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2023年最後のランニング&筋トレ

夕方、今年最後のランニングに出かけた。
まずはウォーキングから始め、5分ぐらい歩いてからゆっくり走り出す。
家路を急ぐ人やランナーたちとぽつぽつすれ違う程度で、いつも子どもたちのにぎやかな声が聞こえる公園には誰一人いない。
大晦日だなぁと実感した。

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寒すぎず、快適なキリっとした空気の中を走りながら、今年6月に亡くなった母が生前よく言っていた言葉が頭に浮かんだ。

「人と自分を比べてあれこれ悩むほどもったいないことはないよ。一度きりの人生、時間を大事に使って、どんどんやりたいことをやりなさい」

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うつが絶不調で、他人と自分との比較地獄の中でもがいていた頃にそう言われたら、おそらく「ふん、そんなの綺麗ごとだよ。簡単に言わないで!」とキレていたと思う。

どん底期には、身近な人からかけられる励ましやいたわりの言葉にさえも苛立ち、何度か爆発した。「うつの苦しみを知らないくせに!」と。
今思えば実に申し訳ないことである。

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その後、うつが回復してくると、「そうは言ってもなかなかねぇ・・・」という思いがありながらも、母の言葉がすっと馴染むようになってきた。

他人との比較によって以前ほど苦しまなくなった理由は、ことさら考え方を変えようと努力したとか、認知行動療法などの心理ワークに取り組んだからというわけではない。

単に睡眠が改善して、体調が良くなったからだと思う。
睡眠効果、恐るべしである。
体調が回復すれば、思考も落ち着いてくる。
身体と精神のつながりは実に不思議だ。

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母自身はわりとおとなしいほうで、長年の慢性疾患もあって、アクティブに動き回ることはできなかった。
だからこそか、娘にはやりたいことをやってほしいと願ってくれていたようだった。
走りながら、ありがたい思いで暗い空を見上げた。
2024年は体調を見ながら、やりたいことに挑戦していこうと心に決めた。

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本日の走行距離は5.6km。そのうち3分の2はランニング、3分の1はウォーキングをした。
帰宅すると、続けて筋トレにとりかかった。
ランニングと筋トレ両方をやる日はなくて、今日が初めてだ。
最後の最後に、今年の頑張り納めである。

さすがに疲れて、途中で空腹になってバナナをむしゃむしゃ。
ランニングに出かける前にしっかり今川焼食べたのに(笑)

今年は筋トレを継続できるようになったことがうれしい。

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その後、お風呂から出て、紅白歌合戦を観ながら、父と2人の大晦日を過ごした。
「新しい学校のリーダーズ」が歌い踊る姿を見て、「近頃の若いグループはさっぱりわからんなぁ」と言うアラナイ(around 90歳)の父に、「この子たち最近大人気なのよ」と、ついこの間、YouTubeで知ったばかりのアラフィフ娘がドヤ顔で教える。
母のいない、静かな夜が更けていく。

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今年最も良かったことの1つは、noteを始めたことだ。
自分のうつ病をだいぶ落ち着いて考えられるようになってきて、それを文章化し、イラストも描きたいと思い、ごく自然にnoteという場所を選んだ。

他のnoter様たちの記事もいつも楽しみに読ませていただいて、共感したり、勉強になったり、くすっと笑ったり、心がいい感じに動いて、うつの症状にもいい効果をもたらしてくれていると感じる。

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2024年も引き続きよろしくお願いいたします。

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