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ワンダー 君は太陽

こんにちは🌻
そして、皆様あけましておめでとうございます𓆦

2023年、今年初映画鑑賞は、2017年公開のこの名作。
<ワンダー君は太陽>でした。
本当に素敵な映画
素敵すぎたので、ここで簡単にあらすじ、見た感想などを残しておこうと思います。

 あらすじ

これは、生まれつき風変わりな容貌を持つ少年オギーとその家族やお友達のお話。
小さい子供がオギーの顔を見ると、小さな叫び声をあげてしまうほど風変わりな容貌を持つ彼は
周りの目を気にし、外に出る時は常にヘルメットをしたり、学校も小学5年生になるまでは行かず自宅教養だったりと、家族以外の関わりがほとんどなかった彼。
このままじゃいけないと感じたオギーの母は、小学校に行かせよう。と決意。
そこからが、この物語の始まり。

あらすじはここまでとして、実際の物語は是非皆さんに見て頂きたいのですが…

この映画、本当に素晴らしいなと思う点がいくつもありました。
最後なんて、涙が止まらなくて、自然と笑みが出ていました。
映画館で見ていたら、スタンディングオベーションしていたと思う。笑

ーーーー風変わり容貌。ーー
簡単に言ってしまうと、オギーは遺伝子的に障害がある。生まれつき、人とは違う容姿で産まれました。

主人公、オギー
主人公、オギー

まずすごいな、と感じた点は彼は自分自身を理解していたという事。
自分が他の人とは違うという事を彼はしっかり受け止めて理解していた。
それでも彼という人間自体はとても明るく、子供らしい元気な男の子。
ゲームもするし、走り回ったりもする。特に勉強が得意だった。
他の子と違うのはこの外見だけだった。

登校初日は散々だった。
彼を見る周りの目はやはり優しいとは言えなかった。
だが、次第に学校にも慣れてきて、彼にも親友と言えるほど仲のいい友達ができる。
そして、ここで簡潔に言ってしまうと、
孤立していたオギーの周りには、最終的にはたくさんの友達ができる。
そして、普通の子と同じように、笑いあったり、走り回ったりして遊び、嫌いだった学校も大好きになるほどまでにもなった。

ーーーそれって、どのくらい素敵な事?
今の現代社会にとって欠かせない貴重な映画だと思う。
オギーを嫌でも学校に行かせた両親、
それを支える姉、それまたその姉を支える彼女の親友や、ボーイフレンド。
色んな人の視点で移り変わるシーンがあるんだけど、そこも見所。
もちろん、オギーについての物語だけど
辛いのはオギーだけじゃない。
この物語には、色んな人の色んな背景も詰め込まれている所が心揺さぶられる点でもある。

幼い頃から、オギーばかりになってしまう両親を見守る、姉。
寂しいと思う。そしてその寂しさで時にオギーが憎くくなってしまう事もあると思う。
それでもオギーの事をどんな時も支える彼女の心は、とても壮大だ。
でも、そうなれたのもきっと、その寂しさを忘れさせてくれる彼女の親友や、後にできたボーイフレンドの存在があったからだろうと思う。

これを見て、日本人としては「人」という漢字の深さを改めて考えさせられました。
本当に支え合いって大切ですね。

「誰かを支える」人がいるのならば、「その支える人を支える」の連鎖
ってとっても大事だと思います。
「誰かを支える」って簡単な事では無いし、自分の身も焦がしてしまうから。


ーーーこの映画の最も重要な伝えたい事は
この学校の校長先生が話していた事にいくつかあると思います。

その中で私が最も素敵に感じたセリフをいくつか紹介したいと思います。

オギーを学校で頻繁に虐めるいじめっ子に放ったセリフ。

その通りですよね。
選んで生まれてきたわけじゃないんですもん。
いくら足掻いても変われない。
いえ、変わらなくていいんです。
私たちの見る目を変えれば。

ーー今から下に貼るこの校長先生の名言たちは、
最後の学校の修了式のシーンで全校に向けて、放つ言葉たち。
本当に素敵なんです。

号泣。
ここでもう涙が止まりませんでした。

大切な事は目に見えない。
よく言う言葉だけど、本当にそうで
見た目が醜いというだけで、相手の本質が分かる訳が無い。
“見た目”は、たしかに一目でわかってしまう。
でも重要なのは、”見た目”ではなく、
“よく見ること”なんです。

普通と違うオギーがあれ程までに、友達ができ、学校生活を充実させてみせること、
とても簡単なことでは無いが、
オギーはただのオギーでいただけ。
特別好かれることをやった訳でもない。
彼は彼自身が元々太陽のように明るく、優しい特別な魅力があったからこそ、人を惹き付け、充実させてみせたのだと思う。
そして周りの子達も、オギーの顔ではなく
オギー自身をよく見ること にしたのだと思う。

外見や、ファッション、ジェンダレス問題、男女差別、言語差別、たくさん問題があるこの世の中。

“どういう目で見るか”によって
この世界はもっと平和になるのに。と思いました。
相手の立場になって考えれる人間である事はもちろん、
本当に醜いのは、
”見た目が醜い人”や、
“他と違う人”ではない。
“心の目で相手の事をよく見てない人、
見ようともせず判断してしまう人”ですね。


この映画はそんな素敵な事を改めて思わせてくれるような素敵な映画でした。

長くなってしまいましたが、ぜひ、この素敵な映画を見て色んな事を感じて、人生に取り込んでほしいです


それでは🌼

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