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アメリカンサイコ(2000)

121-#アメリカンサイコ(2000) 

#僕は最高に満ち足りている

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==映画情報===========


80年代の好景気に沸くニューヨークでエリート証券マンとして贅沢な生活を送るベイトマン。社会的な成功をすべて手に入れたかに見えた彼だったが、物質では満たされない心の乾きを感じるようになっていき、
次第に目立ち始める奇行、そしてついには殺人への衝動が抑え切れなくなる…


主演は#バイス でブクブクに太ったり、
#マシニスト  でガリガリに痩せたり、
#ノーラン  版#バットマン でもおなじみ
#クリスチャンベール  でその怪演が輝く。
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食欲や性欲のよう、に殺人欲が存在していて
横やりが入らないと正常にならないという
主演のキャラクターが最大の面白いポイント。
自分のこだわりが強く、逸脱すると殺すところが#ジョジョ の#吉良吉影 を彷彿とさせる。

イラっとする点や負かされたと思う点にどこか共感できる節も個人的には感じていて、
むしろ殺人が合法な世界なら、
皆こんなスカッとする判断をするのかもななんて、ちょっと思ったり。

結構時代背景も80年代ウォール街の様子が色濃くでてるんですが、
(まだ日本がいつかはアメリカに乗っ取られると思われていた時代)
本当に怖いのは、金持ちたちが皆人に興味がないことかも。
ただ、2001年の公開の映画でコレを示しているというのは80年代後半を少し小馬鹿にしている風にも見えたりする。

主人公が、日常の選択肢の1つに殺人が組み込まれてしまったような役柄ではあるものの、
サスペンスというよりはコメディ寄りのライトドラマにも見えるのはそのせいかな。



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――――――(下記若干ネタバレあり)――――――


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ビデオに映った3Pやチェーンソー等のシーンには主人公の憧れが映っており、欲望=今後の展開として活かされていく点も面白い描き方。
そして、何かと都合悪いことが起きると
「ビデオを返しに行く」っていうw

途中の名刺でのカードバトルも必見で、
クリスチャンベール(バットマン)と
#ジャレットレト (#ジョーカー)
の対決としても見ものw

どんどんシドロモドロニなる結末が主人公の髪型の崩れ等に反映されている演出もうまい演出だなー
…と思ってたら、最後は予測できなかった展開に。。



全てじゃないにせよ、どこまでが妄想?後日譚?
みたいな締めくくり方に一気に引き込まれる。
(弾数やストレイキャットに注目ですね。)

冒頭の顔のペリペリを剥がすシーンも
人のツラを被ったようなことを言っていたことへの示唆だったり、
ウォール街のスキャンダルは経済への影響が大きいのでもみ消されるという当時のアメリカの雰囲気も出ている。



最後の部屋の白塗りも不動産の対応からアメリカ文化が伺える。
不動産屋も売ることに必死で他人に興味なし、
というか自分のことすらわかってない。これこそアメリカンのサイコだよね。 

今読んでもらってる投稿も
”いかにどう良く見せていくか”
みたいなことに必死になり過ぎると、気づいた時には他人なんかに興味ないような構成になってしまってるのかも。

原作はもっとハッキリしててテイストも違うとかで、
映画の方がサイコ感・風刺感が出てるとか。

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怪演なキャラの映画が観たい気分の方、ジョーカーにハマった方、
是非入り込める作品だと思うので観てみてください!!


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#シネクス発掘度7 /10


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