを使った学習方法などもあり、このLXDというのはそちらに近いものなのだと理解した。
クリアしていくごとにレベルが上がり努力が可視化されていく。任天堂のRingFitなんかもまさにフィットネスとゲームを組み合わせたいい例だと思う。
最初は簡単なものを達成するだけで報酬がもらえる、その報酬がもらえる嬉しさでモチベーションが上がり次の達成に向けて努力する。
この報酬をうまく学習に持たせることができて、それが学校教育などで使われていくと、勉強が嫌いだった子も何人かは達成した報酬を手にするために頑張ろうとするのではないだろうか。

学習は子供より大人

子供の頃は義務教育などで学校で学ぶことがある程度強制されていたが、社会人になってからは、自ら学ばないと成長が止まってしまう。学ぶ場がないから子供よりも大人の方が学びを必要としているのにもかかわらず、そういう場に行くハードルが高かったり、独学で学ぶにしてもモチベーションの維持がかなり難しいように感じる。
子供の頃に比べると、お金が増え、行動範囲が広がり、できることややれることも増えた分、学ぶことに集中するのがより困難になっているのではないだろうか。
僕自身も新しいものを学ぼうとするとモチベーションの維持が大変だなと感じることが多い。

これからの学習

子供から大人まで学ぶ楽しさをデザインしたものだけでなく、応用の効くフォーマットがデザインされて、どういうジャンルのものでも楽しく学ぶことができる未来が近いように感じた。
後輩やデザイナーを育てる上においてもこのLXDという考え方をぜひ取り入れてトライしてみようと思う。


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