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「あなたの娘が同じ目に遇ったら?」男性に妊娠のつらさを理解してもらうことはできるのか

こんにちは、Chiyoshiです。
10回の胎動を感じるまでにかかる時間を計る胎動カウンターを朝晩するようになりました。
すると…2時間経っても胎動が少ない…怖くなって産院に連絡し急遽診てもらうことに。
NSTという機械を付け、胎動を計ってもらうと20分間で20回以上、ドコドコ動いていて一安心しました。
寝ていたのかな~??🫧

先日200daysを迎えました🕊️

胎動を感じられると愛おしい気持ちが沸き上がり嬉しい一方で、感じられないと一気に不安が…。
やはり、お腹の中に命が宿っているというのは緊張感があり、8カ月を迎えてもなお慣れないですね。

働く妊婦の辛さ 知ってもらうために向き合う

きょうは、つわりでダメージを受け、委縮しきっていた妊娠初期に、あまりに理解や配慮がなかった部長と対峙したときのことを書きます。
先輩の女性社員からのあたたかな声掛けで
本来の反骨精神を取り戻した私。

働く妊婦への理解がないならば、理解してもらえばいい!と部長と再度、向き合うことにしたのです。

部長から受けたマタハラについてのnote☞
https://note.com/chiyoshi_8631/n/n23e6a997d215

  • 部長に伝えたわかってほしい4つのこと。

    1.妊娠が継続できるのは当たり前ではないと知ってほしい
    2.重い、軽い つわりの症状は千差万別であるということ
    3. 自分の奥さんや娘さんが同じ目に遭ったら?
    4. 妊娠を理由にやりたい仕事を諦めたくない

1.妊娠が継続できるのは当たり前ではないと知ってほしい
前述のnoteでも書いたとおり、私は妊娠というプライベートな事情を部長の独断で、一部の同僚に伝えられていました。
何が嫌だったかって、この妊娠初期は、毎日不安と戦っていたんですよね。
つわりがあれば赤ちゃんは元気というけれど、流産リスクも高い妊娠初期、ふとした瞬間に不安に飲み込まれそうな日々でした。
そんな中で、不特定多数の人が私の妊娠について知っている。
もし、流産したら? 
赤ちゃんの生命力はもちろん信じています。
でも、どれだけ注意したって100%安心安全ということはありません。
流産した時に一番つらい思いをするのは私や夫です。
そういう不安を日々感じているということを理解してほしかったです。

2.重い、軽い つわりの症状は千差万別であるということ
部長の奥さんは出産時、つわりが軽かったそうです。
でも同じ女性でも生理痛の程度が違うように、
つわりも症状は人それぞれです。
つわりがない人だったいれば、出産までつわりに苦しむ人もいる。
同じ苦しみは一つとしてないと思うんです。
部長が言うように妊娠やつわりは病気ではありません。
でも吐き気、腰痛、倦怠感、頭痛、ふらつきなど様々な症状が日々あらわれ、
薬も飲めず、いつ治まるかもわからない。
病気ではないけれど、自分の意思や努力でどうにもならない体調不良を抱えているということを知ってほしいと伝えました。



3.自分の奥さんや娘さんが同じ目に遇ったら?
今回、部長の発言で傷ついたことを正直に伝えました。
妊娠は病気じゃない、妊娠が理由の体調不良だと同僚の理解が得られない(気持ち悪くて食事がとれていない現状を伝えた時)食べないなら吐くものないから良いやん・・・など。

妊娠を体験することができない男性にとって一人一人違うつわりの症状を完全に理解することは難しいけれど、言葉を発する前に自分の奥さんや娘さんが同じことを言われたら?と言うことを想像してほしいと伝えました。
(50歳すぎの上司に対して今思えばすごく失礼な…)
でも、これ男女に限らずですよね。
私、自分が妊娠するまでこのつらさはわからなかったけれど、妊娠出産する女性に対しては、できる限りそのつらさや大変さを想像して
言葉にするようにしていたし。
相手の立場に立って想像するって人との関係を築いていくうえで一番大事ですよね。

4.妊娠を理由にやりたい仕事を諦めたくない
ちょうど2~3月、つわりのピークを迎えていた頃、進めるべきか検討している大きな仕事がありました。
まだ自分の判断で進めるかどうかを決められる時期で、部長と面談する前は諦めようと思っていました。
それは体調面で周囲に迷惑をかける可能性があったことと、体力的にやり切れるか不安があったからでした。
でも、どうしても引っかかったんです。
お腹の中にいるこの子に、大好きな仕事を諦める姿を見せていいのかなと。
きれいごとかもしれないけど、子どもを理由に諦めたくない。
この子の存在があったから頑張ることができたと、いつか伝えたい。
自分のやりたい仕事を諦めないためには周囲の協力が必要だったので、部長には例の仕事を進めたいです、ということと無事に最後まで責任を持って進めるために体調面でのフォローや勤務の調整などサポートをお願いしたいと伝えました。

安定期に入ったのは🌸の季節 一緒に乗り越えてきました

この4点を本当にドキドキしながら伝えて…
でも結果、勇気を出して伝えてよかったと思いました。

結果、安定期を少し過ぎた頃に、抱えてた仕事も終えることができ、評価も得ることができました。
終わった後に妊娠していることを報告したらすごく驚かれたけど、同僚たちにいつか子どもに見てもらえるといいね、と言われ、「あなたがお腹にいてくれたから頑張れたんだよ」と伝えることができたらいいなと思いました🌱

部長は最初こそ、本当にひどいマタハラの嵐でしたが、仕事を進める上では献身的にサポートしてくれました。男の人には何を言ってもわかってもらえないと、諦めるのではなく、失礼かもしれないけど本音を伝えるということも時には必要なのだと思いました。

妊娠している当事者がここまで必死にならないと分かってもらえないってなんなんだ…と思ったりもしましたが、この経験があったからこそ、自分が子どもにとってどういう存在でありたいか考えることができたと思っています。

chiyoshi🐈

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