見出し画像

朝日を探しに

地震速報が流れて、それから深く眠られずな夜明け。シャワーを浴びて体を起こし、出掛けることにした。

朝早くから働いている島の船乗りさんから、「夜明けを久しぶりに見た」というのを聞いてからわたしも見たくなって。そういえば、島に来てから、夕陽は観られても、立地により朝日を拝めていない。そういう訳で探しに出た。

曇天。海岸線を走っている最中に、お日様が顔を出してくれるのを期待しつつ、車を走らせる。先ず出会ったのは、キジのツガイだった。なんか、朝からオメデタイ。

結局いくら車を走らせてもお日様に会える気配はなく、目的を変更。

厚切り!✨

朝6時から開いてるモーニング。お客は、わたしオンリーだった。結構遠いけれど…定期的に通ってみたい。5年に1本くらいしか食べないバナナは持ち帰る。ゆで卵もお持ち帰り。卵は、その日によってメニューが変わるとのこと。朝ごはんを食べる習慣がない生活をずっとしているが、このモーニング、楽しみ。 

島の端っこまで来た。新しい発見が色々とあった。あてのない小さな旅みたいな日。帰路、お日様が恥ずかしそうに顔を見せてくれた。最近、主治医からお葉書を頂いた。その中に「自然の中で生活する方が勉強になるでしょうと思います」と書かれてあった。

船乗りさんが教えてくれた。俺は海が好き、船が好き、島が好き。俺が生きる場所。

わたしは身も心も生きる場所を確定出来ていないけれど、此処へ来て良かったと心から思っている。

海岸沿いで風に揺られていた1輪
今日の記念に

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?