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脱少子化と婚外子

 先日の日経で「脱少子化で家族再定義」というタイトルが一面を飾った。この記事を一見すると、脱少子化を目指すなら多様性が不可欠の様にも読める。日経が一面トップでこの話題?というのも驚きである。

 ここでちょっと注目したいのが記事で取り上げていた縦軸に婚外子割合、横軸に特殊出生率をとったグラフ。一目見て婚外子の割合が高い北欧やフランスの特殊出生率が高く、割合が低い韓国・日本が特殊出生率が低くなっている。確かに婚外子を増やせば、子供が増える様にも読める。

 だが、北欧やフランスの婚外子は6割を超えるのに対し、韓国・日本はわずか2%程度。文化の違いと言えばそうなのだが、この差をうめることは容易ではない。

 日本の特殊出生率を上げる為に北欧等の制度に近づけるのは現実的ではないかもしれない。法律婚による出生重視の文化を認めつつも、婚外子が不利とならぬ様人々の意識から変えていかないといけないのかもとも思う。





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