みふみ

生息地は主に映画館・書店・CDショップ。映画も本も漫画も音楽も、ジャンル問わずな節操な…

みふみ

生息地は主に映画館・書店・CDショップ。映画も本も漫画も音楽も、ジャンル問わずな節操なし。好きになる基準は自分でもわかりません。 アウトドア派でもないのに家にはいたくないノットインドア派。そろそろ昭和生まれなことは小声で言いたくなってきました。

最近の記事

彼が見たもの、描いたもの 映画『HOKUSAI』感想

    • ライブ感想「Official髭男dism ONLINE LIVE 2020 - Arena Travelers -」

      4×歳でも“エモい”という言葉を使っていいでしょうか。このライブの印象がまさにコレだったんです。エモい! よくこんなに真っすぐな曲が作れるなー、と感心して。フクザツな言葉ではないのに色々な感情や物語を想像させてくれる歌詞、遊び心たっぷりの、バリエーション豊かな音色、伝わってくる無邪気で貪欲な音楽への好奇心。 以下、セットリストに合わせて感想など。どちらかというと備忘録的なモノです。そしてファン的も数か月のニワカですのであしからず、、、。 ・HELLO こうゆう曲を持ってるの

      • 夢はいつも惜しいところで終わる~映画『窮鼠はチーズの夢を見る』感想

        まずまず一言目の感想は「成田くん、かわいいー(悶)!!」です!もう何でしょう、ワンコのような瞳、愛くるしい仕草…萌え袖とかそこらの女子がやるよりよっぽど可愛い…。部屋に置いていつまでも愛でていたい…。 そんなかわいいヒロイン(?)に反して、「女子コワい…(泣)」。真向勝負を仕掛けてくる恋敵を始め、しくしく泣きつつ浮気調査を依頼していた元奥様(しかも不倫していた…)とか、女のあざとさとひ弱さ全開で迫ってくる後輩ちゃんとか、悪気を全く感じさせずに人の旦那を誘惑する不倫相手とか、も

        • この想いを奏でるために~映画『ギヴン』感想

          ※ネタばれあり。 まず思ったのが「LIVEサウンドで観てよかった!」ということ。ライブシーンの音の迫力がやっぱり違う。音楽メインの映画を観るときは音も重要だな、と改めて思いました。 人気漫画のアニメ化、からの劇場映画という作品なのですが、実は漫画もアニメも全く見ておりません。アニメ放送が始まるときに、電車内の広告を見てこんな作品があるんだあ、と思っていましたが、アニメを見ることもなく(F●D入っていないので)。なのですが、たまたま上映スケジュールが目に入り、なぜか「行かねば

        彼が見たもの、描いたもの 映画『HOKUSAI』感想

        • ライブ感想「Official髭男dism ONLINE LIVE 2020 - Arena Travelers -」

        • 夢はいつも惜しいところで終わる~映画『窮鼠はチーズの夢を見る』感想

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          ヒーロー映画、ではなかった~映画『ゲド戦記』感想

          ヒーロー映画、ではなかった~映画『ゲド戦記』感想

          青春!そして恋愛!さらに音楽 ~映画『waves』感想

          ※フザけてすみません↑タイトル ※ネタばれあり。 「音楽がいい」という映画に惹かれる癖があり、この映画も劇中の音楽が話題になっていて観たい!と思ったのです。オシャレーと思いましたし、a●azonmusicでサントラを探してみたりしましたが、実はそこまで音楽に詳しくないので語ることはできません。。。洋楽、特にヒップホップやクラブミュージックが好きな人は気に入ると思います。 前半はレスリング部に所属している高校生男子、後半は彼の妹の視点でストーリーが展開します。一言で感想を言う

          青春!そして恋愛!さらに音楽 ~映画『waves』感想

          天使なんかじゃない、は主題歌~映画『チャーリーズ・エンジェル』感想

           正しくは『Don't call me angel』=「天使と呼ばないで」ですが、年齢的につい「天使なんかじゃない」と訳してしまったのです。映画の内容とはまったく無関係なのは言うまでもありません。。。→タイトル  前シリーズのキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー版『チャーリーズ・エンジェル』が好きだったので、新しくリブートされる、という話を聞いたときは「えー…」という感想でした。正直今回は観ないかも…とも。ただ前述した主題歌(といっていいのかちょっと疑

          天使なんかじゃない、は主題歌~映画『チャーリーズ・エンジェル』感想

          白と黒の世界では白が嗤う~映画『グッドライアー』感想

           イメージはオセロ。黒に挟まれていた白が、ある瞬間一転して盤上を白に埋め尽くすー。  観る前に結構情報を見聞きしていたため、ベティ=ヘレン・ミレンが実は…ということが常に頭にあり「いつ本性が明らかに?」と、ハラハラしながら観ていました。純粋に「え?彼女そうだったの!?」と驚いてみたかったかも…と思ったのは映画館を出た後です。まあでも「ヘレン・ミレンがこんな簡単に騙されるわけないわー」とか思いそうですが。  驚きという点では、むしろ2人の周囲の人たちに対しての方がびっくりでした

