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春、スタートへの準備

『 未使用 または 美品
ご希望のものがあればさしあげます 』

そんな呼びかけをして 収納がずいぶんスッキリとしました

“収納できるぶんだけ”
そう決めて、物をあまり増やさないようにと心がけてはいるつもりなのですけど、
なんだかんだ少しずつ増えてきて、もう家の収納の余白はほとんどなくなってきていました

そうすると、すぐに手の届くものばかりを使って、奥のものなどは手付かずで ほったらかしになっていたり、
せっかく素敵なものに出会っても、収納場所がないしな って諦めていたり

ひとつの場所の全てを一度出してみると、
“そういえばこんなの持っていたじゃない” とか、“なんだか同じようなものが出てきたぞ ” とか
とてももったいないな と思いました

うん、 たしかに。

そうだ、今こそリセット、リスタートのタイミング
逃したら 次いつそのタイミングがやってくるのかわからないよ
もう来ないかもしれないよ

これを機に、いるものといらないものを整理して スッキリと春を迎えよう
身の回りのあらゆるものを、“収納できるだけ” から、“必要なだけ” にしていきたい

そうして残るものは どれも自分に合った大好きなものなのだから、
お手入れをしながら大切にちゃんと使っていこう
それがきちんと自分にこなせるだけのもの
これからは もうそれだけでいいかなって思う

それでいい、 それがいいよ。

そんなこんなで、少しじっくり時間をかけて整理を進めています
洋服、アクセサリー、靴、バッグ、雑貨、本、食器など…

わたしは それほど持ち物は多くはない方だとは思うのですけど、
それでもお気に入りはなかなか捨てられないし、好きなものは増えていくし
そのうちに整理しよ… なんてそのままになっていて、ようやくそのタイミングがやってきました

まだきれいなものを手放すのなら、必要な人にもらってもらえたら嬉しい
そういえば 若い頃、何度かフリーマーケットで出店したことがありました
その日限りの 自分のお店屋さん、その場限りのお客さまとのやり取りが とても楽しかったな
自分の持ち物を いいね、欲しいな、と言ってもらえるのもなんだか嬉しい

今はこんな場合には、メルカリなどが主流なのでしょうか
わたしは 売るのも買うのもまだ未経験なのですけれど
こんなわたしにもできるかな
そのうちにまた 機会があればやってみようかな

何でも一度、やってみるといいよ。

知り合いにもらってもらうのは、大切に使ってもらえる安心感があっていい
けれど、わたしのことを知らない人が、何かの巡り合わせで手にするというのも、どこか神秘的だなって

知らない誰かが、物を介してほんの微かにでも、ほんの一瞬でも、他人のわたしを感じてくれたりするのかな
同じものをいいなと思った たしかな存在を
手に取った図書館の本の中に残されたままの、見ず知らずの誰かの 薄れた貸出票を見るみたいに



もらい手のついた器たち

マグカップ、コーヒーカップ、ティーセット、鉢、小皿、大皿、キッチングッズや花器など…
もう箱のないものは、割れないように 新聞紙でひとつずつくるみます

新聞紙をまとめて広げ、
半分にざっと切って重ねたら、
そこに器をひとつ置いては包み、置いては包み…

この作業をひたすらに進めていて、
そこに現れたあるページに手が止まりました
一面を使った カラーの大きな広告でした

未来からやってきたキャラクター
未来へと背中を押すキャッチコピー
新しい一歩を踏み出す人への心強いことばがそこにはありました

うふふ。

これはまさに、あなたへの、みんなへの、わたしへのメッセージじゃないの なんて思って
包む前に写真をパチリ

二日後、早速 このコーヒーカップを使ってくれている写真が送られてきました

新しいスタート
あぁ、よかった
きっと あの器たちも みんな喜んでいる



卒業シーズンですね
そんな便りをnoteでもちらほらお見受けします
ご卒業を迎えられたみなさん、おめでとうございます

春への準備はいかがですか
進んでいますか
まもなく、新しい春のスタートです

どうぞよい一日を、よい一週間を



#149.   『 再スタート 』

⭐︎引越しの日にはやっぱりカレーよと 香りは記憶の栞となりて

⭐︎親元を離れゆくとき それぞれが立つそれぞれのスタートライン

      ー ちる ー

『 進もう、キミだけの未来へ。
さいしょの一歩を、いっしょに。 』


のび太くんとしずかちゃんがゆく

背中を見守っていたドラえもんも
みんなそれぞれの未来へ向かう

この季節にふさわしい、
いい広告だな、いいコピーだな
ドラちゃんなところが またナイスです
これは 春を待っているみんなへのメッセージ

よい春を^^

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