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1988年からの音楽と私

録画してから随分時間が経ってしまいましたが、「男闘呼組 LAST FOREVER」最終公演の番組を観ました。
以前の記事にも書いたように、男闘呼組は初めてファンクラブに入った男性アーティストです。

https://note.com/chiezo535/n/n616f9845b089

35年という年月を忘れてしまうほど変わらない(それ以上かもしれません)歌声、そして思い出の曲の数々に見入ってしまいました。
メンバーの皆さんが本当に素敵に歳を重ねていて、MCの言葉には何度もグッときました。

1988年、病気のために私の人生は大きく変わりました。その年にデビューした男闘呼組の曲は、そんな私を沢山元気づけてくれました。多くの制限の中、病室で音楽やラジオを聴いたり音楽雑誌を読んだりすることが楽しみで、その影響はずっと続いていきました。
歌番組も沢山録画してもらい外泊で家に帰った時の楽しみでした。
見た目が奇抜でインパクトのあるグループも続々と出てきて、BUCK-TICK、ZIGGY、Xなどにも惹かれていきました。演奏や見た目に惹かれたのもありますが、私は今も昔も歌詞に想いを重ねて聴くことが多く、当時の曲を今改めてじっくり聴くと感慨深いものがあります。

小さなライブハウスにも通い始め、多くのバンドを見聞きし、病気がある程度安定してきたころ、1998年hideさんが亡くなりました。その後数年の記憶が途切れるほど大きな喪失感を覚えました。その後は以前ほど音楽を聴かなくなり情報も自ら仕入れなくなりました。

先日、BUCK-TICKのボーカル櫻井さんが亡くなられました。曲を沢山聴いてバンドを追っていたわけでもないので、このことに触れることには躊躇いがありました。
ただ偶然にも昨年がデビュー35周年ということで、昨年から再び目にしたり耳にする機会がありました。櫻井さんが期間限定でされていたラジオも聴いて癒されていました。
BUCK-TICKに憧れ、影響を受けた音楽関係者はとても多いと思います。私の大好きなmichi.さんも「BUCK-TICKに出会い櫻井さんに憧れて音楽の道に進んだ」と影響を受けられています。

defspiralのRYOさんもBUCK-TICKに影響を受けられていて、自身がナビゲーターのラジオでBUCK-TICKの「世界は闇で満ちている」をかけられました。
イヤホンから聴こえてくる歌声が切なくて涙が出てしまいました。悲しいけれどこれからもBUCK-TICKの曲を聴いて映像も観ていきたいと思います。

今年は訃報が相次ぎました。私が憧れて応援しているアーティストは50代前後が多く、音楽活動を続けてくれていることは当たり前ではなく、どんなことも永遠には続きません。だからこそどんな時も精一杯大切に過ごしたいと思います。
 

 



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