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狐の窓

 狐の窓というのがある。指を決められた形にくみその間から覗くと、人に化けた妖怪・狐の嫁入り等の怪異の正体を見ることが出来るという民間伝承のようだ。

 とても便利なものだが多用すると危険だともいう。それは正体を見破った相手方にも彼らを覗いていることが気付かれてしまうことがあるからだだという。もし気付かれたら最悪その怪異に取り憑かれてしまうこともあるらしい。

 あくまで民間伝承であり、色々な説があるかと思うが、むやみやたらと相手のプライベートを覗くと、ひどい目に遭うこともあるので、覗き見根性は大概にしなさいという戒めだろうとは思う。

 更に狐の窓についてググッてみると、正式な指の組み方は独特でなかなか上手には組めない。これも多用させない様な戒めだろうか?

 あと一つ。狐の窓を使って鏡で自分のことを見てはいけないというのもある。確かに他人の目に映る自分の真の姿はあまり見ない方が幸せなのかもしれない。

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