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百人一首の和歌を読み解く

こんばんは、あおばさくらこです

今日は百人一首の和歌を読み解いていきたいと思います。

お正月に百人一首をよくやりましたが、
探したらありました。

小倉百人一首典雅かるた

田村将軍堂のカルタです。和紙を使っていて、裏には銀粉が装飾に使われています。
手作りだそうです。

銀粉が散りばめられていても綺麗


今日は百人一首の中から、桜の花について詠まれたものを選んでみました。
下の3首は八重櫻、山桜、さくら、という文字が入っています。

桜を詠んだ和歌

この2首は、「花」という言葉を使っていますが、この花は桜を指しています。

小野小町の有名な和歌

花のいろはうつりにけりないたづらに
わが身世にふるながめせしまに

綺麗な和歌ですが、
意味を調べると
『美しかった桜の花も雨に打たれてあせてきた。私も浮世のあれこれを思い悩んでいるうちに、容姿が衰えてきてしまった』

みたいな、決して楽しい内容ではありません
ぼやきですね。


花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり

こちらの現代語訳は、

春の嵐に誘われて桜の花が降っている、降っているのは雪だけでなく、老いていく我が身なんだな

こちらも花は桜であり、老いを詠っています。

桜は綺麗に咲いて、儚く散る、、、みたいな印象が昔からあるのでしょう。

私は桜の花が風に舞って散っている中を歩くと、祝福されているような気持ちになります。
「祝福してくれてありがとう」と、思います。
桜は入学式のおめでたいイメージがどうしても強いのと、綺麗だからです。

私は以前から和歌を学んでいるので、
百人一首の本も今度買う事にしました。



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