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マナムスメモ

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かわいいムスメのはなし。
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#子育て

6月15日(月)*2歳4ヶ月―ムスメ、やさしいおせっかいをする

6月15日(月)*2歳4ヶ月―ムスメ、やさしいおせっかいをする

ムスメが「おでかけしたい」というので、バスに乗って隣町まで出ることに。
バス停で待っていたら、すぐに目的のバスがきたものの、なんとドアも開いてもらえないまま素通りされてしまった。
見えなかったのか、それとも急いでいたのか……。
実はバス停で待っているのに、目の前をバスが通り過ぎてしまうのは、これでもう三回目。
存在感が、薄いのかしら。

次のバスまで20分。
子どもとふたりで過ごす20分の待ち時間

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きみはどうして眠ることをいやがるのか―子どもの寝ぐずりについて考える

きみはどうして眠ることをいやがるのか―子どもの寝ぐずりについて考える

うちのマナムスメは、眠りにつくのがとてもへたくそだ。
眠らせようとうながすと、力の限り、泣き、叫び、不機嫌にあばれる。
声をかけてものけぞり、いやだいやだとのたうちまわる。
そのさまたるや、まるで悪霊でも憑依したかのようである。

きみはなぜ、そんなに眠ることをいやがるのか。

言葉が増えて会話ができるようになったムスメの言動から、推察してみた。

さいきんのムスメは、眠らせようとするときまって「

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5月29日(金)*2歳3ヶ月

5月29日(金)*2歳3ヶ月

寝ぐずりがひどいムスメとの戦争が、きょうも終わった。

いつも大変だけれど、今夜はとくに大変だった。
卒乳して一年。なぜかいまさら、「おっぱいのむ」と言い始めたのだ。
赤ちゃん返りか!!とツッコむと、「あかちゃんがえりって妖怪ですか?」とムスメ。
うまい!と思わず膝を打つ。そういう妖怪、いそうだわ。

おっぱいを触られるのって、恥ずかしいのよ。
そう簡単に出すと思ったら大間違いだ。

兎にも角にも

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5月28日(木)*2歳3ヶ月

5月28日(木)*2歳3ヶ月

昼寝から起きたムスメが「さぁでかけましょう!ちからをあわせて!」と、ドラマチックに誘ってくるので、夕方から買い物へ。

なじみの八百屋さんで赤紫蘇をいただいたので、夕飯づくりと並行して紫蘇ジュースづくりに挑戦することに。

「これぜんぜんジュースじゃないよねぇ……」とゲンナリした表情で文句を垂れながらも、黙々と赤紫蘇の葉を摘むムスメ。

煮出した汁に、絞って濾したレモン汁を投入するのはムスメの仕事

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虐待の瀬戸際

虐待の瀬戸際

乳幼児虐待の痛ましいニュースを目にするたびに、後ろめたいような気持ちがちらつくようになったのはいつごろからだろうか。

ムスメが生まれて間もないころ、わたしは不安で仕方がなかった。
この小さな生き物が、ふと目を離したすきに、呼吸を止めてしまわないか。
わたしの腕のなかで寝息をたてたまま、もう二度と目覚めないのではないか。
ずっと抱きしめていなければ不安で、毎晩ムスメを抱いたまま眠りにつく日々だった

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5月25日(月)*2歳3ヶ月

5月25日(月)*2歳3ヶ月

子どもが眠るのを拒否して暴れる姿は、除霊を受ける悪霊のようだと思う。

ムスメはとても、寝ぐずりがひどい。
といっても、わたしの子どもはムスメしかいないので、他の子の寝ぐずり事情なんて知らないんだけれどさ。

赤ちゃんが眠るのを嫌がるのは「死を恐れているから」なんて説も聞くけれど、まさにそんな感じ。
まるでこの世の終わりのような顔をして眠るのを拒否する。

ただこのごろ「眠い」という状態をようやく

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5月22日(金)*2歳3ヶ月

5月22日(金)*2歳3ヶ月

ヨドバシカメラに行きたくて、ムスメとふたり、ふらりと街へ。
そういえば、今年はもう数えるほどしかベビーカーに乗っていない。
歩きはじめて1年と少し、歩ける距離も伸びたもんだと思わず感心してしまう。

付き合ってくれたご褒美に…とムスメのすきなオモチャ屋さんに立ち寄るも、案の定「帰らない!」とゴネゴネ。
あぁはじまった。だから面倒なのよね。

――妖怪ウォッチ、はじまっちゃうよ!

わたしが言うと

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5月21日(木)*2歳3ヶ月

5月21日(木)*2歳3ヶ月

今日のムスメ。
入浴と夕飯を早々に済ませて、夜の散歩へ。

「おつきさまって、ちっちゃいよね」
空に浮かぶ三日月を見て、ムスメがつぶやく。

――小さく見える?
「うん。とりさんがふんだらいたいから、おかたづけしなくちゃねー」

(本当はとっても大きいんだけれど、遠くにあるから小さく見えるのよ)
正しい答えが、君のいまの感性を摘んでしまいそうで、そっと言葉を呑みこんだ。