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相手と自分の間に境界線を引けていないなと気づいた話。

初めての小学校夏休みが終わり、ホッとなのか、ドッとなのか、とにかく「やれやれだぜーーーー!!」な気分満載なイトウカヌレです。

でも今朝の登校の足の重いこと、重いこと。

久しぶりの重たいランドセル(なんであんなに重いんでしょう)、片手には重いお道具箱。

夏休み中は学童や外出の時にちょっとした荷物だけ持参していたから、そのギャップに「( ´д`)」という顔になってしまうの、わかるわかる。

いつもは大通りの横断歩道を渡ったところまで散歩がてら送りに行くのだけど、今朝は「校門まで来てほしい…」とお願いされ、結局学校まで。

同じような1年生の保護者さんたちが「やれやれ…」な表情で送り届けているのを見て、ちょっと安心した。

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わたしは昔から、「身の回りに巻き起こっていることは全部自分が原因!」と思ってしまうクセがあって、こういう登校渋りも、例えば家族の体調も、機嫌の良し悪しも、全て自分が巻き起こしてるんじゃ?と思ってしまう。

あの人が機嫌が悪いのも、この人がしんどそうなのも、全部わたしが原因なんだ!(そんなわけがないのに)

だからこれまで働いた職場などで、気分屋な人がいればいつもその人の機嫌が気になって冷や汗が出て苦しかったし、子供が産まれてからはより一層それが加速してしまったように思う。

体調が悪くなったのも、先生に注意されるような部分も、元を辿れば全部わたしのせいなんじゃ??

もしも友達が同じ考えを持って悩んでいたら、「そんなわけないやろ?!」と即座に言えるのに、自分のこととなるとこんな風。

そんな中、先日Twitter(X)で「相手との間に境界線がない人の特徴」という投稿を目にした。

その投稿曰く、相手と自分の間には「2本」の境界線があるそうだ。

自分の前に1本。
相手の前にも1本。

2本の境界線の間にはスペースがあって、そこに相手の言動などが一旦入る。

それを自分の境界線を越えて受け入れるか否かは、自分自身が決めていいんだって…!びっくりした。

相手の言動を受け入れるか否かは自分で決めていいなんて?!

これまでの人生、全部体当たりで受け止めてきたから…

多分、わたしと相手との間にある境界線は、点線が1本ヒョロ〜っとのびているだけと思う。

2本どころか点線が1本だから、その隙間から相手の気分や言われて嫌なこと(受け入れ難い言葉)がバンバン入ってくる。

(これは逆に言えば、相手の嬉しい気持ちやプラスな気持ちも一緒に味わえるという面もあるんだろうけど)

以前書いた、異様に体型を気にしてしまう話も、これまで散々言われてきた体型への悪口やからかいを、全て境界線をすっ飛ばして受け入れてしまったからかもしれない。

相手と自分の間に境界線が引けない原因は、子供の頃の生育環境などが大きく関わってくるそうで。

うちの実家は割とややこしい問題が山積みだった過去があり、父と母の夫婦仲も悪かったし、父は酒乱、母への酷いモラハラなどで、小さな頃からいつも両親の間に入って家の空気を調整していた。

同居の祖母は過干渉で、思春期以降のデリケートな時期もズカズカ土足でわたしの中に踏み込んでくるような人で。

うん、こりゃなかなか境界線の形成は難しかったな!(えーん)


大人になってからも、組織に入ればいつも調整役をしてきた。空気が悪くならないようにヘトヘトだったのは、幼い頃からやっていたことを、どこへ行っても続けていたってことか。

そして、全部が自分のせいだと思ってしまうのも、相手と自分を区別できていないから。

しっかりした境界線が無いものだから、相手のことは相手のことだと割り切ることができない。

あらゆる組織や家庭の中でしんどくなってきたのは、これが原因の1つだったんだ。敏感で繊細な性質だからと思ってきたけど、そもそも、他者との適切な線引きができていなかった。

いつも息子に振り回されて、結局自分の機嫌も悪くなっていく…を繰り返してきたのは、息子との間にちゃんと境界線を引けていないということか。

(息子の機嫌や体調にいっつも引っ張られて、最終的にキレてしまったり、必要以上に怒ってしまうことがあって)

ひとりっ子の息子はモロに親の機嫌や態度に影響を受けるから、このままだとわたしの幼い頃の二の舞になってしまうかもない。それだけは避けたい!!だって、めっちゃ生きづらくなるから…!

今は子供じゃなく、大人なわたし。

実家との関係も良好だし、父と母の夫婦仲も劇的に改善した。もう、常に顔色を見て間に入らなくても良い。

そしていくら大切な我が子でも、お互いのためにしっかりとした境界線は必要。

夏休み本当に疲れたのは、いつも3食用意するとかの物理的なしんどさだけじゃなく、あいまいな境界線でいつも息子と過ごしていたからだと思う。相手の気分や状態に常に振り回され続けて。

Twitterで見かけた投稿はサラッとしか読んでいないから、境界線をしっかり作るにはどうしたら良いかを調べてみようと思います。謎の生きづらさをまたひとつ手放せるかもしれない…!


何度も自分の生育歴は振り返ってきて、その度に親に直接気持ちをぶつけたこともあるし、人はそれぞれ色々と抱えて生きているものだから、自分が特別可哀想とは思わない。自分で選んで生まれた人生なのだし。

でも、「よく頑張ってここまで生きてきたなあ」とはなるべく言ってあげたいですね。

✳︎これまで書いた、家族のこと✳︎


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