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【医療コラム】 かつては科学技術大国!  科研費と日本の研究の未来

研究を志す方にとって、ある意味「登竜門」といえるのが「科研費」です。
 
科研費とは文部科学省が公募している補助金ですが、科研費は誰でも獲得できるわけではありません。実際、どれくらいの方が科研費を獲得できるのでしょうか。
 
私の所属していた小児科医局もおそらく皆さんの医局も、実績すなわち大学や企業からの今後の研究資金のために、「博士号を○○人輩出した」「■■研究の実績がある」「●●専門医が◎◎人いる」「論文を□□本だした」等々。これらの業績が業績集にまとめられていると思います。自分のためのみならず、医局のため、もしくはもっとその先のため。
専門医取得のために教授や上司に指導いただいた。
論文作成に協力いただいた。
そして、ここで取り上げる科研費では、申請文作成のスペシャリストが医局内にはいました。
 
では科研費の採択率の推移とそこから見える日本の現状と「これから」について解説していきます。

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