見出し画像

Juergen Teller「i need to live」を鑑賞して

先日、ミラノ複合美術館(Triennale)で始まったばかりのドイツの美術兼ファッション写真家Juergen Tellerの展示を観に行った。
チケット売り場ですぐさま、「ヌード写真がかなりありますけれどいいですね?」と断られる。
ファッション写真となればヌードは当たり前のことなので、「勿論問題なしです」と言ってチケットを受け取る。


1990年代前半から活躍するドイツ人写真家ユルゲン・テラーは、著名人を撮影した作品や、大手出版社の挑発的なエディトリアル、独創的なファッション・キャンペーンで世界的に知られている。本展で展示される1,000点を超える作品の中には、個人的な作品や依頼された作品、有名な写真や新しい写真シリーズ、ビデオやインスタレーションなどがある。彼は写真によって、人間存在のはかなさを認識し、生きていることの重要性を讃える。

展示のイタリア語の説明を翻訳

ユルゲン・テラー(1964年1月28日-)は、ドイツのファインアート、ファッション写真家。

1980年代後半にキャリアをスタートさせて以来、数々のキャンペーン、エディトリアル、出版物、展覧会などで、依頼された仕事と個人的な仕事の境界を曖昧にしてきた。家族、セレブリティ、自分自身など、すべての被写体を、彼の象徴的で認知度の高い美学となった、厳格さ、生の感情、ユーモアの統一されたスタイルで扱っている。
(中略)
1996年、『Süddeutsche Zeitung』誌の表紙を飾り、ヌードのクリステン・マクメナミーが「Versace」の文字を胸にハートで描かれた表紙を飾り、広く知られるようになった。
(雑誌名、ブランド名、芸能人名多発のため・・・中略)

Wikipediaより抜粋・自動翻訳

つまり、流行を作る側の鋭い目を持った、表現力豊かな写真家、というわけだ。

それでは作品へ移ろう。

※Juergen Teller本人

入り口
Pompidouセンターでの展示へのコメントに赤入れ、流用する辺りがユーモアたっぷりなのだろう
本人①
「1980年代半ばに、当時の彼女と中央トルコに住んでいた親戚を訪れ、シリアの国境辺りまで行き、具合が悪くなり、彼女が入院した。彼女が寝ている間、Juergenは一人で散歩に行き、ロバを連れて歩く男性と出くわし、砂漠の方へ行ったら、その男性に襲われそうになった。なんとか襲われることからは逃れたが、薄暗くなってきてロバの足を失いたくないので、その男性と一緒に病院のある町まで戻った。その後、一言の会話もなくドイツに戻り、彼女とは別れた」という思い出の説明付きで展示された2016年の作品
本人②
あとは、下半身がヌードのものしかなかったので、撮らなかった。

※有名になった写真

ヌードのクリステン・マクメナミーが「Versace」の文字を胸にハートで描いた写真。
右横は別のモデルかもしれないが、ひとくくりで飾られていた。
ぎりぎりNoteに載せられる範囲のヌードかな、と。

※ファッション写真

yves saint laurent①
yves saint laurent②
yves saint laurent③
yves saint laurent④

※新聞・メディアに取り上げられた記事

ヒラリー・クリントン…そんな方まで対象になるとは(笑)

※日本もしくは日本語がついている作品

いつでもどこでもアラーキー度炸裂、ママさんまでアラーキー化(笑)

※食べ物なのに何となく卑猥な作品

断っておくが、卑猥すぎてまずい、禁止音が入りそう、という作品の写真は撮っていない。つまり、大人しい目の作品のみ載せておく。

※ストーリーがついた作品

時にストーリーまで卑猥で、途中で読むことを止めてしまった(苦笑)

※その他①(ファッション雑誌)

※その他②(映画俳優)

Catherine Deneuveの存在感
こんなおしゃれな傘、私も欲しい
私の大好きな俳優の顔が左上に!!!
右の写真の向かって右はCharlotte Rampling
展示物に何一つ説明がなくても、フランス映画オタクの私にはわかる(笑)
今をときめくSandra Hüller
映画「Anatomie d'une chute(邦題: 落下の解剖学)」、まだご覧になっていない方は是非。

※その他③(真似っこ)

よく見えないかもしれないけれど、左はケイト・モス

※その他④(よくわからない系)

※その他⑤(自然)

※その他⑥(足)

この他は、ヴィヴィアン・ウエストウッドの全裸や見てはいけない場所の写真とか、それ以外の女性・男性器の写真が多く、それを除くと、自身の娘が生まれた時や洗礼時の写真で、取り立ててみていて面白いものではないので、スルーした。

ビデオもあったが、私が見た時は運が悪かったのか、ちょうど真冬の森の中で脱糞をしているものとか、意味不明で気持ち悪くなるようなものだったので、気分が悪くならない範囲を限度に紹介しておくことにした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?