見出し画像

がん検診、気が進まない?

 日経夕刊に医学者の中川先生がガンについて記しているコラムがある。先日その中でがん患者が増えていることについて、2つの側面で語られていた。

 1つはコロナによるがん検診の自粛により、20年に検診で見つかったがんは前年度約14%減。21 年は更に減っているという。検診で見つかるのは主に自覚症状のない早期ガンであるが、早期ガン発見の減は症状の進んだガンの増につながり、今後ガンによる死亡の増となる可能性があるとのこと。

 もう1つは高齢化。ガンは細胞の老化といってもいい病気なので、平均寿命が上がり高齢者が増えれば、ガン患者が増えるのは自明の理と言われています。

 今書いた2つの事情は、少し考えれば分かることかもしれません。でもコロナはただでさえ面倒な検診の恰好の理由になったことと、老人の比率が増えてガンが増えることは思ってもみなかったことかもしれません。先生が言われる通りだとすると、これから明らかになるがん患者数はどんどん増えるでしょう。

 検診については、手間と時間、見つかった時のことを考えると、受診を躊躇する気持ちが起こるのは仕方がないこととは思います。ただ家族や自分の将来を考えるなら検診を受けて早期ガンを発見した方がいい。少なくとも自分は思うのですが。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?