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新年だし!幻のコーヒーで運気上げとこ

幻のコーヒーと呼ばれ、最高級コーヒーに挙げられる『コピルアク』。

コーヒー愛に拍車がかかっていくに連れ、気になる存在ではあるものの、なかなか出会えずにいたコピルアク。
地元に帰省し立ち寄った珈琲店で、なんと!100g 3,980円で並んでいるのを見付けた。
なかなか良いお値段するなあ…まあ、新年だし!いっか!と、購入してみた。

ジャコウネコの運コーヒー


コピ・ルアク とは?

ジャコウネコは餌として、コーヒーノキの熟した果実を食べます。しかし栄養になるのは果肉だけなので、種であるコーヒー豆はそのまま消化されずに排出されるのです。

一説によると、ジャコウネコの腸内で発酵されたことで、独特の風味が生み出されていると言われています。『コピ・ルアク』はインドネシア語で、“コピ”は“コーヒー”、“ルアク”は“ジャコウネコ”の意味です。


衛生面が気になる方も多いのではないだろうか。
わたしもその1人だったため、調べてみた。
検疫通過に加えて加熱殺菌もしていると知ると、安心して挑戦できる。

衛生面での問題はありません。
コーヒー生豆など、加熱加工されておらず乾燥させただけの輸入品は検疫の対象となります。
コピルアクも輸入時には必ず農林水産省植物防疫所の検査を通過する必要があります。
検査の結果、病害虫などの付着が判明した場合は消毒、駆除、廃棄等の措置が命じられます。
さらに、検査を通過したコピルアクの生豆は100度以上の高温で15分以上焙煎されます。
ここでの加熱処理によって雑菌も死滅します。


以前、馴染みの珈琲屋さんから聞いた話では、

10年前までは野性味のある味わいだったけれど、よく売れるようになってからは人間が介入して、マンゴーなど意図的に美味しいフルーツを餌として与えるようになったから、味から野性味が抜けて飲みやすくなったんだよ。
ただ、飛び抜けて美味しい!という訳では無いから、気になるなら経験として飲んでみると良いと思うよ。

とのことだった。


味と香りへの期待値を下げつつ、中煎りのコピルアクをいざ飲んでみた。

インドネシアといえばマンデリン。
マンデリンは香りがよく、甘酸っぱさの中にゆっくりと苦味が広がるようなコーヒーだ。

コピルアクはジャコウネコの体内で発酵されているからか、より一層キャラメリゼのような芳ばしさを感じる。
焙煎度合いにもよるかもしれないが、酸味は少なく、甘い苦味がスッと口内を駆けていく。
雑味はなく、程よく爽やかで、飲みやすい。
ブラジルのブルボン種の味わいに近いように感じた。

馴染みの珈琲屋さんが話していたように、飛び抜けて美味しい!という訳では無かったが、新年1杯目にコピルアクを飲んだ!運付けたぞ!と自信に似た気持ちがホクホクと膨らみ満足した。


参考として引用させていただいた「最高級コーヒー豆ランキング」の記事で、ゾウの運コーヒーが紹介されていた。
ゾウかあ…集めるの大変そうだなあ。
ブラックアイボリーって名前が格好良すぎるし、価格がズバ抜けて高かった。
色んなコーヒーがあるもんだねえ。 

今年も美味しいコーヒーと出会えますように。

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