♢♢テーマイメージ♢♢
まだ見ぬ君へ、祈りよ届け
希望に輝く願いを叶えて
いつか遠い思い出として僕に語ってほしい

今年もまた、昼間の地上に星々が咲く
愛らしい花色が濃緑の葉によく似合う

いつか君は、共に見るだろうこの花も
忘れてしまうだろうか？
それはずっとずっと先の話だけれども
ふとした瞬間に思い描いてしまうんだ

今からもう君との出会いが待ち遠しい
でも、
これからずっと君との別れが心寂しい
だから、

どうか、
まだ見ぬ君へ、祈りよ届け
希望に輝く願いを叶えて
いつか遠い思い出として僕に語ってほしい

地上に咲き、空に輝く南十字星よ
僕の祈りが届くなら、この子を導いて──

サザンクロスの花をイメージした、父母と子供のいつかの未来を想い描く作品です。

“南十字星” の意味である「サザンクロス」の名前を持つ花をご存知でしょうか？
ちょうどこれからの時期、梅雨入り前から咲き始める暖かみのある濃い目の緑葉とピンクの花が可愛い植物です。

ローズマリーのように細長い葉に、キリッとした星型の花を咲かせるので、一度覚えたら花期に見かけると必ず分かるだろうと思う特徴的な「サザンクロス」。
星型の花にちなんで、花言葉も星をイメージさせるものです。

• 願いを叶えて

• 光輝

• まだ見ぬ君へ

• 遠い思い出

どれもとてもロマンティックで、素敵な花言葉ですね。特に “願い” に関する花言葉は、流れ星に願いを唱える風習を思わせます。

花が咲き始める季節、5月・6月にはちょうど母の日・父の日があります。花言葉を踏まえて、本作品は愛しく大切な人の幸せを願う「親子」というテーマをイメージに取り入れました。

サザンクロスの原産地は南半球のオーストラリアだそうです。
南半球で星といえば、ケンタウルス座の足元に十字架として描かれる南十字星が特徴的なので、連想しやすいですね。空に輝く星の方の南十字星は、大航海時代以降、南極の方角を知るために使われたそうです。いくつかの国旗にも象徴として描かれている程、重要視されている星座です。

そのような訳で日本では現在の流通名が定着したようですが、原産地で「サザンクロス」というと実は別の植物を示すそうです。
日本では主にサザンクロスとして流通していますが、本来は学名の “Crowea” 「クロウエア」と呼ばれます。ミカン科なので、葉にはほんのりと柑橘系の香りがあるそうですよ。

サザンクロスの花は、時期になると一般の生花店で鉢植えなどが出回ります。
もし実物を見た覚えのない方は、ぜひ一度見てみてください。シャープでスタイリッシュながら可愛さのあるサザンクロスは、白いお花のタイプもあり、そちらも可愛いですよ！ (⁠｡⁠•̀⁠ᴗ⁠-⁠)⁠✧

……作りながら中島みゆきさんの歌が頭の中に流れたのは、ここだけのヒミツ。(笑)

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