          白と黒の世界では白が嗤う~映画『グッドライアー』感想

          ヲタクに映画は難しい?~映画『ヲタ恋』感想

           ウキウキで観にいく直前、「ん?」となったのです。「そーいえばミュージカル仕立てになってるって情報があったような…あれ?ってことはもしかして結構改変されちゃってる??」。最近あまり見ない漫画原作の失敗パターンがよもや…?一抹の不安とともに、一人のヲタクは映画館へと足を踏み入れたのであった―。  そもそも日本映画でミュージカルって…という意識があったのですが、観ているときも観終わってからも、思ったより違和感がなくてびっくり。え、gl●e…?オープニングのダンスシーンが、レイ

          ヲタクに映画は難しい?~映画『ヲタ恋』感想

          僕らが旅に出ない理由~映画『ミッドサマー』感想

           ―失恋したら女は南の国にバカンスに行くべき。男性は北の国で海風に吹かれて来い。  いつだったか読んだ、こんな文章を思い出しました『ミッドサマー』。観る前に「この映画を撮ったきっかけは失恋したこと」という監督のインタビューを読んだからだと思うのですが。なのでオカルトやホラーに強くない(絶対無理!!というほど弱くもないけれど)私も怖!と思うことなく観ることができました。ただ夜中にラストのとあるシーンの映像が脳裏に浮かんできてぞっとなったことはありましたが 。あれ怖がっとる…。

          僕らが旅に出ない理由~映画『ミッドサマー』感想

          アカデミー賞?ノープランだ!…だったかも~映画『パラサイト』感想

          ※ネタばれあり。パンフレット等読んでいませんので、観た記憶で書いています。「ここ、違くない?」という点がありましたらすみません。  鑑賞後にまず思ったのは「よくできてるなー」でした。話の展開はスピーディーで全く飽きがこないし、地上(高台?)・半地下・地下という世界観も分かりやすい。  韓国映画を観るたび思うのが、「近いようで全然違う文化の国だなあ」ということ。この映画で一番そのことを感じたのは、登場人物たちの人間関係、もっというと上下関係に関してでした。先に書いた通り物

          アカデミー賞?ノープランだ!…だったかも~映画『パラサイト』感想

          音楽と、物語の終わり~映画『YESTERDAY』感想~

          どちらかというと普段聴く曲は洋楽の方が多く、映画もサントラ目当てで観にいくこともあるけれども、そこまで“洋楽ツウ”というわけでもない。いわば“ニワカ”程度の知識しか持ち合わせていない私なので、この映画についてうんちくなど語れるわけもない。  おそらく、いやきっと、映画の中で使われた曲には「ここでこの曲が使われたイミ」とか、あるいはセリフの中にも色々とビートルズ関連の伏線が含まれているんだろうなー、と思うものの、その解釈までには至らず。それを知ったらより一層映画を楽しめるん

          音楽と、物語の終わり~映画『YESTERDAY』感想~

          「4X歳にもなって子どもの一人も生まないなんて…」

           40代で独身、婚姻歴なし、というと「結婚は?」「子ども産めなくなるよ」等々色々うるさく言われてそう…と思う人もいるかと思いますが、私個人に関して言えば、そういった外部の声に悩まされることはほとんどありません。「結婚する気ないんでしょ」「一人がいいんでしょ」と、周りが勝手に解釈してくれます。何でだ。別にそこまで独身至上主義ではないし、結婚に否定的なわけではないんですが。ただ、自分はまっったく結婚には向かないだろうな、ということは自信をもって言えます。まあ、それは別の話として。

          「4X歳にもなって子どもの一人も生まないなんて…」

          ありがとう、〇〇さん!ー『えいがのおそ松さん感想』①ー

          とうとう今週末で、地元の映画館も上映終了になりました。 本音を言えばもうちょっとやってほしかったなー泣。 まあ、約3か月の上映期間と考えれば長かった方だと思うのですが。正直4月初めの時点で、すでに1日1回上映の映画館がいくつかあって、常にいつ終わるか、びくびくしていました。まあ、まだ全ての上映が終わったわけではないですけども! で、ここまできたらもうオッケーだろう、ということでネタばれバリバリで感想というか思ったあれこれを書き連ねていこうと思います。BDが出るまでのおそ

          ありがとう、〇〇さん!ー『えいがのおそ松さん感想』①ー

          あるカフェができるまで(とこれから)

          上がり框の玄関には雛飾り。池や灯篭、松などが整えられた庭を望みながら入った部屋は、ほんのりとした灯りが優しい、畳み敷きの和室。鳥の声を聞きながら、見た目も美しい和の食事を頂く。駅からも、賑やかな通りからも少し離れた、まさに隠れ家的な、横浜市本間のカフェ「豆松カフェ」。地域の子育て世代、またシニア世代にも愛されているこのカフェがどのようにできたのか、お店を一人で切り盛りする、渡辺妙子さんに話を伺った。 カフェの始まりの話で出てきたのは、「盆栽」という言葉。想像外の単語に、

          あるカフェができるまで(とこれから)