見出し画像

♯2 交際していないけど結婚することになった

ちぇーです。

「面白い妻」について書いていこうと決めたはいいものの、「妻に見つかったら怒られる」が頭から離れません。

仕方がないので、まずは馴れ初めでも書こうかなと思います。

そんなこと、誰も興味がないのは重々承知しておりますが、優しく許してもらえると嬉しいです。


妻との出会い

のちに「面白い妻」になる女性と出会ったのは2013年4月。

新入社員歓迎会でした。

この時点でお気づきかと思いますが、妻は「職場の後輩」です。

大変申し訳ございません。

歓迎会の場で、彼女は私と同じテーブルになったようですが、私はひとつも覚えておりません。どんなに記憶を思い返しても、覚えていません。

大変申し訳ございません。

第一印象は「ずいぶん落ち着いた子が入社したなぁ」です。

のちに判明するのですが、妻は「おっとりしている」のではなく、「いつも眠い」のです。

そこから3年は、所属部門が全く違ったこともあり、「たまーに飲み会が一緒になる後輩」、「通りすがりに挨拶をする後輩」程度の距離感でした。

妻が舞い降りてきた

そして2016年。社内の人事異動により、彼女は当時私がいた部門に異動になりました。

「通りすがりに挨拶をする後輩」から「直属の後輩」に変貌したのです。

異動の少し前、当時の私の上司から「今度、この3人のうち誰かが来ることになるけど、誰が適任だと思う?」と内々で相談があり、私は何故か彼女を指名しました。

単純に、所属部門の現状をみたときに、彼女に抱いていたイメージが「適任」と思ったのでした。
それ以上でも、以下でもありません。

でもひとつ言えることは…「当時の上司よ、よく
相談してくれた」です。

ありがとう、当時の上司。

実は感謝しています。そう、個人的な理由で。

「舞い降りてきた」という表現は、当時私が所属していた部門が建物の下層階にあり、彼女がもともと所属していた部門が同じ建物の上層階にあった。そして彼女が異動により、上層階→下層階におりてきた。そう、まさに「舞い降りてきた」なのです。

異動初日、やっぱり彼女は眠たそうでした。

交際0日で結婚

彼女が舞い降りてきてから約2年後に結婚を決め、さらに1年後に入籍をしました。

たまたま当時、所属部門が抱えていた問題を根本的に解決しなくてはならず、私がそのプロジェクトのリーダー、彼女がサブという役割になって、社内外と戦った。そしてふたりの距離が縮まっていった。

そんなちょっと安っぽいドラマのようなストーリーもあって、結果、結婚して今に至ります。

その間、いわゆる「交際」はしていません。

仕事の帰りにお酒を飲んだり、休日にどこかに出かけたり、一緒に過ごす時間は徐々に増えていきましたが、「交際」はしていません。

正しくは「交際を申し込んだが断られた」ですね。
何なら「断られ続けた」が正解です。

この話を妻にすると怒られるのですが、事実です。

「付き合うって何?」
「私は付き合うとか、付き合わないとか、そうゆう次元ではいない」
「いま、一緒にいるんだからいいじゃん」

と、言われ続けて2年。

2017年12月。私が「付き合わなくていいから、結婚しようよ」と言うと「うんー、いいよー」と返答があり、いまに至ります。

でも私自身は、なんとなく「結婚するんだろうな」と心のどこかで思っていたので、彼女の回答にさほど驚きはしませんでした。

何よりも、
「2年間断られ続けても、何も変わらず、当たり前のように彼女の隣にいた自分」と
「2年間断り続けても、何も変わらず、当たり前のように私が隣にいることを受け入れ続けた彼女」
の双方を褒め称えたいというのが本音です。

この話は、本当にごくごく一部の友人しか知らないのですが、よく「彼女、他に誰かと付き合ってたんじゃないの?」などを中心に、各種コメントを頂きます。

しかし、それはない。断じてない。
彼女は、そうゆう人間じゃないんです。

「ただただ信頼できる人と一緒にいたい」が彼女の本心のようです。

私はとんでもない逸材と結婚。「交際0日婚」をしたようです。

慎重に過ごした1年

結婚を決めてからの1年が大変でした。

一般的には「交際0日婚」を理解してもらうのは難しいだろうと思います。また、社内同士ということもあり、綿密に練ったシナリオと段取りで、1年をかけて「一般的に見える結婚」を演出しました。

そんなの必要ないと言えばそれまでですが、逆に変な憶測であることないことを言われる方が面倒だなと思い、そうしました。

実はその1年間が意外と楽しくて、思い出深いものになっています。

それはまた別の機会にお話します。
勿体ぶります。

しかしながら…職場結婚であるにも関わらず、「誰にもバレず、誰にも疑われずに結婚をした」のは、我ながらすごいなと今でも自負しております。
 
教訓は「堂々としてりゃ、誰も疑わない」ですね。

そして2018年の年末、私たちは「交際0日」で入籍しました。

以上が、私と妻の出会いから結婚するまでのトータル約5年半。物理的に近い距離感になってから約3年弱の出来事でした。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?