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中の人のつぶやき

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透明人間な世界のアジア人

透明人間な世界のアジア人

もうすでに過去の出来事になり、出遅れた感というか、世間はもう違うところにいる感は否めませんが、先日のオスカー授賞式について。

ニュージーランド在住なので、翌日のYoutubeを情報ソースとしてオスカーの詳細を知りました。「へ〜、エマ・ストーンが主演女優賞を2度目の獲得なんだ。受賞スピーチをみてみよう。」と選んだ3分ほどの動画。見終わった時に感じた強い違和感。

昨年の受賞者であるミシェル・ヨーさ

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Honesty

Honesty

同居人でパートナーのマカロンさん。7歳年上のキウィ(ニュージーランド人)。知り合ってちょうど10年になります。
彼に私から、初めてプレゼントしたのが「ニール・ダイアモンドのコンサートチケット2枚」でした。好きだと聞いていたので。
喜んで受け取った後に「あれ?君、ニール・ダイアモンド好きじゃ無いって言ってなかった?」とおっしゃったんですね。ええ、その通り。私は1−2曲しか知らないけれども、それが何か

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多民族国家、ニュージーランドに生きるということ

シンガポールとニュージーランド。多民族国家に住んでもう25年以上が経ちます。

日本で生まれて教育を受け、社会人になってまもない頃、いきなりシンガポール転勤で(人種的に)マイノリティという立場になりました。その7年後にこれまた多民族国家のニュージーランドに移住。人生の半分を多民族国家で送っています。
でも、そのことに違和感を感じたことは一切ありません。それはきっと、住んでいる国で人種差別的な経験を

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母という女の人

母という女の人

母の日はとうに過ぎてしまいましたが、母のはなし。

わたしは母子家庭に育ったので、さぞかし母親とのつながりが強いんだろうと思われがちですが、そうでもないんです。
母親は常に仕事で外に出ていたし、完全放任主義というか、「こうすべきだ」とか「こうなるべきだ」等の娘のシナリオは持ってなかった。女の生き方指南みたいなことは唯一「手に職をつけたほうがいい」だったかな。自分がそれで苦労しているから、ということ

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いつか来るのかな?「その時」が

いつか来るのかな?「その時」が

わたしの「愛犬」と呼ぶにはちょっと違う、人生を一時期導いてくれた、犬の格好をしていた大切な「パートナー」が、小さな箱に入って今日でちょうど三年が経つ。
今でも彼女のことを思い出しては涙しない日は無いのだけれど、彼女の姿を見ることが出来ない悲しみや、触れることが出来ない悲しみには随分と慣れた。
今はわたしの心の中に住んでいる。もう離れることはない。ずっといっしょ。
と、思えるようになった。
時間の流

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素直になれなくて(Hard for me to say I'm sorry)

素直になれなくて(Hard for me to say I'm sorry)

週末にちょっとした事故があった。チェイス(愛犬)がバイクに接触されて転んだという。
私はその場にいなかったのだが、マカロンさん(パートナー)の話によれば、双方怪我もなく済んだみたい。
よかった、よかった。

・・・のだけれど。
バイクを運転していたのは近所に住む10歳の女の子。

ニュージーランド、特に南島ではモーターレースが盛んで、小学校に上がるくらいの年齢になると、子供に(エンジン付きの)バイ

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ペットはあなたにとって

先日、ブログでこんなマンガを描いたのですが

これは「王様」と呼んでいるうちの猫に関する悩み。

そこで思い出したのが、以前広告制作関係者の方から聞いた話。
「ペット商品の広告を作るときは、飼い主がペットを見る目線が大事。ときに親子だったり、友人だったり恋人だったり…。という関係を決めることから始めていくんだ。そうするとメッセージが明確になって、伝わりやすいからね。」
以降、時折思い出しては、ブロ

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