見出し画像

プロテインはどれがよいの?

 健康意識の高まりとともに、プロテインへの需要も高まってますね。プロテインは「=タンパク質」です。勘違いされている方もいるのですが、薬ではなく、栄養補助食品と言われるサプリメントです。その辺のお店でも簡単に手に入れることができますが、「どれがいいの?」と聞かれることがあります。
 今回はプロテインの選び方についてお話します。

ホエイプロテイン

 ホエイプロテインは乳製品から作られるタンパク質で、アミノ酸のバランスが良く、吸収が早いとされています。他のプロテインに比べ、比較的安価でクセも少ないものが多いです。吸収が早いので、トレーニング直後に摂取するとより効果的であり、トレーニング初心者にもおすすめです。ただし、日本人に多い、乳糖不耐症の方はホエイプロテインでお腹が緩くなってしまうこともあるので、他のプロテインを検討する必要が出てきます。

ソイプロテイン

 ソイ=大豆プロテインは植物性のタンパク質です。ベジタリアンやヴィーガンの方に適しています。ホエイプロテインに比べ、吸収速度は遅めです。乳糖不耐症の方でも、大豆アレルギーがない限り、安心して摂取することができます。ソイプロテインと乳系プロテインについて、トレーニング後の筋タンパク合成を比較した場合、乳系の方が良いという論文があります。

カゼインプロテイン

 カゼインプロテインはホエイと同じく乳製品から作られますが、吸収速度がゆっくりなので、就寝前に摂取することが一般的です。ただし、最近の研究では就寝前にホエイプロテインとカゼインプロテインを摂取した場合の筋タンパク質合成反応に差がないという論文もあります。ホエイに比べ、コストもかかりますし、特にこちらを選ぶ理由はないように思います。

置き換え系プロテイン

 食事の置き換えや体重コントロールを目的としたプロテインで、一食置き換えたり、摂取カロリーの管理に利用されます。「ウエイトゲイナー」や「バルクアップ」などの謳い文句を付けて売られているものもあり、プロテイン(タンパク質)の他にも様々な栄養素を混ぜてあります。コストは高いものが多い印象です。

最後に

 以上、主なプロテインの種類について挙げてみました。様々なメーカーが様々なフレーバーを出して、選択肢が多いのは楽しいですね。しかし、商品によっては添加物がガンガン入れられているものがあります。プロテインはあくまでサプリメントですので、タンパク質以外は食事で補えばいいと思います。なるべく添加物が少なく、コストも比較的安いホエイプロテインの商品を選ぶことをおススメします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?