見出し画像

【第3回】シンポジウム登壇者

質問 地区防災計画学会には、どんな研究者の方がいるのでしょうか。

概要

 地区防災計画学会には、多様な学問分野を専門とする何百人という研究者が所属しています。
 例えば、2021年12月18日(土)にオンラインで開催される地区防災計画学会シンポジウムアフター・コロナとコミュニティ防災」では、下記の方々が登壇したり、運営を担当する予定です。

室崎益輝  兵庫県立大学減災復興政策研究科長・地区防災計画学会会長②矢守克也  京都大学防災研究所教授・地区防災計画学会副会長
加藤孝明  東京大学生産技術研究所教授
神原咲子  高知県立大学看護学部看護学科教授
宇田川真之 国立研究開発法人防災科学技術研究所主幹研究員
磯打千雅子 香川大学IECMS地域強靭化研究センター准教授
西田佳弘  大阪市立大学CERD特別研究員(関西情報センター防災担当シニアエキスパート)
西澤雅道  前福岡大学法学部准教授
坊農豊彦  大阪市立大学CERD特別研究員(関西情報センター主任研究員)
金 思穎  専修大学人間科学部研究員・福岡大学非常勤講師

解説

 地区防災計画学会は、地区防災計画制度の普及啓発、調査研究等を目的とした社会実装を重視している学会ですが、多様な学問分野を専門とする何百人という大学教員等の研究者が所属しているほか、コンサルタント、公務員、防災士等多様な方が所属をしています。
 例えば、役員等一覧(46人)が公開されていますが、20代から70代までの多様な専門分野の研究者が担当をしています。
 ところで、2021年12月18日(土)13:00~15:30にオンラインで地区防災計画学会シンポジウムアフター・コロナとコミュニティ防災が開催されます。
 本年7月以降に長雨が続き、静岡県熱海市の土石流災害をはじめ、甚大な被害が各地で発生しています。また、10月7日の千葉県北西部を震源とする地震では、負傷者が出たほか、鉄道の脱線、水道管の破損による漏水の発生等の被害が出ています。さらに、コロナの緊急事態宣言は終わったものの、引き続き警戒が必要になっています。このように、災害が激甚化、頻発化する中で、コミュニティの防災活動はどうあるべきでしょうか。「アフター・コロナとコミュニティ防災」と題して、地区防災計画学会の有識者たちが議論を行う予定です。
 このシンポジウムに、下記の研究者が登壇されたり、運営を指揮される予定です。各研究者は、研究分野や経歴も多様ですが、地区防災計画制度の普及啓発のためにコミュニティの現場に入って連携して研究活動を続けています。

室﨑益輝(むろさき よしてる) 兵庫県立大学教授・地区防災計画学会会長

 1944年生まれ。京都大学博士(工学)。神戸大学都市安全研究センター教授、消防研究所理事長、関西学院大学災害復興制度研究所長等を経て現職。日本火災学会会長、日本災害復興学会会長、地区防災計画学会会長、消防審議会会長、ひょうごボランタリープラザ所長等を歴任。

矢守克也(やもり かつや) 京都大学防災研究所教授・地区防災計画学会副会長

 1963年生まれ。大阪大学博士(人間科学)。専門は、社会心理学、防災心理学。地区防災計画学会副会長、日本質的心理学会常任理事、日本グループ・ダイナミックス学会常任理事、自然災害学会理事・評議員、日本災害情報学会理事、日本災害復興学会会長、国際総合防災学会理事等を歴任。

加藤孝明(かとう たかあき) 東京大学生産技術研究所教授/社会科学研究所特任教授

 1967年生まれ。東京大学博士(工学)。東京大学工学部総合試験所助手、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻助手、助教、准教授等を経て現職。専門は、地域安全システム学、まちづくり、都市計画。地区防災計画学会理事、地域安全学会理事、日本災害復興学会理事等を歴任。

神原咲子(かんばら さきこ) 高知県立大学看護学部看護学科教授

 2008年岡山大学博士(医学)。兵庫県立大学地域ケア開発研究所研究員(講師)、近大姫路大学看護学部准教授、高知県立大学看護学研究科災害看護グローバルリーダー養成プログラム准教授等を経て現職。専門は、災害看護、公衆衛生、国際看護。日本災害看護学会理事、日本学術会議防災学術連携体連携委員等を歴任。

宇田川真之(うだがわ さねゆき) 国立研究開発法人防災科学技術研究所主幹研究員

 2000年東京大学博士(理学)。人と防災未来センター研究主幹、東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター特任助教等を経て現職。専門は災害情報、被災者支援。内閣府「避難所の確保と質の向上に関する検討会福祉避難所ワーキンググループ」「防災スペシャリスト養成」企画検討会委員、地区防災計画学会理事等を歴任。

磯打千雅子(いそうち ちかこ) 香川大学IECMS地域強靭化研究センター准教授

 岐阜県生まれ。香川大学博士(工学)。香川大学危機管理研究センター特命准教授等を経て現職。専門分野は、地域防災、危機管理、事業継続計画(BCP)、地域継続計画(DCP)。香川県防災会議委員、内閣府地区防災計画制度有識者懇談会委員、地区防災計画学会理事等を歴任。

西田佳弘(にしだ よしひろ) 大阪市立大学特別研究員(関西情報センター防災担当シニアエキスパート)

 1960年生まれ。関西大学大学院工学研究科修士課程修了。地区防災計画学会幹事。内閣府の地区防災計画策定支援モデル事業、地区防災計画作成支援業務等を担当。著書に「土砂災害に備える地区防災計画」(ブイツーソリューション・2021年)。

西澤雅道(にしざわ まさみち) 前福岡大学法学部准教授

 1973年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。内閣官房、内閣府、総務省等で勤務。内閣府防災担当時代に地区防災計画制度を企画立案。地区防災計画学会会長代理。主な著書は『地区防災計画制度入門』(NTT出版・2014年)。

坊農豊彦(ぼうの とよひこ) 大阪市立大学CERD特別研究員(関西情報センター主任研究員)

 1964年生まれ。日本大学大学院総合社会情報研究科博士前期課程修了。修士(総合社会文化)。パナソニックグループを経て現職。地区防災計画学会幹事・事務局次長、日本国際情報学会理事等を歴任。

金 思穎(きん しえい) 専修大学人間科学部研究員

 専修大学博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て現職。福岡大学非常勤講師、専修大学社会知性開発研究センター客員研究員。14年度地区防災計画学会奨励賞、16年度同論文賞受賞。地区防災計画学会幹事・青年部長。主な著書は『防災の法と社会―熊本地震とその後』(信山社・2018年共著)。

まとめ 

 地区防災計画学会には、多様な学問分野を専門とする何百人という研究者が所属しています。また、公務員、コンサルタント、防災士コミュニティの現場で活躍されている方も多数所属しています。
 御興味のある方は、ぜひ、上記のオンラインシンポジウムを御覧いただき、学会の雰囲気を感じてみてください。
 シンポジウムを御覧になるには、地区防災計画学会のホームページから登録をしていただく必要があります(参加費無料)。



この記事が参加している募集

みんなの防災ガイド

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?