子供に投資を教える前にすること。それは…

オーストラリアに移住してきて、13年目。日本人美容師夫妻と8歳、6歳、1歳の3人の男の子を持つママこと、モンブランです。

私が買った株の中でオーストラリアの金鉱株、この記事で紹介しています。

配当金が出ました。

金が上昇にトレンドに入る前に買いました。しかし、初心者の私。オーストラリアは金の産出国世界第2位です。

オーストラリア金鉱株って検索して一番最初に出てきた株式会社。これでいいっか。

私が持っているオーストラリアの証券会社口座は最低取引金額が決まっています。$500です。

1株$6.2だったので、91株を手数料込みで$580くらいで買いました。

この株、ずっと含み損でした。

プラスになったことが1度もありません。天井掴みをしたと思います。しかし、初心者の私は株を買って持っていたら上がると思っていました。買った時点でマイナス、ずっと含み損を抱えたままでした。でも、私が住んでいるのはオーストラリア。自国の会社を応援したという気持ちもあったし、ホームページをも見てもサスティナブルを配慮した会社。ここだったら、応援してもいいかも…と思って買いました。

その株の配当金がいくらなのかも知りませんし、年に何回もらえるかも知りません。無くなってもいい金額で買いました。

1株$6.2で買った株に対して、0.9セント合計$8.19が証券口座に振り込まれていました。

スーパーの株、配当金のお知らせのメールが届いたんですが、振り込まれていなくて、放置。なので、初めて、振り込まれた配当金。とっても嬉しかった。それにいい勉強になりました。

0から1を生み出すのってとても難しい。

動画を何十本あげても、ブログを毎日書いても収益を上げるのは、簡単ではない。

投資だってそう。

毎日勉強しても、毎日チャートの前に張り付いていても、本を読んでも、勉強した分だけ稼げるとは限らない。

この世で生き行く限り、努力した分は自分に返ってくるという考え方は捨てた方がいいと思う。努力してもどうにもならないことだってある。

しかし、何十本も撮影した動画の1本がバズることだってあるし、毎日更新のブログにサポートしてくれる人だっている。

適当に買った株が何十年後かに倍になる可能性だってある。

未来は何があるかわからない。

これを投資の世界ではリスクと呼ぶ。

未来は何が起こるかわからない。

買った株が倍になることだってあるかもしれないし、それが半分になることもある。

そう思うと株はギャンブルだ。2分の1で、勝つか負けるか。

だから、株は大人を虜にしてしまう。あの投資の神様と呼ばれるバフェットさん、素敵なおじいちゃん。おじいちゃんになってもなお、投資を続ける。それは、もう魅了され抜けだせないのでは??と思うこともある。

では、ギャンブルと違うところは何だろう?

それは、選ぶ会社(株)によって負ける可能性が低くなる。決して、2分の1ではない。勝つ可能性がだんだん高くなるとそれはギャンブルではない。
次に時間だ。人に与えられた唯一平等のものとは、時間だ。逆に言えば時間を制したものがこの世の勝ち組になれるのではないだろうかと思うこともある。そして、世界のインフレは少しづつ緩やかに右肩上がりだ。モノの値段が少しづづ上がっていけば、株価もすこしづつ上がっていく。1年後はまだ含み損かもしれないが、3年後になれば買った値段に戻ることだってあるかもしれない。それに、10年後には少しだけプラスになっているかもしれない。インフレ率を考えると損をしているかもしれないが、急にフィーバーする可能性も無きにしもあらずと言ったところだ。

