見出し画像

1枚のチラシとの出会いーメアリー・リッチモンドという女性のお話①

皆さん、こんばんは。モモです^^

 毎週日曜日の夜にソーシャルワークに恋をしてともに旅する世界ー第2章ー

 先週からやっと第2章を始めることができました。ちょっとほっとしています。そして!

 初めての方はようこそ!
 たまにのぞいてくださる方、ありがとうございます^^
 リピータの方、心からありがとうございます!

 今夜ものんびりと旅をしていきます。
 理想は「アナザースカイ」のような感じ。始める前に旅のアテンション♪
_______________________________
・一応連載ですが、この話だけでも読んでいただけたら嬉しいです。
・途中で寝落ちも大歓迎。私の文章力の課題です。
・眠い時が寝るとき♪そんなときは、「おやすみなさい^^」
_______________________________

ざっくりあらすじ

 序章では、約25回にわたって産業革命の時代のイギリスで、ソーシャルワークの源流地をたどる旅をしていました。様々な制度や人や出来事に出会いました。
 
    そして、第2章からアメリカに移動しています。イギリスが源流地とされるソーシャルワークがその後どのようにして確立していったのかを旅をしながら皆さんとその軌跡をたどっているところです。

ということで、前回の旅のまとめ(おみやげ)を紹介させてください。

前回の旅のおみやげ_________________________
 ソーシャルワークは、イギリスを源流地として、イギリスが領土拡大で進出したアメリカにも、大西洋の波とともに一緒に東海岸に到達した。イギリス発祥のCOSやセツルメントも同じようにアメリカでも実施された。                   __________________________________

今夜の主人公はメアリーリッチモンド

 ソーシャルワークの波がアメリカ東海岸に広がったのは、19世紀後半です。具体的には、イギリスのロンドンの慈善組織協会(通称COS)にならって、1877年にニューヨーク州でアメリカ最初の慈善組織協会が設立されました。

 その後、全米にCOSは広がり、1879年に全米慈善・矯正会議(1911年⇒全米事前組織協会)が設立されます。今夜は、そんなアメリカでCOSの運動が広がる過程で大活躍した女性を紹介したいと思います。

 前回、名前だけご紹介していましたが、アメリカ×ソーシャルワークで欠かせない超重要人物、メアリー・リッチモンドです。彼女はどのようにアメリカでのソーシャルワークに関わったのでしょう。


リッチモンドの人生を変えたもの

 メアリー・リッチモンド(Mary Richmond)は、1861年にアメリカの内陸部のイリノイ州に生まれますが、家庭の事情で幼少期からメリーランド州のボルチモアという地域で、祖母や叔母に育てられます。決して裕福ではない家庭で育ったリッチモンドは、学校卒業後、工場やホテルの会計など職を転々としますが、ニューヨーク市で庶務職員として落ち着きます。

 ちなみに、当時のアメリカは南北戦争の影響で、国内は大混乱、戦争の影響で貧困に苦しむ人も多く、事前組織協会(COS)のような貧困の救済活動は、急速に各地に広がっていきました。COSについては、序章#14~#17でお話ししています^^

 これまで、序章のイギリス編でも多くの人を紹介しましたが、活躍した人は、ほぼ全員、経済的に裕福な家庭に育ったお金に余裕のある人々でした。そういった意味で、リッチモンドは、これまで活躍してきたソーシャルワークの人々とは、何か違うような気がします・・・!

 庶務職員として貧しい中で平凡に暮らしていたリッチモンドに、転機が訪れます。そしてその転機が彼女の人生を大きく変えることになります。

たまたまチラシを見て・・・才能が開花!

 そう。仕事帰りにふと見た感じでしょうか・・・詳細は分からずですが、リッチモンドは、たまたま、COS(慈善組織協会)の会計事務の仕事の求人のチラシが目につきます。当時リッチモンドは、叔母の体調不調でボルチモアに戻っていたところでした。そして、仕事を探していたリッチモンドは、迷わず?ボルチモアのCOSで会計事務の職員として働くことになりました。

 貧困救済の活動に興味があったわけでもなかったリッチモンド。仕事をする中で、徐々に事前組織協会の活動である個別の訪問指導活動(友愛訪問)などに関心を持ち始めます。そして、その中で行われていた個々人への貧困救済のプロセス、いわゆるケースワークというものに彼女も関わるようになります。


やっと登場したケースワークという言葉

 ソーシャルワークに関わる人にとっては身近な言葉である、ケースワーク。聞き慣れない方も多いと思いすが、ここでは、ひとまず言葉のとおりケースのワークということなので、個別の家庭の状況(ケース)に直接的に関わる過程とお伝えしておきます。

 そして、社会福祉の世界では、このケースワークという言葉の活動を体系化させたのが今回紹介したリッチモンドと言われています。ついこないだまで、会計事務の仕事をしていた彼女は、「ケースワークの母」とまで呼ばれるようになるんです。〇〇の母、○○の父、と比喩されるってかなりすごいことですよね。

いつもの文字数の件について

 あっという間です。今夜も目安の3000字に近づいてきました。ちょっと中途半端なのですが、焦らず、焦らずということで、今夜も旅のまとめコーナーに入りたいと思います。

今回の旅のおみやげ_________________________
 アメリカでのソーシャルワーク、その立役者となったのは、貧しい家庭にそだったメアリーリッチモンド。COSの求人のチラシを見つけたことが、のちの彼女の人生は大きく変えることになった。
_________________________________

次回の旅のアナウンス

 とてつもなく中途半端な終わり方です・・・。リッチモンドがどのようにして、いち会計職員からケースワークの母になったのか・・・!次回は、彼女の人生について、もう少しお話ししていきたいと思います。

 ということで、アナウンス珍しくシンプルに。今夜は以上になります。今回も読みにくい文章にも関わらず、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。

    引き続き次の旅でお会いできるのを楽しみにしています!次の週末まで皆さん、フリースタイルで、各自いろいろ進めていきましょう。

 それではみなさん、秋の夜長、少し早いですがおやすみなさい☆彡
 また、この旅って何一体?と思った方は、先週お届けした記事をお読みいただけれるととっても嬉しいです。

前回の記事はこちらです^^

この物語全体のお話はこちらです^^

おまけ 
 この物語のアナザーストーリーはこちらのページで紹介しています。 もしご興味をお持ちいただけた方、ご意見や感想などお待ちしています^^

おまけ 
 この物語のアナザーストーリーはこちらのページで紹介しています。 もしご興味をお持ちいただけた方、ご意見や感想などお待ちしています^^


この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?