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春のホームケアは「自分」に意識を向けることから

3月に入り、カーテンの隙間からこぼれる朝の陽ざしで部屋が明るくなり、目覚めるたびに春を感じるようになりました。お天気情報から、桜の開花予報も耳に入ってくると春の訪れに心が躍りますね。お子さんのいる方は、卒園や卒業、そして入園、入学などの行事でより一層春を感じていらっしゃることでしょう。

「おめでとうございます」「ありがとうございました」という陽の氣をもつ言葉も増えます。
でも、春は気温差もあり、停滞していた冬の体が一気に動きだすので、トラブルも多くあります。そして体だけではなく、心もワクワク、そわそわと気忙しくなり、何か始めなくては、行動しなければと焦ることが増えたり、急に意欲的になったかと思えば、落ち込んだりと、情緒も不安定なものです。

冬の間に停滞していたエネルギーが一気に動き出しているのですから、心も体も驚いているのです。まずはゆっくりと「春」を心と体に感じさせていきましょう。

この時期のホームケアは、冬の間の停滞していた老廃物や疲労物質を排泄して、代謝を促進し、これから向かう夏のエネルギーに負けない心身を作ることがテーマになります。

自然界の中でもっともパワーのある季節が夏です。その夏のパワーを上手に乗り越えるために、様々なトラップをクリアする心と体作りをしておかなければなりません。春の花粉、気温差、春の乾燥、梅雨の湿度など、夏になるまで心身には負担がかかることが意外に多いのです。気温が暖かくなってきたからとはいえ、油断できないのが「冷え」です。冷えは、気温が低いからという理由だけではなく、代謝の悪さからくるものもがほとんどです。


日常のケア① 白湯を飲む

レッスンの中でもお伝えしていますが、白湯を飲むことです。今では白湯を飲むことは周知に知られていますが、チャイルドケアを始めた20年以上も前は、白湯を知らない方も多くいらっしゃいました。「さゆ」と読めなかったり、ドラッグストアに買いに行ったという人や笑い話ですが中華スープの白湯「パイタン」のことだと思った方もいました。

その当時に比べれば、白湯の効果も周知され、日常的に飲まれる方も増えましたが、継続しているかというと流行りで終わってしまった人も多いようです。白湯はもっとも簡単で身近な健康方法のひとつです。ぜひ継続してください。

白湯は体を温め、代謝を高めます。朝目覚めに一杯飲めば、代謝が良くなり、朝のお通じを促します。日中は、食事前に飲むことで胃の働きをよくするので、消化をサポートします。

その間もこまめに飲むことで乾燥を防ぐので、自然の保湿ができ美肌効果にも。お休み前の一杯は体を温まり、リラックス効果を生み出し安眠効果にもつながります。

最も簡単で多様な効果がある「白湯」は、この時期に改めて日常に取り入れれば、冬に溜め込んだ老廃物をしっかり排泄できますから、まだできていない方はぜひ取り入れてくださいね。「ケア」は特別なことではありません。意識を変えて、できることをすぐに取り入れることです。そして何か栄養成分を取り入れる、薬効を求めることよりも、シンプルな「自分」を取り戻すこと。そして今の自分の状況を見定めて、必要に応じて過不足を見直してみましょう。取り入れるというと何かを加えることばかりになりがちですが、何もしないという「ケア」も時に必要です。


日常のケア② 足に注目してケアをする

足元は、目から遠い場所にあるためか同じ体の一部でありながら痛みでもない限り軽視されがちです。でも足だけで体が調うという健康観もあるところ、重要な個所でもあります。寒い時には靴下を履いていることが多く、覆われているせいもありさらにケアが遠いていると思います。この季節は足に注目してしっかり調えていきましょう。


1 普段履いている靴は足に合っている?

足のケアに大事なのは、足だけではありません。合っている靴選びもケアのひとつになります。特にお子さんたちは成長し、足のサイズが変わる時期。サイズが合っているのかどうかだけではなく、靴底のかかとやつま先部分の減りはどうか、靴を踏んで型崩れしていないか、また靴によってできた靴づれやまめ、魚の目などチェックして、最終的に歩きづらそうではないか、歩いているうちにすぐに脱げてしまはないかなど、靴と足のフィット感をチェックしてみましょう。

紐靴は、ついひもをほどかなくても緩めにして履きやすくしがちですが、これは足の健康を考えると良いことではありません。紐靴は足に合うように調整して履くことができるので他の靴よりもむしろフィットします。フィットすれば動きやすく疲れにくくなります。歩くとすぐに疲れるという場合は、それは靴が合っていないのかもしれません。

2 足の爪もチェック!

足の爪切りも意外に見落としがちです。でも伸びすぎていたり切りすぎていてもトラブルが起こります。足の爪は伸ばしすぎない、切りすぎないことが大切なのでこまめなチェックが必要です。

3 足をもむ

足裏をもむフットケアもひと頃話題になりましたが、流行で終わるものではありません。日常のケアとして足をもみほぐすのはとても良いことです。細かな手技や方法など気にせずに、足首を回したり、指先を一本ずつ丁寧にひっぱったりほぐしたりしましょう。

足ジャンケンやタオルを使って足指でつかむという方法も手軽でおすすめです。足指の間に手の指を挟んだ、足と手の握手もおすすめ。慣れていないと、足の指が開きづらくなっているので、手の指を入れるだけで痛いかもしれません。

でもそのうちに、イタ気持ちよい感じになり、さらに、スムーズに握れるようになると下半身全体の血行が良くなり、腰痛や腰の冷えなどの改善になります。靴下など履いていると蒸れた湿気が足指の間に溜まり、それが冷えて足が冷えると言われています。足指の間もしっかり解放し、心を込めて足を念入りにケアしましょう。

チャイルドケアの「ケア」は、特別なツールや方法ではなく、すぐに始められることを大切にしています。そして、まずは意識をもつこと。自分の体を大切に思う気持ちをもつことです。その思いがからだに伝わったときにしっかり結果を出してくれると思います。他者にはそれができているのに、自分自身にできていないという人が多くいらっしゃいます。自分を大切にすることからチャイルドケアのいのちのケアは広がります。ご自愛を。


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チャイルドケア共育協会本部講師 松本美佳
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