(レザークラフト)深爪のわけ
革小物を作るようになってから少し経った時。
ふとしたきっかけでレザーに爪の跡を
つけてしまった。
滑らかなレザーにはひどく目立って
売り物にはならず作り直し。
それから爪が伸びるのが気になって
ほんの少し伸びただけでも切るようになり
どんどん深爪に。
小さなものを作る時は
余計に気をつけているつもりだけれど
レザーの側面(コバ)を磨く時は
力が入ってしまうし、磨くことに夢中になって
気づくとうっすら跡がついたりしてしまう。
今は↑このイヤリングは作っていないけれど
この時よりも深爪になっている気がする。
☆☆☆
深爪といえば、中山可穂の積読本があった
ということを思い出し、
表題作だけを読んでみた。
☆☆☆
(表題作「深爪」を読んでの
詩のようなもの)
あなたに会えない夜は
爪を噛んで
会える日は
あなたを傷つけないように
丁寧に手入れをするから
あなたに傷つけられても
悦びが上回って
あなたに気づいてもらえなくても
喜びに心は震える
あざとさと鋭さと
気まぐれに気後れ
到底 かなわない
爪を噛んで血を流す
倫を踏んで身を任す
想定内
写真はハリネズミのレインちゃん♡
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