コンサートとライブ…線引は無いけど…


コンサート、ライブの違いやアリーナって?と質問をもらったので共有する意味合いでもまとめます。加えて一般的な解釈と個人的解釈を含めての説明です。

そんな事も知らないのか?と音楽好きの人もいるかも知れませんが、知る切っ掛けもなく生活をしていれば知らない人も少なくないと思います。

>コンサートとライブの違いは?
明確かつ公式的に区分けはされていません。

>あえていうとしたらコンサートとは
コンサートは演奏会などで使われやすい表現ですが、一番わかりやすく言うと最近は
「観客はステージからの音楽を着座をして聞く」
というように捉えるとされています。

一番わかりやすく言うとしたら
「クラシックコンサート」
といえば判るでしょうか?
他にも「フィルムコンサート」というものもあったりしますね。

クラシックと言っても交響曲のように楽器の演奏がメイン…と解釈する人もいるかも知れませんが、クラシックであっても歌はあります。
(例・ベートーヴェン 交響曲第9番など)

そのため、コンサート=シッティング(着座をして聞くもの)と解釈されることが多く、一般的解釈になっています。

そのためコンサートの場合は大きな声を上げたりスタンディングはしない傾向があります。それら(曲ごとの拍手は別物として、声出しなど)をするとしたら終演時にスタンディングオベーションとして出演者、演奏者への賞賛を送る…といったものになると考えています。



>あえていうならライブとは

ライブは生演奏が主体となり、そもそもの言葉としては「ライブ・コンサート」と言っていたものが短縮されて「ライブ」というように変化してきました。

スタンディングライブとなると立見席のことになるし、
ライブ=ステージと一緒に盛り上がる
という流れで解釈していいと思います。
ライブハウスで行われるものはライブ…ということが殆どで、客席を埋める=少しでも人を多く入れて利益を上げたい
ということから、ライブハウスの場合立ち見で行われることがほとんどですから、
ライブ=立ち見 → ステージと一緒に盛り上がる
と解釈するので問題ないと思っています。


>他の表現
他にも「リサイタル」という言葉もありますが、これは独演会…というところでしょうか?
演歌歌手などがコンサートをする場合に「リサイタル」というのを使ったりしていましたがこのごろは「コンサート」表記が多いと思われます。
あと有名なバイオリニストやチェリストの独演会などは「リサイタル」と表現されてきた流れはあります。

また演奏などを行う会場によって言葉を使い分ける場合もあります。
ライブハウス等の場合は「ライブ」と表現したりしますし、多目的ホールの場合は「ライブ・コンサート」「コンサート」と表現することが多々あります。



>じゃ、ホールって何?
ホールとは演劇や演奏会などを行うための設備が整っているハコ(建物)。なので演奏会や演劇界を行うためのステージが設計段階で組まれています。

客席は設計士の手腕や建設する会社や自治体の目的によりますが、後ろの席でもステージが見やすくなるすり鉢状になっていたり、座席をテレコにして前後列でもステージが見やすくなるようになっていることが多いです。
そのため、
ホールで行われる音楽イベントは「コンサート」
と表記されることが多いです。

基本的に観客席はステージに向けて設置されています。
消防法などによって最大入場者数は制限されている場合がほとんどです。



アリーナのイメージ(こちらはサッカー場)


>アリーナは?

アリーナはステージが組まれていない空間で行うコンサートやライブ会場を指します。
判りやすくいうと、球技場やサッカー場。野球場などにステージを組んでコンサートやライブ会場に変化をさせる
ただ普段が平らな場所なので後列の人向けに大きなライブビジョンモニターを設置することもあります。

メリットとしてはステージをオリジナルで組めるのでアーティスト個性を出したりすることができる…というのがあります。

客席側もパイプ椅子が多く、つめつめにするのか、隙間を開けるのか?が自由に決められますが、もともとアリーナのコンサートもライブも営利目的なのでぎっちり詰めることが多いかな?



大阪城ホール公式HPより

でも大阪城ホールはアリーナ扱いになるのよねぇ…
大阪城ホールなのに…

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