多くの日本人は金融教育を受けていない。

私だって母に10万円あげるから、これを倍にする方法を考えろ。などと言われたことは、一度もない。

・無駄遣いしないように。

・貯金は大切。

・人に貸したお金は返ってこないものだと思え。

・絶対に連帯保証人にはなってはいけない。

・お金はいくらあっても荷物にならない。

とお金を守る方法を教わった人はたくさんいるのではないのでしょうか。

私の母はお金を増やす方法は教えてくれなかったけど、お金を守る方法を教えてくれていた。

そして、私は、自分でお金を増やす方法を今勉強している。

遅いかもしれないが、37歳になってから初めてお金について学んでいる。いつだって、何歳からだって、人は学べる。

そして、子供たちにも私なりに金融教育をしたいと思っている。

しかし、その前にまずは、お金の守り方を子供たちには教えていかないと思った。

クレジットカード、リボ払い、キャッシングなど、借金(ローン)という名前ではない借金が、

この世には存在して、ちゃんと理解した上で利用する。

それからでも資産を増やす方法を勉強するのは遅くない。と私は思う。

子供時代にできること、それは、お金を増やすことよりももっと大事なこと。

それは使うこと。(消費)

お金には、大きく分けて4つの使い道がある。

・消費

・寄付

・貯蓄

・投資

豚さん貯金箱にお金を貯める。これは貯蓄。

そのお金を持ってアイスを買いに行く。これは消費。

アイスを買ったお釣りを山火事で住むところがなくなった動物のためにお金を使う。これは寄付。

得意なことを伸ばすためにダンス教室に通う。これは投資。

この中で一番子供たちに身近なもの、それは、消費。

食パンA1枚100円。

食パンB1枚150円。

値段だけ見ると、Aを買いたがる子供。

しかし、裏の原料をみてみよう。

Aの食パンには、小麦粉、水、乳化剤、防腐剤、PH調整剤、その他調味料

Bの食パンには、小麦粉、水、塩、オリーブオイル

私は、50円高くてもBの食パンを買おうと子供に提案するだろう。

消費の中には消費と投資が含まれている。将来の健康という投資が。

玉子だってそう。

狭いケージの中に入って卵を産むだけに育てられたにわとりの玉子を食べるのか、広い農場でのびのびと育てられたにわとりが産む玉子。値段は倍以上するかもしれないが、私は、のびのびと育てられたにわとりの玉子を買うだろう。

全部を変えることはできない。私だって野菜をオーガニックに変えようとしたけど、3人の子供のお腹を満たすのには、足りなかったので、断念した。だから、自分のできる範囲で、自分の頭で考えてみよう。

なぜ、同じ食パン、同じ玉子なのに値段が違うのか?

そんなことを子供と話し合う間柄になれば自然と物の価値、お金の価値、お金の使い方、守り方が自然と身につくと思います。

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おまけエピソード

私は母に10万円もらったことがあります。私が子供の頃に加入していた生命保険。20歳になるまで生きることができないと思っていた母は幼い私に生命保険を掛けた。お守り代わり。そう母から聞いていた。私は、無事成人式まで生きることができたので、生命保険は満期になった。いくら満期で払い戻しがあったのかはしらない。しかし、母は私に保険金が戻ってきたから、これで好きな物でも買ったら?と言って20歳になった私に10万円をくれた。

そして、母は、私が20歳まで生きてこられたことに感謝をしてくれた。そして、私が生きた証、それがこの生命保険満期のお金。それを私に渡して、これからは娘の生き死にを考えなくてもいいように、このお金はすべて使うようにと言った。私は、そのお金を何に変えようか考えていた。

服? 靴? かばん? ご飯? 時計? 好きな物? 家電?

でもこれらものもは、食べたらなくなるし、いずれは捨ててしまう。

捨てるのは、母の思いが詰まっているようできっと捨てられないだろう。

食べてなくなるものは、自分で働いたお金でも買えるし…

みなさんなら何に代えますか?

20歳の私は、考えました。お金はなくなるけど、残るもの。

そのとき、働いていたお店が撮影ブースを立ち上げて、専用の証明にカメラ、スタジオを作った。

写真。

20歳の私を写真で残しておく、これもすごくいい案かもって思いました。水着写真撮ってもらおうかなーってwww。

結局私が代えたもの。それは、全身脱毛でした。

お金は払ってなくなった。でも自分の体に残る。

今考えれば、それは、消費ではなく投資だったんだーとこれを書いて思いました。

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