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般若心経 ~はんにゃしんきょう~
沈金(ちんきん)とは、江戸時代から日本に伝わる伝統工芸の一つです。塗り終わり完成した漆器に専用のノミを当て、文様を彫ります。
全て彫り終わってから漆を接着剤に、彫った溝に金粉を沈めます。「金」が溝に「沈む」ことから「沈金」と呼ばれる、漆芸の加飾方法の一つです。
彫る加飾技法のため、光の当たる角度によって表情が大きく変わる事が大きな特徴と言えます。
伝統工芸とは、その形状を最低100年保つこと
漆器の取り扱いについて
漆器は高価な品物のため、なかなか普段使いになさらない方が多くいらっしゃると思われます。重箱ともなればお正月に使う物で普段の食卓には使いにくい物です。
しかし、伝統工芸とは最低100年その形状を保って初めて「伝統工芸」と言える、大変丈夫な物です。どうぞ普段からお使いになって頂きたいと思います。
例えば汁椀でいえば、漆器は汁物を入れたその水分を吸い、手に持ったその油分と水分を吸い、どんどんと艶が増