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キタシロサイの絶滅に思う

 キタシロサイの最後のオスが亡くなった。しかし大阪大のチームがこのサイのIPS細胞から卵子や精子の元になる「始原生殖細胞」を作り出すことに成功したので絶滅を免れることが出来るかもという記事が日経にあった。

 素人の感想に過ぎないのだが、そもそも新たに作り出された細胞から作る個体は元のキタシロサイと同じ種族なのだろうか?私にはわからない。

 絶滅危惧種の保存活動は世界的に行われている。保存活動に反対な訳ではないが、活動は自然の摂理に逆らうことになっていないだろうか?もしかしたらそのことが生態系に微妙な影響を与えているかもと少し疑問に思う。

 絶滅危惧種と言っても、人間にとり危険な害虫やウイルスは絶滅に追い込んでいる。保護すべき種を選んでいるのは人間だ。だからどの種を保存するか決めているのは人間である。

 果たして人間は種の保存の番人なのか?生態系のバランスを崩す悪魔なのか?神のみしか分からないが。


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