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柔軟性セルフチェック6選

 今回は、1人で簡単にできる柔軟性セルフチェックの方法を紹介します!
 ケガの予防やパフォーマンスの向上のために必要な可動域があるか確認できるものになっていますので、ジュニアの方も成人の方もぜひ、トライしてみてください!

 別の記事では、成長期のジュニアのケガのリスクと予防のためのストレッチの大切さについて解説しています。まだ読んでいない方はぜひ合わせて読んでみてください!

① 肩と胸まわり

 背中で両手を触ることができれば合格です!動きに左右差がないかも合わせてチェックして見てくださいね。

 この項目では、特にサービスやストロークで重要な肩の捻りと胸の開きの柔らかさを見ています。手が届かない、届くけど動きに左右差があるという方は要注意です。この動きが硬いと、スイングでの上半身から腕のしなりが上手く使えず、肩や肘に負担がかかってしまう可能性があります。

② 腰と太もも裏

 柔軟性のチェックといえばこの動きを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?指先が地面に届けば合格です!競技に取り組む方はギリギリではなく余裕を持って届くくらいの柔軟性があって良いでしょう。

 この動きができない方は腰や太もも裏が硬い可能性があります。身体の重心が後ろに残りやすくなり、素早い動きが苦手になったり、腰を痛めたりしてしまうので気をつけましょう。

③ 股関節の前側

 仰向けに寝て、片方の膝をグッと胸の方へ抱え込みます。この時、曲げていない方の足が持ち上がって来なければ合格です!曲げていない方の足はダランと力を抜いておいてくださいね。ちなみに画像は私自身ですが、ちょっと怪しいですね…。曲げていない方の膝裏のスキマが指2本分くらいまでを許容範囲とする資料もありますが、このスキマは小さい方が理想的です。

 この動きでは足の付け根、股関節の前側の柔軟性を確認しています。腰を落として構えるのが基本のテニスプレーヤーには硬い人が多い印象ですが、ここが硬いと反り腰気味になって腰痛の原因になるだけでなく、走る時に地面をしっかり蹴れなくなってしまったりするので、しっかり柔軟性を確保しておきたい部分です。

④ 太もも前

 うつ伏せに寝て、手で押さえてカカトがお尻に届けば合格です。この時、膝を曲げた方のお尻が持ち上がってきてしまう事のないようにしましょう。

 ここが硬いと膝のお皿の周りや足の付け根の痛みにつながってしまうので注意が必要です。

⑤ 股関節の捻り

 いわゆる横座りです。左右のお尻を両方とも地面につけていられれば合格です!右向き、左向き両方とも確認してくださいね。

 股関節の捻りが硬いとお尻が地面に付かず、上半身が傾いてしまいます。こうした方の場合、サービスやストロークでタメを作りにくい、腰や肩を痛めやすいというデメリットがあります。テニスをするうえで非常に大事な動きなので、できなかった方はぜひ、少しでもできるようにストレッチを頑張ってみてください。


⑥ 足首

 カカトを地面につけたまま、太ももがふくらはぎと付くまでしゃがんで5秒キープできれば合格です!

 画像のように後ろで手を組むのが難しいという方は手を前に伸ばしておこなってもOKです。足首やふくらはぎのケガはテニスプレーヤーにも多いので、出来なかった方は注意です。

全部できましたか?

 ここまで1人で簡単にできる柔軟性のチェックについてご紹介してきましたが、全部できたという方は素晴らしいです!その柔軟性を維持していってください。一方で何かできなかったものがあったり、全部できたものの左右で感覚が違ったりした方は、それを改善できるようにストレッチに取り組んでいきましょう!

 画像を見てお気づきの方もいるかと思いますが、私も身体が柔らかい方ではありません…。元々ひどい硬さで、少しずつストレッチしてようやくこの程度までならできるようになりました。身体が硬いとストレッチも億劫になってしまうかもしれませんが、大事なのは自分なりにできる範囲で取り組み続けることです。自分の身体とよく向き合って、ケガなくテニスを楽しんでいきましょう!

 最後まで読んでいただきありがとうございました!この記事が少しでも皆さんのテニスライフのお役に立つものであれば幸いです。

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