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おうちで中華 - 啤酒鶏(鶏肉のビール煮込み)

様々な国で見られる料理法、「ビール煮込み」。大事な酒を料理に使う以上はメリットがないと困るが、炭酸が肉を柔らかくしたり、アルコールが臭みを抑えたり、苦みが味わいを奥深くしたりする効果があると言われている。

中国にもビール煮込みはあって、啤酒魚(淡水魚のビール煮込み)啤酒鴨(アヒルのビール煮込み)が定番。どちらも日本では食材を入手しにくいので、もう少しお手軽な啤酒鶏(鶏肉のビール煮込み)をご紹介する。


啤酒鶏 啤酒鸡
píjiǔ jī

啤酒鶏(鶏肉のビール煮込み)

鶏肉をビールで煮込めば成立する料理なので、中国でも地域ごとに様々な味付けがある。僕の好みとしては、少し辛味があった方が食欲を刺激し、ビールも進むと思うので、今回は程よく辛味を効かせたものをオススメしたい。

豆板醤や各種香辛料と骨付き鶏肉を炒め、ビールをドボドボ注いで煮込み、程よい刺激とこっくりしたコクの醤油味で仕上げる。

骨からすぐ外れる柔らかな鶏肉はもちろん旨いし、パキッとした青赤ピーマンのアクセントも秀逸。正にビールを飲むしかない味だ。

鍋のまま卓上に出すのも、豪快でいい

両者をかわるがわる食べてビールをあおっていると、山盛りも意外に早く姿を消していく。たくさん作ったので少しは残るかなと思ったが、気付いたら連れが全て平らげていた(笑)。

ともあれ、ビール一本を捧げる価値がある美味しさですぜ。

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