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「〇〇さん、この仕事やる気あるの？」
「〇〇がやらなくても他にもやる人はいる。だからやらなくていいよっ！」
逆に
「この仕事断ったら次はないからな！」

以前僕は、仕事を部下や後輩、
あるいは協力会社に指示する時、
上からの立場を利用して、
こんな態度で、
時には罵声を飛ばしたりして接していました。

会社という看板があって、
利益を確保しないといけない立場で、
ってことを考えたら、
最適な問いかけをしていると、
自分では思っていました。
「他人に厳しいが、自分にはもっと厳しい」
恥ずかしながらそんなイメージです(^^;;

「会社に利益を残さないといけない」は正解ですが、
人を動かす自分の指導もまた正しいと、
本気で思っていました。
なぜなら若い時に、
自分もそういった環境に身を置いてきたからです。

でもこれだと単なる嫌なやつにすぎません…
もちろんひどくなると、
社内外で、本気でついてきてくれる人もいません。
会社に所属しているから、仕事だから、仕方なく付き合わざるを得ない
そういったところでしょう…。
で、これは、以前の僕のスタンスです…。

転機が訪れたのは、
新規営業所を1人で立ち上げ所長を勤めた初期の頃。
会社に所属しているとは言えど、
自分の信用で取引先や協力会社を集めなければならない時がありました。

その時は人生で一番真剣に、
「人を動かすには」どうすればいいかを考えました。
このままではいけないことは分かっている。
リーダーシップやマネジメントを学ぶにはどうしたらいいか、
手当たり次第、ビジネス書を読み漁りました。

そして参考になった一つに、
誰しもが昔童話で聞いたことがある
「太陽と北風」という寓話があります。

物語は旅人のコートを脱がせるのが目的。
そのためにまず先行の北風が取った行動は、
思いっきり冷たい風を吹かせてコートを吹き飛ばすこと。
これだと旅人は、
より一層頑なに、しっかりとコートを羽織ります。
逆に太陽が取った行動は、
暖かく優しく照らすこと。
コートが必要でないと感じた旅人は、
自らコートを脱ぎ捨てます。

すなわち、
人を動かすには、
力づくで行動させるのではなく、
自分がそう思って行動させる。

それをヒントに実践では、
上からの権力を使わず影響力を使う
上からの説得を使わず共感して励ます
クレームがあったら部下に押し付けず自分が取りに行く。などなど

僕の上司としての、
ビフォアーとアフターでは、
言うまでもなく違うチーム運営ができました(^_^)

2024年が始まったばかりです！
自分の課題としっかり向き合いたいですね。

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